松根油

　松根油っていっても今覚えている方は少ないと思う。石油の輸入量が不足し戦闘機に使うガソリンも例外ではなかった。そこで代用品（よく使われた言葉）として松根油の生産が始まった。松の根を炭窯のようなところに入れて蒸すと、どろどろした茶色の液体が出てくるのを今でも覚えている。あちこちで生産された。そのため、村では松の根を掘って供出させられた。暑い夏大人たちは大変だったと思う。敗戦とともに中止したが、、、、本当に飛行機それで飛んだのかなあ。