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クラスに自分と同じ誕生日の人がいる確率は?
クラスの人数をn人とすると、クラス全員が『自分とは異なる誕生日ではない』確率の反対なので、
1-(364/365)^n
となりますね。
nに数字を入れてみると、40人クラスで10.4%、30人クラスで7.9%。
30人クラスでの7.9%というのは、12回に1回ですから、小学校から高校までの12年間で1回は、クラスに同じ誕生日の人がいたことになります。
(ただ、中学とか高校で誕生日が話題になったことはあまりない気もする)
いやぁ、確率って、奥が深い。
(なんのこっちゃ)
で、昨日、営業さんからこんな資料が回ってきました。
こちら
ボケボケになっていますが、ワインのインポーターさんからの「調査報告書」です。
中身はウチ運営のインテリジェントロビー・ルコで発生したワインの劣化「ブショネ」に関するもの。
「確かにブショネでした。考えられる理由としては~」というものなのですが、気になったのはこんなくだり。
ブショネはコルク樫の樹皮を原料とした天然コルクが栓として使用されているワインに見られることが多く、12本中1本の確率で発生するとも言われています。
(中略)
前述のとおり、天然コルクを栓に使用したワインは12本に1本の確率でブショネが発生するとも言われ、
「12本に1本の確率で発生」というのを繰り返し言っています。
「12本に1本の確率」と言えば、冒頭で試算したように、30人クラスで自分と同じ誕生日の人がいる確率。
誕生日はさておき、ブショネに関しては「そんなにあるんだ」というのが実感。
で、この確率って、根拠があるのか、ネットで検索してみました。
(いずれも本日6/21の12:00~12:20の閲覧結果です)
ブショネに当たる率はチョコボールの金のエンゼルに当たるくらいの確率ですが以前からコルク会社や蔵元たちは試行錯誤を繰り返してきました。
実はワインは統計上100本中3本~7本程度は傷んでいるそうだ。月に400本開く店なら最低でも10本以上やられていると見てほぼ間違いなし。
コルク使用の全てのワインに発生の可能性あり。だいたい5%ほどがブショネというデータもあり。
ただ品質の悪いコルクからはブショネが出やすいので、全てのワインに同確率で発生するというより、特定の銘柄に偏ることが多い。
諸説あり、過去にきいたことのある話では100本に1本とか50本に1本とか5%とか様々。(ちなみにスクリューキャップ・樹脂コルクでは発生しません。)
現在では、コルクの洗浄技術の向上やスクリューキャップの普及などにより、ブショネの発生率は減少しつつあると言われていますが、依然100本に数本程度の確率で発生しています。
その確率は3~5%と言う専門家もいます。さすがに「20本に1本」は言い過ぎですが、ワイン生産者にとっては丹精を込めて作ったワインを台無しにしてしまうため、大きな問題となっています。
フランス産のワインにおけるブショネの発生確率は、統計上は全体の5%前後という報告がございます。生産者が当店へワインを出荷する際にも、ブショネのチェックは実施されておりますが、完全に防ぐことは困難です。
ブショネの確率はワイナリーにより様々ですが、ある調査では、12本に1本はブショネであるという報告もなされています。
現在は、原因とされるコルクの洗浄技術の向上や、色々な工夫が施されその確率 は減少しつつあるものの、依然3%程度の汚染率で発生すると言われています。
ブショネの確率はワイナリーにより様々ですが、統計上では全体の5%前後のワインがブショネであるという報告がなされております。
ただ最近は技術の向上によりブショネも減ってきています。ブショネに当たる確率は5パーセント前後と言われています。
もう一つは“ブショネ”と呼ばれるコルク臭の問題です。 TCA(2,4,6-trichloroanisole:トリクロロアニソール)と呼ばれる物質が原因で、3%~7%くらいの確率でワインに不快なにおいを発生させてしまいます。製造側にとっては大問題です。 (ただブショネの90%は気づかれずに飲んでいるという説もあります。)
ワインと切り離すことができないコルクですが、1 つだけ問題があります。それは、ブショネと呼ばれるカビ臭が稀にワインに付着する現象が起きてしまうことです。その確率は 3 ~ 5%と言う専門家もいます。さすがに「20
本に 1 本」は言い過ぎですが、ワイン生産者にとっては丹精を込めて作ったワインを台無しにしてしまうため、大きな問題となっています
ふーん。
最初のチョコボールの金のエンゼル、とあるブログでの実践によれば1000箱に1枚と言うことですから0.1%。
恐らくこれが最低で、100本に1本(=1%)とか、3%とか5%とか7%とかの数字が多いようです。
インポーターさんの報告書の「12本に1本」は8%強ですから、大き目ですが、「天然コルク」に限っていますので、まあこんなところなのでしょう。
さらに考えてみると、実際には「発生確率」×「それに気が付く可能性(確率)」が観測される確率ですから、現実は複雑なのでしょう。
ただ、これらを見ていて一番感じたのは、「~と言われている」という間接表現が多く、また、ほぼ同じ文章(=パクリ)というのも散見されます。
素人の雑談ブログならさておき、例示したもののほとんどはワインの通販サイトだったり販売店の公式ブログだったりワイン専門家のブログだったりです。
つまりブショネについて裏取りも検証もなしに確率を語っている。
日本酒(流通)から見て「ワインの世界ってススんでいるなぁ」と思っていましたが、これって何ですか?
特にインポーターさんや販売店さんなどでしたら、ちゃんと統計をとれるはずですし、上記の変動要因等も一定の仮定を置けば整理可能なのですから、それに基づいて議論すべきでしょう。
それもせずにコピペとかで「ブショネは一定確率であるのだから」とは、、、、、、、
ちょっと気持ち悪くなってきた。
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