たちげ品評会と読みます。
ご存じかも知れませんが、先日の園芸友の会例会で話題になりましたので、ちょっとご紹介を・・・。
立毛(たちげ)とは、三省堂大辞林で、「田畑で生育中の農作物。主として稲についていう。」とあり、
歴史民俗用語に区分されています。農作物、主として稲とありますが、麦や他の野菜、花き
などの植物に広く使われているようです。
で、品評会としては、ある場所に一堂に集めて審査員により優劣を判定するやり方の他に、
農作物がまだ田畑に植わっている(生育している)状態で、審査員がそれぞれの田畑などに
出向いて審査するやり方があり、この後者の品評会を「立毛品評会」というのです。
生育状態を広く見ることが出来るので、時間はかかるけれども信頼性は高い。
例会で話題になったのは、講師のK先生の記事にある実話が基になったのでした。
先生の記事。
「東京のある区で、立毛品評会の表彰式が行われた。生産者、関係者一同を前にして
区長さんは、「表彰状!」と読み上げた。
「○○殿、あなたは○○区立・・」一瞬詰まったが、「毛品評会において・・・」といった
本当の話がある。この新任間もない区長さん、農業のことはあまりご存じではなかった。」
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この他、立毛には次のような言葉があることが分かった。
「立毛差し押さえ」:小作料が滞納または不納のとき、その代償として地主が、刈り取る
前の小作地の稲を差し押さえること。
「立毛補償」:こちらは(りつもう補償)というらしい。 土地等の取得又は土地等の
使用に係る土地に農作物の立毛があるときに補償される事項であり、 対象になる作物は、
稲、麦、野菜等とされている。
もう一つ、立毛筋(りつもうきん)というのがあった。
皮膚の毛包から真皮へ斜めに走る平滑筋。寒さなどの刺激によって収縮すると毛が立ち、
鳥肌となる。起毛筋(きもうきん)。
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