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うーん、悩ましい。
ちょっと前の週末、普段は滅多に行くことのない、池袋パルコのパルコ・ミュージアムに赴きました。
(数年前、池袋の西武デパートの上の方の階に行った際に、連絡通路から世界堂に行ったのが最後かも)
入り口
やっていた催しは、
こちら
I♥LOVE SAKE日本酒マニアック博 in 東京
です。
パルコのホームページではこう紹介されています。
本展覧会では、サブカルチャー視点で日本酒を掘り下げて発表する「Sake Pedia」や、「ワンカップ」でおなじみの大関株式会社とのコラボレーションによる展覧会限定の「クリエイターによるデザイン・ワンカップ」の展示・販売をはじめ、日本酒のキャラクター化プロジェクト「日本酒ものがたり」とのタイアップで著名作家陣が手がけた「日本酒をキャラクター化したイラスト」など、日本酒を題材にした二次創作作品を展示。その他、エッセイストで酒ジャーナリストでもある葉石かおりさん監修による、マニアックな視点でキュレーションした全国の地酒銘柄やユニークなご当地カップ酒なども多数展示します。有料でご入場の方には、日本酒または甘酒のちょこっと試飲カップをご提供。ほろ酔い気分で会場をご覧いただけます。また、会場内には、展示に関連する地酒銘柄を一部販売する他、お酒にまつわる雑貨などをお楽しみいただけるショップもオープンします。
まあここに書いてある通りなのですが、写真でご紹介しましょう。
入ったところでは、キラキラネーミングによるキュレーション。
「うっぷんばらし」とか「死神」とか。
そうかと思えば、蔵元さん等の写真展も
そう言えば、問屋仲間の小泉商店さんが「彼は寿司王子なんだ」と言ってました。
色々な地酒が紹介されています。
説明にもある「マニアックな視点でキュレーション」はそれなりに面白いのですが、誤解を恐れずに言えば「味などとは違う視点での」キュレーション、です。
例えば
ウチでもお取引させて頂いている、佐渡の真野鶴さん
ピンクのスタンドの試飲コーナーもありましたよ。
会場は、パルコという場所柄もあってか、若い女子率極めて高し、です。
ショップも
いや、面白かったです。
女子ほかの皆さんも興味深そうにご覧になっていて、日本酒ブームを感じましたが、個人的には同時に悩ましさを感じたのも事実。
酒造り以外でのマニアックさというのは、ある意味で誰でもできることですが、実際には酒造免許を持っている人しか参入できないので、競争の無い中のでマニアックになりがちで、「マニアックさの突き抜け感は今一つ、でしょうか」。
そんな狭い世界でマニアックさや、物語をことさらに競うというのは、酒ワールドへの入り口を広げるという意義はあるでしょうが、必ずしも健全な方向とは言えないと思います。
先般、真偽のほどは定かではありませんが酒造免許は持っているものの、実際には桶買いをしてきたお酒をあたかも自ら醸造しているかのように装い、加えてラベルやネーミングの奇抜さで売出し、流通も絶賛というお酒があるやに聞きました。
(もしこれが本当なら、一種の佐村河内さん、ですよね)
もちろん、繰り返しになりますが日本酒への関心を持ってもらう、という意義は大きいと思いますし、我々流通も、そういうスタンスを取っている部分も確かにあります。
ただ、こういう入口で入った人たち、一定数は結局違う世界のままな気もするし。
悩ましいですね。どう考えていきましょうか。
昨夜ご一緒した地酒流通の本家本元とも言えるIさん、今日この展覧会に行くと言っていましたが、どう思われるのでしょうか。今度お会いした時に聞いてみましょう。
#余談ですが、そんなIさんのお店で味わった十水などのお酒、どれも楽しかったです。CEL-24酵母の亀泉には驚きましたし(ワイングラスでおいしいでしょう!)、五橋の木桶仕込みのぬる燗は最高でした。
(こういうマニアックさがあってこそのその他のマニアックさだと思いますね。)
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