牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

金升酒造「初花」試飲販売(催事等ご案内)

2007-09-29 10:56:05 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
池袋三越さんが続きます。今度は金升。

池袋店が開店して50周年とのこと。
その記念催事に新潟は金升酒造「初花」をご提供。

大吟醸、吟醸、純米などのラインナップに加え、季節の「ひやおろし」や7年古酒、紅麹で仕込まれた「あかい酒」等、さまざまなお酒が揃いました。

今回は地下の酒売り場ではなく、7階催事場での開催。
お待ちしております。


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燗酒の季節

2007-09-28 11:38:47 | 酒の情報(酒エトセトラ)
燗酒の季節です。

昨夜は満月。ちなみに、仲秋の名月は25日でした。
満月と仲秋の名月の違いは?とか、燗酒のシーズンは重陽の節句から桃の節句までなんだよ、とか、トリビアルな話は抜きにして、燗酒が似合う季節を楽しみましょう。

ただ、トリビアルな知識にも面白いものが。
例えば、燗酒の歴史ですが、平安時代の延喜式にまで遡る、という話。
そして、白居易(白楽天)の「林間煖酒焼紅葉」という漢詩が和漢朗詠集に入っているとのこと。
白居易は日本で言えば平安初期、和漢朗詠集は平安末期ですから、この頃には和漢両方で燗酒を楽しんでいたということになります。

そういえば、白居易が楽しんだのはあちらの黄酒だと思います。
平安の貴族達がこの白居易の漢詩を見たとき、何を思ったのでしょう。
恐らく誰かは「この『酒』って、何?」と思ったのではないでしょうか。

満月を見ながら、思いました。


--画像は白居易

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三越本店お酒売場・今度こそ本当のリニューアルオープン

2007-09-27 09:05:44 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
去る9月25日(火)三越さんの本店の酒売り場がリニューアルオープン致しました。

一年以上も前から、バリアフリー等の工事で地下の売り場は移転、移転で、迷っているお婆さんを見かけたことも数知れず。
酒売り場もその例に漏れず、ちょっと前などは新館での営業でしたし、直前は工事現場の壁前の鰻の寝床的な売り場でしたが、このたび、以前からの場所でのグランドオープンです。

弊社からの「白鷹」さんをはじめ、厳選された銘酒がゆったりと並んでいます。
試飲の棚も。

「酒という文化を提案する」売り場になりました。

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ひやおろし、出します(飲食部門の宣伝)

2007-09-26 10:32:32 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
白鷹さんのひやおろし、先週入荷致しました。
今年は特に燗向きかな、という印象です。

と、いうわけで、ちょっと宣伝です。

百聞は一飲にしかず。弊社が運営を受託しているラウンジ「インテリジェント・ロビー ルコ」で期間限定でお出しすることに致しました。
価格は未定ですが、お安くなると思います。是非!
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日本のぶどう、日本のワインpart2(酒の紹介)

2007-09-25 10:37:21 | 酒のご紹介
シャトー・メルシャン ジェイ・フィーヌ(J-fine)メルロー&マスカット・ベリーA2005

先日感心したメルシャンの日本のぶどうシリーズ、ジェイ・フィーヌ。
昨夜はこのラインの赤ワインを飲みました。
塩尻のメルロー55%、山梨のマスカット・ベリーA45%ということです。

マスカット・ベリーAの特徴をちゃんと理解していないのですが、恐らくマスカット・ベリーAの影響でしょう。
メルローの滑らかさがさらに滑らかになっています。
そして甘くはないけれどイチゴジャムの香りと、フレッシュな酸味。

お醤油味や甘辛味ともよく合いそう。
味わいは全然違うけれど、ゲヴルツと同じような合わせかたができるかな?とも思いました。

希望小売価格は1,507円。
前回のシャルドネ&甲州同様、これもイケます。
まだ他にもあるようですので、次回に。

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季節の酒、日本酒

2007-09-24 10:35:27 | その他
昨夕は秋刀魚。

身内の自宅の庭で、秋刀魚を焼きました。
カナダの松茸も一緒です。

お供はちょっと冷やした「白鷹 ひやおろし」。

日本酒の素敵なところは、季節の酒、であること。
新酒、ひやおろし、等々の季節毎の味わい・商品はもとより、
冷や、燗酒と飲み方もさまざまです。

春は、あけぼの/夏は、夜/秋は、夕暮/冬は、つとめて

清少納言ではありませんが、それぞれに語る、ことができそうです。

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9月22日(土)は営業致します。

2007-09-22 10:40:24 | その他
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味わいチャートのx軸、y軸

2007-09-21 10:59:28 | 酒の情報(酒エトセトラ)
酒の味わいの違いをどう表現するか。

例えば日本酒の場合、純米とか吟醸とかのジャンルや、酵母や造り(速醸とか生もととか)の違いで大まかな味わいを想像できます。
また、日本酒度とか酸度とかの数値でも想像がつきますが、上記ともども、「分かる人が見ないと分からない」という表現方法でしょう。

そこで出てくるのが、「味わいチャート」。
特定のものがあるわけではありませんが、示した画像のように、x軸、y軸のグラフの上に、それぞれの酒の「位置」を示すもの。
この例(酒造組合中央会)では、x軸は「味が濃醇⇔味が若々しい」、y軸は「香りが高い⇔香りが穏やか」みたいな区分になっています。

客観性と、見る人にとってのわかりやすさ。
x軸、y軸、どんな区分がよいのでしょう。

これから、いろいろ探してみようと思います。

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美食楽酔「飲めば天国」(酒の本棚)

2007-09-20 09:16:38 | 酒の本棚(書評?)
書誌情報です。

「世界の名酒事典」編集部編(2006):美食楽酔「飲めば天国」、講談社、275p.

酒に関するエッセイや対談、鼎談集。
何でも、「世界の名酒事典」に掲載された文章から15編を選んだものという。

書き手(語り手、飲み手)は阿川弘之、開高健、丸谷才一、埴谷雄高、吉行淳之介、遠藤周作など、(故人も含め)元気なおじいさんたち。
古いといえば古い内容だし、飲み屋でのおじさん達の議論のように、「本当は違うよ!」という中身もあるが、最近のやけに細かい、そして楽屋落ち的な薀蓄に比べ、酒の楽しさが伝わってくる。

いまや貴重な酒の雑論、といえましょう。
これでも昨年の刊。出版社もなかなかやりますね。

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新顔ベルギービール

2007-09-19 14:42:01 | 酒のご紹介
好評裏に終了した松屋銀座のベルギービールフェア。

ちょっと覗きに行ったのですが、品薄のヒューガルテンは遠慮し、新顔のビールがあったので購入。
Margriet(マルグリート)というビールです。
マルグリートはマキシミリアン皇帝の娘で、16世紀初頭、醸造所Het Anker(ヘット アンケル)の位置するメッヘレンを統治した女性。

麦芽やホップに加え、オレンジピールやコリアンダー、ローズボタン等が使われており、スパイシーかつ香り高い苦味を備えた、白濁のブロンド。

330ml、アルコール度数は6.5%。
定番なのかどうか定かではありませんが、結構伸びるのでは?
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白鷹ひやおろし等試飲販売@松屋銀座(催事等案内)

2007-09-18 10:19:06 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
伊勢神宮の御料酒として知られる「白鷹」
久々の銀座での試飲販売です。


先週、商品紹介でご案内致しました「ひやおろし」をはじめとする灘の「白鷹」の試飲販売を松屋銀座店で展開いたします。

明日19日(水)から25日(火)までの一週間。
秋の夜長にひやおろし、いかがでしょうか。
(担当:関本)

<おかげさまで前年を上回る実績で終了致しました。ありがとうございました!!>

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伊那谷・仙醸さん試飲販売@三越池袋店(催事等案内)

2007-09-17 10:49:42 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
本日敬老の日は休業日ですが、明日からの試飲会情報をご案内致します。

長野県は伊那谷、高遠町(現:伊那市)の蔵元さん「仙醸」。
弊社の位置する新宿区と高遠町とが友好都市であることからご縁ができました。

今回は池袋三越さんで試飲販売を展開いたします。
伊那谷の定番とも言える「黒松仙醸」に加え、信州産酒造好適米「ひとごこち」を使用した新ブランド「仙人蔵シリーズ」や、古酒等、勢ぞろい。
能書きよりも味見して、というのが試飲販売の醍醐味です。

明日9月18日(火)より開催です。
(担当:関本)

<蔵元の若旦那にもおいで頂くなど、皆様のご協力で無事終了致しました。感謝!>


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ベルギービール@新宿十二社熊野神社例大祭

2007-09-15 09:40:10 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
豊穣の秋です。

いま、新宿の十二社熊野神社では例大祭の最中。
弊社お得意先の新宿ルミネエストB1のOsakayaさんも出店しています。

名付けて「Osakaya's Bar」。
メニューはベルギービールをはじめとする樽生ビール&ビール&グラスワイン、ということです。
場所は新宿東口中央通り、本日15日(土)、明日16日(日)の2日間、開店時間は午後1時から午後8時です。

<無事終了いたしました。ありがとうございました。>

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精米歩合90%の酒

2007-09-14 15:02:38 | 酒の情報(酒エトセトラ)
商売柄、デパートで試飲会とかを見ると、つい足を止めてしまいます。
最近、続けざまに出会ったのが、タイトルにもある、精米歩合の低いお酒。

ここで「低い」というのはあまり精米していない、という意味です。
(敢えて定義するのは、逆に捉える場合も多々あるから。私はこれでイメージしてます)
吟醸酒は60%以下、大吟醸は50%以下の精米歩合で、最近では30%台を売りにするものも少なくありません。
これに対し、精米歩合の「低い」お酒は80~90%とか。
どれも「精米技術の低かった昔の味を現代の技術で再現」的なアピールをしています。
さて、実際のお味は、、、

3回ほど機会があったのですが、それぞれ。
(結果的に悪口なので、銘柄は伏せます)

A:純米吟醸・速醸
 この蔵のレギュラーの酒は淡麗辛口。この酒に関しては、濃醇辛口に仕上がっている。雑味というより渋みが強い。堅焼の煎餅をかじった後のような余韻。ボーっと飲むのには面白いかもしれないが、300ml瓶でももてあますかも。

B:純米・速醸
 一般に、精米歩合が低いと「雑味が出る」と言われるのですが、その見本のようなお酒。また、もとのお酒が酸と甘みが強いのでしょうか。それを避けようと加水を多くしたのか、度数も低く、酸は和らいでいるものの、薄甘味と、和らいでいない雑味。これはこの蔵全体の問題かもしれないが、厳しい。商品として出してよいのだろうか?

C:純米・生もと
 この蔵のメインが生もと造りかどうかを聞くのを忘れたので定かではないが、「昔の製法(生もと造り)を」という話があったので、精米歩合90%に併せて採用したのかもしれない。濃醇甘口、度数も高め。ガツンとくる感じで、そう飲めないが、「昔」イメージには合致。おみやげ物として売れそう?


ものすごく精米した(例えば15%とか)お酒とか、全然知らない酵母とか、技術開発(あるいは蔵元の遊び心)という分野での商品だとは思うのですが、その中では少し筋悪かもしれません。
正直、広くいろんな蔵元が試す、というものではないでしょう。

確かなことは、現代の酒はうまい、ということでしょうか。


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灘の白鷹「ひやおろし2007」のご案内(酒の紹介)

2007-09-13 14:45:14 | 酒のご紹介
「ひやおろし」ってご存知ですか?

冬から春先までに搾られた新酒が蔵内でひと夏を経て熟成し、まろみをおびた灘の
生一本が秋を迎え外気と同温程度に冷めた頃、瓶詰めして出荷する、伝統の製法です。

灘の白鷹「ひやおろし」は、灘伝統の生酛造り・宮水・山田錦100%使用。
濃醇辛口のこだわりの逸品です。

受注時に引き続き、再度のお知らせ。
いよいよ来週出荷!!!

特別純米 ひやおろし 0.72L 希望小売価格1,200円

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