牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

「ルケ」で驚かせてしてやったり! 「ワイン部 リターンズ」

2017-05-31 14:58:39 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                           
                           【公式HPはこちら↑】





備忘録として、まずは記録、です。



昨夜19:00、軽子坂MNビルの通用口。


こちら


そう、「満員御礼」となった、「ワイン部」が開催されました。
タイトルに「リターンズ」とあるのは、深い意味はありませんが、半年ほどお休みしていたので、照れ隠しでそう名乗った)


その中で変わった(進化した)こととして、進行・説明の大部分を資格取得後1年を経て「こなれて」きた、ソムリエTさんにお願いしました。
(自分は、楽ちん、楽ちん)


大熱弁



今回は大きな流れと言うより、一つ一つ、あるいは二つとか、その都度「味わう」というスタイル。

早速セットリストを見ていきましょう。

Champagne Vessier Brut NV/フランス・ACシャンパーニュ
シャンパーニュヴェシェブリュット


⇒まずは「リターンズ」ということで、ソムリエTさん渾身の泡モノです。


次いで、「同じブドウですがブラインドで」と、2種類のリースリングを飲み比べ、です。

Alsace Riesling 2015 /フランス・ACアルザス
アルザスリースリング

Ars Vitis Riesling 2014 /ドイツ・QbAモーゼル
アルスヴィティスリースリング


⇒味はモーゼルの方が甘口なのですが、香りはアルザスの方が甘く香り立っていましたね。



いつものようにおつまみも出ましたよ。





後半は赤の呑み比べ

ラブレ・ロワ ボージョレ・ヌーボーTOMORROWLAND 2014/フランス・ACボージョレ

グランポレール 岡山マスカットベリーA 樽熟成/日本・岡山

Ruché di Castagnole Monferrato Bric dʼBianc 2014 /イタリア・DOCGピエモンテ
ルケディカスタニョーレモンフェッラートブリックビアンク


この3種、脈絡がないようですが、実は「スキンコンタクトなし」の「花や果実の香りがストレート系」のものをご案内。
また、「ルケ」は驚かせるために出しましたが、目論見通り、全員(ソムリエTさん含む)ビックリしていました。

してやったり、です。


そのあとで、ソムリエTさんの想いで「高級ワインを」ということで、アマローネ。

Amarone della Valpolicella 2012 /イタリア・DOCGヴェネト

これは正統的な意味で、皆さん「美味しい!」とお喜びでした。


最後はデザートワイン。


前回はポートで、Tさんからは「今回はシェリー」というお話もありましたが、そこは変化球、です。

サンデマン ファイン リッチ マディラ/ポルトガル・マデイラ

いやいや、なかなか美味しいマディラでした。


今回はソムリエTさんの熱のこもった説明が印象的でした(良かった、と思う)。

ただ、赤ワインに入ったところで「後半」と言いつつ、実際にはシャンパーニュで既に45分が経過、白を飲んだ段階では1時間15分経過(あの、終了までの予定時間が1時間30分、、、)。


20:30予定の終了時間も、終わってみれば21:15でした。
子供は眠い時間です。その意味では反省せねば。


しかし部員ご一同には、熱血指導についてきて頂き、しかも大変なご好評を賜り感謝、感謝、です。
(Tさんもお疲れさま!


さてさて、冒頭の写真にも出ていましたが、次回は「日本酒部」

写真ではまだ募集中!でしたが、ワイン部に初参加の女性2名がお帰りの際「日本酒部も!」とお申込み頂くなど、結局今朝までに満員御礼。


さっそく準備に入りましょう!!!




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続いていれば120周年!イトー靴店の革靴でワインのコルク栓を開ける?

2017-05-30 12:17:56 | 酒の道具など
                           
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おとなしい性格なので、交渉はしたくないし、足元も見られたくない、です。







いや、先週、本当に足元を見られたくない日がありました。


見られた



十数年前に購入した、当時愛用していた、京橋とか八重洲にあった「イトー靴店」のストレートチップの靴、です。
(イトー靴店さん、今は見かけませんね、、、、)


自分的にはお昼に何か違和感を感じていたのですが、、、、、、、


わかりますか?


いや、こんなことになっていたんです。





ほら


なんと!チップの縫い目が崩壊して破れてしまいました!!


名残惜しいですが、さすがにこれは修理は不可能でしょう。


そんな靴に第二の人生はないのかなぁ、と思い出したのが、一時話題になった?Youtubeの動画。

How to Open a Wine Bottle with a Shoe


読んで字のごとく、靴でワインの栓を開ける、というもの。
(さっき見たときは487,628回も再生されていました)


やり方は簡単。



ワインを靴にねじ込んで



その靴を壁に叩きつける


すると、あら不思議、、、、、



栓が抜けてくる



うーん、確かに抜けるようですが、そうまでして、という気もしますね。


ワインの栓抜きとしての第二の人生は見送りましょう。


これまで十数年間(以上かもしれない)、足元のおぼつかない自分を支えてくれてありがとうございました。


それにしてもイトー靴店さん、インソールには「1896」と書いてありますから、続いていれば120周年ですね(昨日話題にした、納戸町の升本さんと同世代!)。
本当に無くなってしまったのでしょうか。


いずれにせよ自分の手元には残る一足で最後になりますね。大切に履かなきゃ。




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どちらの升本さんですか?升本ますもとマスモトMASUMOTO

2017-05-29 12:18:50 | ご縁の会社・団体
                           
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今朝、メールをチェックしていたら、問屋のお仲間からこんなメールが入っていました。


昨日、テレビ朝日 夕方のニュース「酒税法改正」でビール値上がり関して「納戸町升本」さんが映ってました。
新宿 升本酒店と紹介されて~(後略)



納戸町升本さん、先般ご紹介したように、120周年となる本年、お店を建て替えられ、5月に新装開店と相成りました。

あの金看板もバッチリと出ていたそうです。いい記念になりましたね。



情報ありがとうございます!早速担当営業にも伝えておきます。


そんな納戸町の升本さんですが、正式名称はニュースでも紹介されたように、「升本酒店」です。
(より正確には、「合資会社 升本酒店」)


ウチは元々「揚場の升本」あるいは「升本本店(ほんだな)」と呼ばれていました。

そして「のれん分け」先の升本さん、普段は「虎ノ門さん」とかの地名、あるいは「○○さん」とか社長さんのお名前で呼んでいますが、正式名称や屋号はどういうのがあるのでしょうか。


現在、一番多いのは、「升本酒店」あるいは「升本商店」という名前。
(上掲した納戸町の升本さんなどですね)


また、単に「升本」という名前もありますね。西新宿の升本さんなどは「株式会社升本」


この「升本」をひらがなにした「ますもと」、あるいはカタカナにした「マスモト」もあります。
(ワイン「ヴァン・シュール・ヴァン」や居酒屋で有名な虎ノ門の升本さんも社名は「マスモト」です)


そして、升本に地名が付いたバージョンとしては「亀戸升本」さん。
(現在では酒屋さんではなく、割烹やお弁当で大成功)


また、人名がついたバージョンだと「升本小沢商店」さんなど(こちらは「孫のれん分け」で複数あり)。


升本+屋がついた「升本屋」さんも「孫のれん分け」で複数件ありますね。


加えて、「升」に一文字加えたもの。
「升吉」さんとか「升徳」さんとか、比較的古いのれん分け先に見られます。


チャートにしてみた。





いや、色々な升本さんがありますね。




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ある意味、究極のお酒の本かも。book of secret

2017-05-28 12:17:07 | 酒の本棚(書評?)
                           
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週末、日本橋のこちらへ。





Mのマークの輝くウチの新社屋、ではなく丸善、です。



用を足した後、古本(といったら叱られますね、古書、いや稀覯本です)のブースに寄ってみると、19世紀の世界航海記や17世紀の教会で使われた楽譜などにまじって、面白い本?がありました。


どれも商品ラベルには


(antique) book of secret

とあります。


book of secret って。直訳すると「秘密の本」。

普通なら「何の秘密だろう」って疑問に思うのですが、この場合は「百聞は一見にしかず」ですぐにわかりましたよ。


こちら


と、普段なら写真を掲げるところなのですが、明らかに撮影禁止の場所なので、写メは撮れませんでした。





それじゃあ、ネタにするのは難しいなぁ、と思っていたのですが、戻ってきてネットで探してみると、このブースの運営会社と思われる」丸善雄松堂さんの公式SNSに写真が出ていたので、それを拝借。


こちら


ここに写っている数冊の本、どれも「book of secret」なのですが、ちょっとよくわかりませんね。

少し拡大してみましょう。

ほら

そう、本の中がくり抜いてあって、そこに何かが隠せるようになっているのを「book of secret」と呼ぶようです。

実際においてあった3冊はどれも中にお酒とグラスが入るように細工されているもの。


書斎で隠れて!お酒を飲むとか、お酒を出すときのちょっとした演出に使うようです。


ネタとしても面白いなぁ、と思ったのですが、値札を見ると、86,400円とか、75,600円とかで、ハイ!失礼しました。


買えないとあれば、自分で作ってみようかなぁ、、、、、、

そこそこの厚みが必要ですから、少年ジャンプとかがよさそうです。

秘密の少年ジャンプ、です。



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土佐って土佐町?土佐市? 土佐の銘酒「桂月」@「上の神楽坂」のイベントです

2017-05-27 12:10:38 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                           
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そういえば先週の日曜、上の神楽坂「春の青空フェスタ」というイベントをやっていました。

※地元的には狭義の神楽坂は神楽坂下交差点から神楽坂上交差点の間で、その上、メトロ神楽坂駅までの間は「上の神楽坂」とか「神楽坂上の上」ですね。ただ、今は住所は神楽坂6丁目とかだし、ややこしい。


イベントでは、神楽坂エリアで最も新しい酒屋さんの一つ、ぼっちりやさんも出店を出していました。



こちら



このぼっちりやさん、高知専門の酒屋さんで、なかでも「酔鯨」に深いご縁があるのですが、この日は違う銘柄「桂月」の樽酒。



蔵元さんもいらしていました。
「桂月」は早明浦ダムのある土佐町という山あいの蔵元さん
※そういえば高知県には土佐市もあるけど、あちらは海岸沿いで、こちらは土佐町で山間部、「神楽坂」とは違うややこしさですね。


ですが、特に普通酒などで地元では絶大な人気(というかシェア)を得ているそうです。
「土佐鶴が巨人なら、桂月は阪神」という喩えをする人もいるそうです。


そう、日本酒ってそういうものだったんですよね。
いわば街のお豆腐屋さんとかパン屋さんとか。


それがメディアや流通の発達による「ソトのお酒」の侵入や、地方の人口減少もあり、地元だけでは厳しくなっているのが現状。


でも、野球も高度成長期の「巨人・大鵬・玉子焼き」(vs「阪神」)の時代を経て、それぞれの地元愛に回帰?していますから、「普通酒地元愛」の時代も再び来るかもしれませんね。


樽酒1杯300円を頂きながら、そんなことを考えました。


ちはみに店主さんの主義?で、樽香があまりキツつくならないように樽を開いて数時間で瓶詰したそうですが、確かに土佐の辛口の酒には、このくらいの樽香のノリのほうが良いかもしれませんね。



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高い日本酒を飲んでいるのはどこの県?

2017-05-26 12:54:19 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




高い日本酒を飲んでいる県は?
(答えを見る前に、1分、考えてください)





昨日、卸組合の会があったのですが、その席で、日本酒の単価が高くなった、という話題が出ていました。


要はパック酒が減って、純米酒などの特定名称酒が増えた、ということなのですが、それって実感としてはありますが、実態としてはどうなのでしょうか?



そんなことを考えながら、今朝、外出前に5分で整理可能なデータを探していたら、ちょっと違うのですが興味深いデータを見つけました。


各都道府県の日本酒の消費量ランキングです。
(正確には都道府県庁所在地都市・政令指定都市52市)

(単位:円)
1位:新潟市 11,472
2位:秋田市 10,210
3位:福島市 9,838
4位:金沢市 8,880
5位:盛岡市 8,659
6位:富山市 8,577
7位:仙台市 8,223
8位:松江市 7,961
9位:山形市 7,750
10位:長野市 7,629
・・・
・・・
51位鹿児島市 1,892
52位那覇市 1,031



出典は全国消費実態調査。

お上の統計調査ですからそれなりに信頼性はあるはずですし、データも「平成26年(2014年)~28年(2016年)平均」なので、ある程度の安定性もある(はず)。


新潟や秋田、福島といった日本酒の産地が消費額が多く、鹿児島、那覇が低いという、至極もっともな結果です。




で、上で「興味深い」と書いたのはこのデータではなく、これには「消費量」もついていること。

(単位:ml)
1位:新潟市 13,693
2位:秋田市 13,591
3位:福島市 11,756
4位:盛岡市 10,961
5位:富山市 10,194
6位:金沢市 9,850
7位:宇都宮市 9,438
8位:鳥取市 9,432
9位:岡山市 8,917
10位:長野市 8,773




この二つをエクセルで「ちょちょちょっと」割り算をすると、「単価」が出ますよね。


1mlあたり○○円と言っても実感が無いので、720ml(四合瓶)換算で整理し、ランキングにしてみました。

(単位:四合瓶換算の価格)
1位:松江市 786円
2位:川崎市 732円
3位:仙台市 706円
4位:佐賀市 704円
5位:奈良市 700円
6位:鹿児島市 692円
7位:山形市 681円
8位:水戸市 675円
9位:広島市 655円
10位:宮崎市 653円
・・・
・・・
・・・
51位:鳥取市 497円
52位:和歌山市 456円



1位は松江、最下位は和歌山。1.7倍もの差。ずいぶんあるもんなんですね。
(ちなみに、全国平均は597円、東京都区部は616円となっています)

金額の絶対値は、総じて低い(安い)気もしますが、同じお酒でも1升瓶で買う場合と720ml瓶で買う場合で単価が異なるという商慣習も影響してくるので確かなことを言うのは難しい。


ただ、この順位、業界の人でも絶対に当たらない気がする。


確かに統計的な事実ではあるのでしょうが、こうまで実感と異なるとなると、データの取り方(統計調査のやり方)に問題がある気もします。


これも近年言われている、統計改革に関係するのでしょうか。。。。。


今年の夏休みは某所のホームページ作成の予定なので、冬休みの宿題にしましょう。



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甘酒は夏の季語、焼き鳥は冬で、鯛焼きは?

2017-05-25 12:09:26 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




一昨日、そして昨日もネタとなった、焼き鳥屋さん探し。


「いや、食べログの写真にはエコ箸(塗り箸?)も出ている」という投げ文が入ったり、未だくすぶっているというか、燃料投下も続いていますが、昔のことは忘れて、前を向きましょう!



と、言いつつ、昨夜自宅で眺めていたのが、



こちら



「歳時記」です。手前から新潮、角川、平凡社の順。



昨日(あぁ、また後ろを振り返ってしまった!)、「焼き鳥は冬の季語」と書きましたが、他にも季語の季節と実感に??がある食べ物ってあるのかなぁ、と調べてみました。



いつだったか書いた、「甘酒は夏の季語」というのは、最近ではネタ的に良く使われるので案外知られるようになりました。


↑の記事を読み返すと、焼酎もまた夏の季語、です。持ちが良いからでしょうか?



夏と言えば「うなぎ」ですが、ニョロニョロつながりか「泥鰌(どじょう)鍋」も夏。


確かに入れ込みの座敷で「もうもう」と皆がどぜう鍋をつつく「駒形どぜう」は夏の風情ですね。
二階の階段から人が落ちてきた飯田屋(今は改装した?)さんは冬に燗酒を、という雰囲気ですが。


お魚つながりでは、「鮨(すし)」も夏の季語。

ただ、この場合の「すし」は、いわゆる「鮒ずし」みたいな、塩漬けにしたり、米漬け?にしたりの、(夏の)魚の保存法としてのもののようです。

なので、本来の字は「鮓」で、それ故歳時記によっては「鮓」の字(のみ)しか書いていない場合もありました。


夏が過ぎ、秋になると、お酒絡みでは「杉玉」「酒林」など、「新酒」の季節です。


そんな中、「古酒」というのも同じく秋の季語となっています。


恐らく、夏をこえた、とか、新酒が出たら昨年のモノは古酒、ということなのでしょうが、去年の新入生が上級生になる、ようなものなのでしょうか。


「ビールに枝豆」の枝豆は、ビール(夏)とは異なり秋の季語ですが、これは新暦旧暦のタイムラグによるものと思われます。


これもそうでしょうか。柚子湯は冬至ですが、柚子味噌は秋の季語でした。

目に名月 口(くち)柚子味噌で 喉(のど)新酒、などとすると、季語×3で叱られそうですね。


ついでに精が出そうな「とろろ汁」も、芋の季節ということか、夏ではなく秋の季語です。



で、冬の季語(新潮では「新年」まで組になっている)で、「ふーん」と思ったのは、「くじら汁」


クジラと言うと、子供のころの給食(そういう世代です)、遠足に持っていった大和煮の缶詰(大好物)です。
「くじら料理」としては、、学生時代に(何度か)行った渋谷109の「くじら屋(まだあるのかしら)」などが思い浮かびますが、「くじら汁」というのは、、、、、

薄ピンクというか、皮のついた脂身の薄切りが味噌汁に浮いているような印象がありますが、記憶はそれ以上にピンク色に霞んでいます。


調べてみると、函館では重要な正月料理なんですね(なので冬-新年の季語らしい)。


でも新潟では夏のスタミナ料理として珍重されているとも書かれていますし、いや、日本の食べ物の世界は深いです。




このネタもキリがなさそうなので、もう終わりにしますが、最後の季語は、




「鯛焼き」
(本来なら人形町の柳屋さんなど、老舗の写真を載せるべきかもしれませんが、ここでは神楽坂PORTAの人気店「くりこ庵」さんのもの。以前「酒粕あん鯛焼き」も作ってもらったし)



まあ、木枯らしの吹く中、紙で包まれた鯛焼きで手を温めつつかじる、という季節感ではあります。


それを知ってか知らずか、あの大ヒット曲「およげ!たいやきくん」のシングルの発売日は1975年12月25日だそうです(wikipedeiaによる)。







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ご存知でしたか? 焼き鳥は冬の季語、です。

2017-05-24 12:15:31 | 新川大神宮と新川
                           
                           【公式HPはこちら↑】






昨日、銀行さん関連の会があったのですが、飯田橋・神楽坂は出版・印刷の街だけあって、角川書店さんや新潮社などもいらしていました。


角川書店さんと新潮社さん、共に日本を代表する出版社ですが、俳句や短歌などについても双璧。


実際、自分の持っている「歳時記」もこの両社のものですが、どちらを見ても、焼き鳥は冬の季語、でした。

大靄に焼鳥の串落としけり
          -長谷川かな女









それはさておき、落第点を取ったあとの追試って、先生によって、同じ問題を出す人と違う問題を出す人がいますよね。





(再掲)


これが昨日、時間切れでお店の名前を当てられなかった焼き鳥屋さんの出題写真。




写真を頂いたのは右岸の旦那からですが、早速記事を御覧になったのか、左岸の旦那から「這ってでも帰れる」などの大きなヒントを頂きました。



同じ問題でしかもヒント付きですから、そりゃわかりましたよ。


「○り○ん」 です。
(待ち伏せストーカー対策のため、伏せておきます)


で、学力向上のためには振り返りも必要なので、昨日幾つか掲げたチェックポイントを確認してみましょう。


まず、お店自体は食べログ「日本橋エリア(ここには京橋や人形町、茅場町、八丁堀等も含みます)」に含まれていますので、正しいアプローチでした。


ただ、結果としてはもう一つ絞り込まれた「茅場町・八丁堀」でも良かったので、そうすれば「しらみつぶし」の効率が上がっていましたね。反省その一。


「喫煙可」はもちろん当っていましたが、これは当然のべし。嬉しくないです。



で、「しらみつぶし」のカギとして掲げた、お店の中の風景ですが、どうなのでしょう。


テーブル
(出題写真)




テーブル
(食べログ)

確かに似ている感じです。


また、「焼酎」は、「黄金安納」が映り込んでいましたが、、、、



出題写真


こちらは食べログのドリンクメニューには発見できませんでした。

ほら
(食べログ)


でも、水割り用の水筒は、同じもののようです。

これ
(食べログ)



そして、自信が確信に変わったのは、食べログの



この写真
(食べログ)


このピンク色の「メニュー」、出題写真の背後に写り込んでいるものと同一です。



ここまでは反省。



その上で、解せないことが一つ。


こちら
(出題写真)


そう、「お箸」です。

割りばしではない、ことに注目したのですが、食べログの写真を見ると


こうです

しっかりと割りばし立て


うーん、何故だろう。


仮説は3つ、

①食べログの写真はランチタイムのようなので、このお店、お昼は割りばし、夜はエコ箸と使い分けている。

②写真の旦那が環境意識が高く、マイ箸を持ち歩いている

③回答者を幻惑させるため、割りばしにタレを塗って黒く見せかけた



②はないでしょうから、①か③ですね。何かの機会に現地で確認してみましょう。



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知られざる神楽坂の有名な会社、、、、、、、帝拳ジムさん。

2017-05-23 13:02:31 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
                           【公式HPはこちら↑】





昔から神楽坂にあるのに、案外知られていない有名な会社(というのかなぁ)が、ボクシングの帝拳ジムさん。



昨日も、さる飲食ラウンジをのぞいたところ、会長さんが土曜日の村田諒太のWBA世界戦の件で記者さん達に囲まれて(怒って)いました。



昨夜のニュースでは、WBAの会長が再戦を望んでいるが、村田選手側が受けるかどうか不透明、と報じていました。



そんな状況ですが、こっちは挑戦を受けますよ!





昨日、送られてきた写真です。


近隣探索「焼き鳥食す会」 にご同伴賜り無事 「ネギま」 2本もクリアー !


自分は行っていない、飲み屋さんの風景。


文章は分かる人には分かるし、分からない人には分からないのですが、写真は「どーこだ」という謎かけあるいは挑戦と受け止めました。


ただいま12時45分、午後は銀行さん関連の会があり出てしまうので、15分一本勝負で場所を推理してみましょう。


第一のカギは、近隣探索「焼き鳥食す会」という表現。メールの主を考えると、日本橋エリアだと考えられます。

「食べログ」で日本橋エリアの「焼き鳥屋」を検索すると、126件、結構あります。
(もっと狭い「茅場町・八丁堀エリア」もあるのですが、そこだと確率70%くらいになりそう。日本橋でも90%くらいなのでしょうが、それより広くすると、探しきれない)


第二のカギは、99.9%以上の確率で、「喫煙可」の店であること。
ただ、これで絞り込んでも126件、、、、全部可?


第三のカギは、この写真の全体の雰囲気。
女子も見当たらないし、いわゆる高級店ではなさそうです。
だけど、激安のチェーン店でもなさそうなので、「予算」を「3,000~6,000円」として検索してみましょう。
これでも105件、先は遠い。


ここまでで5分が経過、残り10分。

検索条件での絞り込みはここまでにして、一軒一軒検討を加えましょう。


案外、食べログの情報(口コミ点数)とかも見ていそうなので、「夜のランキング」の上から見ていきます。

こちら

やきとり  宮川(茅場町)
鳥やき  宮川(東京)
茅場町鳥徳(茅場町)
とり健 本店(茅場町)


などと並んでいますが、チェックポイントは3点

その1:お酒




背後のメニューは見えないので、お酒を確認。
種子島酒造の芋焼酎「黄金安納」が見えます。
ただ、食べログのお店のトップページからもう一度クリックしないとメニューは分からないし、全てのお酒が載っているわけではないので、これは使えなさそう。撤退とします。


その2:店内の机と照明



このお店、いわゆる明朗会計の蛍光灯の明るい照明で、テーブルも昔ながらの白木系の組んであるもの。
ランキング上位の多くのお店は照明が暗めだったり、カウンター(のみ)だったり、洒落たテーブルだったり。


これはイケますね。トップページを見れば、ある程度判断可能です。


それでバッサバッサ除外していけるのですが、午後まであと5分と迫ってきました。とりあえずランキング上位40軒で打ち止めです。


その中で、ランキングの初めの「やきとり  宮川(茅場町)」など、数軒に絞られました。


残り時間はあと5分ですが、ここで内心秘密兵器と呼んでいる、絞り込み条件です。






そう、お箸、です。


このお店、割りばしではなく、洗って使いまわす、いわゆるエコ箸を使っています。


こういうお店は少数派なので、一気にゴールに辿りつくかも、、、、、、、、






ダメです。絞り込んだ店は全て割りばしでした。
(「やきとり  宮川(茅場町)」などは、机の様子はかなりそれっぽいのですが、、、、、)


うーん、ここで惜しくもゴング! 時間切れです。


最初の辺りでの絞り込み方針が間違っていたのでしょうか。


再度挑戦、、、、、はどうしましょうか。


さあ、午後です。お仕事です。



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10回目を迎え「お酒×大学」は曲がり角? 「大学は美味しい!」フェア@新宿タカシマヤ

2017-05-22 12:05:50 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
                           【公式HPはこちら↑】




「トウダイって簡単に行けるんだ」


「え?」


「あ、犬吠崎の灯台ね」



というのは古典的なギャグ?ですが、、、、、







昨年と全く同じパターンで、失意の中、新宿タカシマヤに。
(、、、、、指はさておき、譜面はちゃんと読み込んでいったつもりなんだけどなぁ)




その高島屋では、これまた昨年と同じく「大学は美味しい!」フェアをやっていました。





昨年の記事ではこんな感想をつぶやいていました。

色々お話を聞いてみると、初めに出てきた「大学生がコンセプトを考えた」ものが比較的多く(「shinden」や関西学院大のお嬢さんが考えた「大関100mlおみやげ三本セット」など)、酒米を大学の農場や学生さんの農業体験で造った(佛教大学「仏米!夢乃酒」など)というのがそれに次ぎ、本当の意味で大学で開発された、というものは少数派。
前回の記事(2009年ですから7年前)でも同じことを書いていますが、「学生」ではなく「大学」と名乗ったフェアなのですから、もうちょっと開発系が欲しい気もしますが、今回はさらに減っているようですね。
(大学に電通のパフォーマンスは期待できないし。。。。。。)


さて、今年はどうでしょう。


昨年、酔っぱらってご迷惑をかけたオジさんとかがいたのでしょうか(自分ではない)。

これまでとは異なり、今年はお酒を試飲させているブースはほとんどありませんでした。
(とは言え、神田外語大学では昨年同様出していたので、全面禁止ではないようですね)

その代りと言っては何ですが、「UNIVERSITY(ユニバーシティ)」と「BAR」をかけたのでしょうか、「酒ゆにBARしてぃ」なる有料試飲ブースで各大学のお酒を出していました。
(昨年もあったような気がしますが、、)




メニュー

上で触れた神田外語大のSHINDEN(「神田」の音読み、だそうです)や、2009年の記事で触れた岡山大の「おお岡大」などがありますが、全体として寂しい感じ。



大学でこういう取り組みが減ったのか、主催者側のコントロールが働いたのか、日本酒ブームで蔵元さんが忙しくなったのか、理由は定かではありませんが、 お酒のプレゼンスが弱くなるのは残念です。


その反面、(お酒に限らず)昨年感じた、「研究よりプロデュース・コマーシャル」という流れはより強くなりました。

一つの典型は

こちら

牡蠣と白ワインの写真をバックに東京大学と大きく出ています。近寄ると、

こんな企画


東京大学×ザ・カーブ・ド・オイスター


三崎の臨海実験所では牡蠣は取れないだろうし、もしかして津波で被災した大槌の研究施設のもの?
ならば是非応援
を、と聞いてみたのですが。。。。。


違いました。


なんでも、「バイオマス・ショア講座」という寄付講座で研究の題材としている「海洋深層水」で浄化された牡蠣をネタに、八重洲のオイスターバー「ザ・カーブ・ド・オイスター」がプロデュースした、らしい。

ただ、聞いた方によると、その寄付講座で海洋深層水での牡蠣の浄化を研究しているわけではなく、「海洋深層水つながり」というようです。


似たようなコラボ企画でも、「玉川大学×シニフィアン・シニフィエ」などは、農学部で有名な玉川大学が監修する「はちみつ」を使って世田谷の人気ベーカリーが焼きあげたクグロフやバゲット、「なるほど」ですが、この東大のケースはかなり意味不明です。


昨年は、研究開発からコンセプト・プロデュースに、という呟きでしたが、この東大の例は、はっきり言って「東大 × ○○」という冠だけな気がします。


まあ、寄付講座は冠講座と言いますから、その繋がりもあるでしょうが、「寄付講座が着目している海洋深層水」という関連レベルとは。。。
(ただし、お話しいただいた方は、東大でもなく、寄付講座の関係者でもなく、オイスターバー側で雇われたアルバイトさんらしいので、もしかしたらお互いの勘違いかも)



なら、「東大×灯台」で銚子のお醤油とお刺身、のほうが良いなぁ。





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千鳥足で日本酒道を行く。新潟大学は「日本酒学」を構築するようです。

2017-05-21 12:12:12 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】





少子高齢化・人口減少は、お酒のマーケットにとって大きな問題ですが、それと同じくらい影響を受けているのが大学など。



最近は社会に向けた発信も積極的に行っているようですが、これもその一環でしょうか。








新潟大学のホームページ(のニュースリリース)。


「日本酒学」の構築を目指して新潟県、新潟県酒造組合と連携協定を締結しました

本学は、醸造試験場を所管する新潟県及び新潟県酒造組合と、平成29年5月9日(火)新潟市内のホテルにおいて、日本酒に係る文化的・科学的な幅広い分野を網羅する学問分野「日本酒学」の構築について、国際的な拠点の形成とその発展に寄与することを目的として、連携協定を締結しました。


ホテルで発表会!ですよ。気合のほどが感じられますね。


協定では、日本酒に係る文化的・科学的要素を融合した学問分野「日本酒学」の構築を目指し、本学の教育・研究活動の成果を広く社会に還元することにより、新潟県の産業振興と新潟県を代表する地域ブランド品である新潟清酒の魅力向上に貢献することを目指すこととしています。


日本酒をはじめとする「醸造」の学問・研究については、全国蔵元さんの子弟が集まっている東京農業大学の醸造学科や、山梨大のワイン科学研究センターが既に有名ですね。


なので、恐らく欧米での「ワイン学(oenology)」をイメージしているのでしょう。




これは東大の坂口先生の「酒学」。


ただ、ワインが「ワイン・ラヴァ―(愛好家)」が「ワイン通」とかになり、周辺知識も含め総合化して「ワイン学」になるのかなぁ、という感じなのに対し、日本酒の場合、「日本酒好き」は「日本酒マニア・オタク」になり、その先は「通」と言うより「道」を究める「日本酒道」を行くイメージがあります。



御免!




「道」から「学」へ、、、、、、、、、、、、



まあ、このブログもある意味で日本酒ネタ満載ですが、「学」には程遠いのはもちろん、「道」というほどの気合はありません(ごめんなさい!)。


わが身を顧みても、人生千鳥足で、寄り道・回り道ばかり。


日本酒道は究められそうにありません。。。。。。


新潟大学さん、頑張って下さい!!!!
(あ、経済学部なども協力して「研究」もするようですが、くれぐれもこんなトンデモ経済研究はやめて下さいね)




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お酒に賞味期限はありません、が。。。。。。。

2017-05-20 12:12:12 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】



もうすぐ梅雨入り。

雨にも負けず、風にも負けず、ぬかるみでも足で稼ぐ営業のためにはそれなりの長靴も必要ですよね。



と、いうことで、評判の良いらしい「日本野鳥の会」の長靴の実物を見に、とあるセレクトショップ?に行った帰り、そのお店の別のフロアに寄ったところ、お酒の棚が。


こちら



ここはキッチン用品のフロア。

この店の業態から言ってもお酒を買おうと思ってくる人はまずいないはずなので、外国人観光客やキッチン女子が「Oh!ニッポンのサケ!」とか「カワイイ!」とかの需要狙いなのでしょう。

置いてあるお酒も、リキュールとかが多く、日本酒は最上段に300mlの小さい瓶が7種類7本並んでいるだけ。


ほら

一体どの位売れるものなのか。

「白鷹」もあったし、気になってついつい、職業病ともいえる「製造年月日チェック」をしちゃいました。


うーん。順不同で

2016年9月
2016年9月
2016年9月
2016年9月
2016年9月
2016年10月
2016年9月


でした。

それぞれどんなケース・ロットで入荷したのかは知りませんが、恐らく昨年秋に(一気に)入荷し、そのままになっているのではないでしょうか。


今後は、、、恐らく社内ルール的に「1年間で見切る」とか決まっていて、このまま今年の秋まで行って、また処分して新たな発注、とかなるような気がします。


南極の昭和基地に取り残された樺太犬のタロとジロと同じくらい、さびしい状況です。


だいたい、銘柄紹介はありませんし、よく見るとプライスカードすらありません。愛がありません。


今週の日曜だったか、「日本酒に賞味期限はありません」という秋田県の主張をご紹介しました。


タロ・ジロは秋田犬ではなく樺太犬ですが、秋田県もこんな売り方をされた上で返品されたらそりゃ一言言いたくなりますよね。



来月位、再度様子を見に行ってみましょう。




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お酒は?ちょっと嗜む(たしなむ)程度です。。。。。。。。。。

2017-05-19 11:15:08 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
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水野美紀水野真紀坂井真紀酒井美紀、、、、


皆さんキレイな女優さんですが、正直、顔と名前(というか名前自体)混乱しています。





こちらは(たぶん)水野美紀さん、なんとキンミヤ焼酎の金宮さんの清酒「宮の雪」のCMです。



まあ、夫人は私人であり公人ではなく、その私人のお供に公務員が私的時間に公費を使って同行する日本ですから、日本語って本当に難しい。



で、お得意先の消費者様向けホームページをパトロールしていたら、こんな表現がありました。


、、、、、、そんな新しい日本酒のたしなみ方を提案します。(略)


たしなみ方、、、、、たぶん、正しい表現だとは思うのですが、個人的にはちょっと引っかかりますね。


たしなみ方というのは嗜み方で、嗜む(たしなむ)、です。


良く似ているのは、たのしみ方(楽しみ方)ですが、何で引っかかるんだろう。


新明解国語辞典で調べてみた


【嗜む】
歌道を嗜む(趣味として学ぶ)
尺八を嗜む(好きで、習う)

と、まずは趣味として、みたいなものが並んでいます。まあ嗜好品の「嗜」ですし、好き、と近い字義ですね。


加えて、なんと! お酒を例に、2つの意味が示されていました。

酒を嗜む
(a)酒が好きで飲む、の上品な言い方
(b)つきあい程度に飲む



自分のお酒は(b)ですが、上掲したホームページでの表現は、(a)の系統になるのでしょうか。
でも、やはりどうもしっくりきません、というか、「新しい日本のたのしみ方を提案」の方がクリアですよね。



このホームページ(あ、お客様なのでホームページ「さん」ですね)、商品宣伝の部分の日本語などに関し、「引っかかる」表現が少なくありません。


それもあり、定期的にパトロールし、ウチ関連の商品で明らかに違う場合はご担当にはご指摘させて頂く場合もあるのですが、ちょっと女子高生的に「語感」「雰囲気」で突っ走っている部分も感じてしまいます。

ちょっと系統は違いますが、「ブルゴーニュ地方の肥沃な大地の恵みを受けた白ワイン」という、違和感ある表現なども散見されます。
(ワインってどちらかと言うと痩せた土地)。


以前ご指摘させて頂いた際は「消費者にはキャッチーなので」というお話でしたが、キャッチーなだけに、これを御覧になった消費者の方の頭の中にそんな日本語がインプットされていって、となると、ますます違和感のある世界に、、、、ちょっと困るなぁ。。。。。


まあ、難しいことは言わず、嗜め楽しめ、とたしなめられそうですが、、、、、。



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業務連絡と言うか、修正です。哀れ新川、瓦礫で埋まる。

2017-05-18 12:21:06 | 新川大神宮と新川
                           
                           【公式HPはこちら↑】





昨日は午前、午後と二回も業界関係の所用で新川(茅場町)に赴きました。




帰り道、駅の切符売り場で一日パス(24時間券)と言うのがあると知り、値段を見たら、600円。






飯田橋-茅場町は片道170円ですから、2往復で680円


80円も損したなんて、ちょっとショックですね(ケチ!)。
(と、いうか、一日券というの、旅行気分で一回使ってみたいです)


さて、そんな訳で昨日は新川在住在勤の方々ともお会いしたのですが、かけられた言葉が



見たよ。新川って、あんな小川みたいな川だったのか。



あ、一昨日の記事を見て頂いたようですね。



御覧になったのは、この写真でしょうか。



こちら



すいません、文章が舌足らずでした。


上の写真が撮られたのは昭和23(1948)年。
古来伝わる新川縁起によれば埋め立てが始まった年です。


写真が撮られた月日は不明ですが、記事でご紹介した右岸の旦那はクール・ビズのワイシャツ姿でしたから、5~9月の間と推定されます。
(まあ、当時クール・ビズをやっていれば、ですが)


川の雰囲気を見ても、恐らく既に埋め立てが始まっていたと考えられます。


その辺り、ちゃんと書くべきでした。


で、罪滅ぼしに、もう一つ写真を見つけたので、ご覧下さい。


こちら



そう、翌年の昭和24(1949)年に撮られた写真です。


左側のムシロのようなもので四角く囲われた部分や、右端の家屋など、周囲の風景から、ほぼ同じ場所(少し引いて撮っている)ですが、川はガレキのようなもので完全に埋め立てられています。



哀れ新川、瓦礫で埋まる、です。
(死体を埋めたら、完全犯罪)



新川には埋蔵金が、という話題を以前ご紹介しましたが、ここはお宝は出ない、だろうなぁ。。。





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冷害で酒米が不作で、日本酒の生産が半減!てなことは聞きません。

2017-05-17 12:12:12 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
                           【公式HPはこちら↑】





一昨日は地球温暖化の影響で日本のワインが多彩に、という、10年前の日経の記事をご紹介しました。



そして昨日は右岸の旦那と左岸のムッシュの緩い話、今朝のテレビは眞子さまの婚約とほんわかムード、ほんわかモードになっていますが、10日ちょっと前、海の向こう、フランス・ボルドーでは大変なことになっていたようです。







写真は古来より新川大神宮に伝わる火祭り、ではなく、4/27早朝のボルドーのブドウ畑。

気温が氷点下まで下がる中、畑では火が焚かれ、大型の送風機とヘリコプターの翼が(地面にたまった)寒気を追い出す様子、です。


ブルームバーグによれば


こう


フランストップのブドウ産地がここ数十年で最大の損失を被った


フランスを襲ったこの冷害(霜害/凍害)で、ボルドーでは1991年以降で最悪の被害で、シャンパーニュやブルゴーニュのブドウ産地では2年連続の被害だとか、かなり厳しい状況のようです。



実はこの記事でも一昨日と同じ地球温暖化に触れていますが、ブドウの成熟や収穫が早まる一方で、フランスでは凍害・霜害が相変わらず脅威となっているようで、特に今年は(春の暖かさで?)早くにブドウの花蕾が付いたため、そのリスクは深刻だった、ということです。



今回の被害、数字で見ると「ボルドーの最大60%が霜害に」とか「今年のボルドーワインの生産量は最大40%減少」とか「ボルドーでの生産減は(例年の35-40億ユーロに対し)10億ユーロ」とか、かなり厳しい。


翻って日本酒に照らした場合、「冷害でコメが被害を受けて」というのは耳にしますが、「日本酒の生産が4割減った」なんてことはまず聞きませんよ。


歴史的なコメ生産への気合の入り方と、農産物というよりコメを原料とした伝統工芸のような日本酒造りなど、やはりここにもワインと日本酒の本質的な違いを感じました。



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