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景気はさておき、中国のお酒の爆買いは健在、のようです。ワインは?ウィスキーは?日本酒には?

2015-10-25 22:22:34 | 附属酒類経済研究所
                           
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ちょっと気取ってみましょう。


先般、ウオール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に掲載された記事です。



Sales of Luxury Alcohol Rising Again in China
-Shipments of French brandy to China jumped 42% in the first nine months of the year


中国で高級酒の需要が再び伸び始めた
-今年9月までのブランデーの輸出が142%にまで急増





と、英文の記事を引用しましたが、ウオール・ストリート・ジャーナルは日本版も出ています。
なので、こちらでも、日本語でもちゃんと記事になっています。


中国で高級アルコール販売に回復の兆し 若い層がけん引


フランスのコニャック業者団体BNICによると、今年1-9月期の中国向けコニャック出荷量は42%増加した。
(中略)
中国ではコニャックは高い地位を象徴する酒として官僚やビジネスマンの間で人気を集めていたが、政府の反汚職運動の影響で売り上げが低迷、販売業者や小売業者は在庫の山を抱えた。倹約を訴える習国家主席は官僚に対し、食事は質素にして酒は出すなと命じた。今では、積み上がった在庫は売り尽くされ、コニャックメーカーは出荷を再開しつつある。需要低迷はやっと底を打ったようだ。
LVMHでは第3四半期のコニャック出荷量が前年同期比12%増となり、コニャックは予想外に好調な売れ行きを示した。今月の中国の国慶節(建国記念日)に伴う大型連休中の売上増を期待して在庫を積み増したことが一因だったという。同社のジャン=ジャック・ギオニー最高財務責任者(CFO)は「市場が底を打ったことを示す明確な兆候がある」と述べた。
欧州連合(EU)の調査コンサルタント会社EU SMEセンターによると、今年の中国のワイン消費量は前年の15億8000万リットルより10%増えると予想されている。
コンサルタントらは、アルコールの売り上げを補っているのは若い消費者だと指摘する。ワインに関心をもっているのはいわゆる「一人っ子政策」の導入以降生まれた若い世代で、現在、30代に入りつつある。彼らは最高級のボルドーワインには手を伸ばさず、もっと控えめな価格のワインを選ぶ。クレディ・スイスによると、1980年以降に生まれた消費者が中国の消費全体に占める割合は現在の15%から2020年には35%にまで上昇すると予想されている。


一時、中国のボルドーワインの爆買いで相場が云々、となりましたが、その時は景気の減速に加え、ボルドーのマーケット自体が「金じゃあないよ」的な意気を見せ、なんとなく収まった、記憶もあります。


今回はどうなるのでしょうか。。。。。


(参考)ちなみに、この記事、サンケイもWSJの転載の形でネットニュースに取り上げています。
ただ、さすがサンケイ、タイトルは意地悪く「中国「高級酒がぶ飲み」再び ニューリッチ増で売り上げ回復」です。。。。


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