牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

ブレイクの予感・シャトー・ミラヴァル(Château Miraval)

2008-05-31 11:09:10 | 酒の情報(酒エトセトラ)
昨日5月30日は、弊社2008年3月期の株主総会が開催されました。

総会屋さんの心配は無かったとは言え、朝から社員総出で会場の設営です、、、、、、






んな訳ありません
。これは別の会社。弊社はインテリジェントロビー・ルコでこぢんまりと開催。


総会屋さんが乱入することもなく、無事終了。
お昼に席に戻り、ほっと一息。お茶を飲みながらサッカー関連のサイトを眺めていたらこんな記事が。

Victoria Beckham's vineyard
30-05-2008 12:30

David Beckham has bought his wife Victoria a vineyard for her birthday.
ベッカムが、妻のヴィクトリア(元スパイス・ガールズ、ですね)の誕生日にワイン畑をプレゼント


さすがベッカム、スケールが違います。
で、どこのワイン畑かな?と思ったら、

The vineyard is located in the Napa Valley, approximately an hour flight from the couple's Los Angeles home.

カリフォルニアの名醸地、ナパ・バレーだそうです。「住まいのロスアンジェルスから飛行機で一時間ほど」というのがアメリカらしいというか、自家用飛行機を持っている(のかな?)スーパースターらしいというか。

いずれベッカム印のワインも出るのでしょうか?大ブレイクするんだろうなぁ。


酒ブログでもブレイクなるか?神楽坂涵清閣の今日のランキングは?


さて、こちらもセレブ系でブレイク、あるいは少なくとも検索キーワードの上位に上りそうなワインです。


シャトー・ミラヴァル(Chateau Miraval)

南フランスはプロヴァンスのシャトーです。

シャトーのホームページによると、
 COTES DE PROVENCEの白・ロゼ・赤、
 COTEAUX VAROISの白
のラインナップがあるそうです。

なぜブレイクしそうなのか?

実は、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが、住むためにこのシャトーを3年間借りる契約を結んだのです。

ネットからの引用によれば、
「17世紀に建てられた城で、敷地は400ヘクタール。森やブドウ畑、オリーブ畑に湖もあり、パパラッチをシャットアウトして静かに暮せる環境が整っている。ベッドルームは35室、屋内外にそれぞれプールがあり、ジムやサウナなども完備したこの城の持ち主はアメリカ人で、『シャトー・ミラヴァル』は彼の作っているワインの名前でもある。近隣にはジョニー・デップ&ヴァネッサ・パラディ、デヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻の住まいもある。フランス滞在の意向が報じられてから、いろいろな地域が候補に挙げられていたが、熟考の末にブランジェリーナは最高の物件と巡り会ったようだ。」
とのこと。
(ここにもベッカムの名前が出てきましたね)

こんなところ、らしいです。


うーん。うらやましい。


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パラパラからミシュランへ

2008-05-30 09:55:52 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
昨日の「カマス料理へ挑戦」で、「(カマス)光ってます。サバ系?」と書いたら、身内からクレームが入りました。

「カマスがサバ系だと? アホと思われるんちゃう?」だそうです。


で、一応調べてみました。
生物の一般的な分類では、綱・目・科・属・種と分類して行きます。
人間の場合、サル目(霊長目)ヒト科ヒト属(ホモ)ヒト種(サピエンス)、です。

この分類法で、
カマスは、硬骨魚綱・スズキ目・サバ亜目カマス科
サバは、硬骨魚綱・スズキ目・サバ亜目サバ科

ですから、亜目レベルまで一緒。当たらずといえども遠からずといったところでしょうか。
(ちなみに、サバ亜目には、サバ科、カマス科、タチウオ科、クロタチカマス科の4つの科が属しています)

ただ、亜目レベルで一緒、だと、オランウータンもヒトも真猿亜目で一緒ですから、一緒にしていいのか悪いのか、、、、。


さて、もう一つ、昨日のお話。
昨夕、先日94歳で亡くなられた熊谷新さんの「お別れの会」が神楽坂のレストラン「ラリアンス」で行われました。

熊谷さんはその「ラリアンス」やその開店前に立地していたディスコ「TwinStar」などを経営する熊谷興業株式会社の取締役会長にして創業者。


業態は違えども、地域つながりもあり、息子さんを伴われて事業の件で弊社先代会長を訪ねて来られたこともあります。

御礼には「故人は時代が求めたサービスを事業化した革新的な経営者でした」「(私は)故人を事業家の師匠を仰ぎ、その経験が現在の基礎になりました」と綴られていました。

TwinStarは開店時期としては早くなく、老舗ではありませんが見事なプロデュースでパラパラの総本山として全国に名を馳せましたし、その後身とも言えるラリアンスはミシュランの星が付くまでのレストランになりました。
また、息子さんの興されたインタネット関連会社「GMOインターネット」は東証一部上場
まさに故人のDNAの賜物なのでしょう。

TwinStar、5年ほど前に閉店となりましたが、その看板は今でも健在。JR飯田橋駅東口からの景観のポイントとなっています。


謹んでご冥福をお祈り致します。


さて、最後にちょっと今日のネタ。

インテリジェントロビー・ルコの本日の日替わりランチ・メニューです。


お魚はカジキ。スズキ目マカジキ科&メカジキ科です。
(本日供されているのは恐らくマカジキ科のほう)

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吉兆の白鷹はあきらめ、ヴィニデルサ ドゥーシェ・シュバリエ ドライ

2008-05-29 09:33:55 | 酒のご紹介
船場吉兆さん、廃業だそうです。
それ自体は止むを得ないと思いますが、一連の騒動の中で大幅なリストラがあり、その中で残った従業員の方々も今回の廃業で全員解雇のこと。
なんともやり切れないですね。

そんなこともあり、昨夜は二次卸さん経由で白鷹をご利用頂いている東京吉兆さんでの夕食は取り止め、自宅でカマス料理に挑戦です。
(吉兆さんで夕食なんて、、、、嘘です)

まずは、前夜に小人が下ごしらえ(塩・胡椒&マリネ)しておいてくれたカマス。カマスってサバ系? 光っています。


ちょっと叱られそうでしたが、実験として、半身の半分くらいにパン粉をふり、また、半分にはミックスハーブもかけてみました。
そして、これをオーブンに入れ、スイッチ・オン!!


待っている間にご飯も炊きましょう。
少ない時は、「峠の釜めし」のお釜で炊いちゃいます。文字通りの釜炊き


準備万端。
空豆を剥きながら、、、、、、、、、そろそろ手持ち無沙汰。



待つこと20分間、オーブンから平鍋を出します。
熱い、熱い。油が煮立っています。
そういえば近松門左衛門に女殺油地獄ってあったなぁ、なんて思いながら、注意して引き出します(すいません、全然関係ないです)。


なんだか酒ブログではなくグルメブログみたいですねところで今日の酒ブログでのランキングは?


カマスは身がしっかりしており、崩れにくいですが、ここは慎重に油と一緒にお皿に移します。
パセリとケッパーを散らして、出来上がり。付け合せはジャガイモです。


おっと、今日のテーマは酒の紹介。スパークリング(カヴァ)のハーフボトル。
ヴィニデルサ ドゥーシェ・シュバリエ ドライ(NV)です(希望小売価格は確か800円)。


このドゥーシェ・シュバリエ、 他に黒いラベルのBRUT、ロゼBRUTがあるのですが、このドライにはハーフボトルも用意されています。
(泡モノは飲みきらないと厳しいので、ハーフボトルは重宝)

BRUTに比べ、ブドウの果実味が強く、それがしっかりとしたカマスの触感とスパイス、ケッパーの酸味を柔らかく包み込んでくれます。
うまい!!!
ちなみに、パン粉をふったのは別の風味が出てgood!!、ミックスハーブは??でした。





で、締めは釜炊きご飯に昆布と梅干(梅干は酒悦のがマイルドな塩辛さで好みです)。


使い回しはいっさい無し(たぶん)ごちそうさまでした!!

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ビールの世界も合併・提携・M&A:井戸を掘った人を忘れるな

2008-05-28 11:53:44 | 酒の情報(酒エトセトラ)
ベルギービールといえば、日本で一番有名なヒューガルデン、ブリュッセルの至る所で看板を見るステラ・アルトワ、、、、、


これらを生産しているのが、ベルギーのインベブ社。
「地ビール」的なイメージの強いベルギービールですが、実は世界でも最大手のメーカーの一つ。

一昨日も、こんな記事が。

「バドワイザー」買収か ビール欧州大手が打診
世界最大級のビール会社インベブ(ベルギー)が「バドワイザー」で知られる世界3位の米ビール最大手アンハイザー・ブッシュに買収を打診したことが23日分かった。買収総額は460億ドル(約4兆7500億円)程度とみられる。英フィナンシャル・タイムズ(電子版)が報じた。
 アンハイザー側は買収提案に難色を示しているとされ、同社が受け入れない場合は敵対的買収も検討する構え。統合の成否は不透明だが、実現すれば世界のビール市場の4分の1を押さえる巨大企業が誕生する。
 インベブは2004年、ベルギーのインターブリューとブラジルのアンベビが経営統合して誕生。売り上げ規模で英SABミラーと世界トップを競う。インベブの07年売上高は約144億ユーロ(約2兆3000億円)、アンハイザーは約167億ドルだった。(共同)
 

主語・述語が分かりにくいですが、買収されるのはバドワイザーの方です。

インベブ社、恐るべし。。。。。

で、遂に、例の情報が今朝の日経新聞に掲載されました。


アサヒビール、世界最大手のインベブと提携強化
 アサヒビールはビール世界最大手のインベブ(ベルギー)との提携を拡大する。9月をメドにインベブから輸入販売するビールの品目を現在の3から9に増やす。原材料の共同調達や海外での委託生産も検討する。インベブとの関係を深め、原材料高などへの対応や海外での拡販を目指す。

 現在、インベブのビール3品目を輸入販売しているが、9月からは「ヒューガルデン」「ステラ・アルトワ」など6品目を加える。世界2位の英SABミラーのビールも受託生産していたが、インベブ商品の拡販に備え3月末に終了した。インベブは国内ビール最大手のアサヒと組み日本での販売を伸ばす考え




ちなみに、ヒューガルデン・ホワイトとステラ以外の4品目は、レフ・ブロンド、レフ・ブラウン、レフ・ラデュース、ヴィエーユ・キュヴェ、です。

で、気になるのは、これまでインベブ社の製品を取り扱ってこられた小西さんの動向。記事にはなっていないので詳細は差し控えますが、、、、そういうことなのでしょう

小西さんといえば、20年前からベルギービールの輸入販売を開始し、ベルギービールをわが国に広めた、白雪で有名な日本酒の蔵元さん。
ベルギービールの浸透と同時代に生きた当方としては、料飲店のブラッセルズさん(ちなみに、確かブラッセルズの茅場町店は小西さんのビル)とともに、ベルギービールの伝道師とも言える方です。

経緯はいろいろあるのでしょうが、大変残念です。
先般の胡主席をはじめ、中国の要人が来るたび、「中国には『井戸を掘った人を忘れない』という故事がある」という話題が上ります(日中国交正常化を果たした田中角栄元首相のことですね)。


小西さんも、わが国のベルギービールの井戸を掘ったことは紛れもない事実。
ドライに忘れ去られたくないですね。



問屋としては、今後の供給が気になるところですが、そこは大メーカーのことですから、あまり心配はしていません。

ただし、アサヒさんの取り扱い品目に入っていないヒューガルデン・グランクリュや、禁断の果実などがどうなってしまうのかは心配です。

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顔の見える商い、顔の見えるものづくり

2008-05-27 10:38:04 | 附属酒類経済研究所
神戸で開催されていたG8の環境相会合が昨日閉幕。

洞爺湖サミットの前哨戦として位置づけられていたこの会合、主題はもちろん二酸化炭素をはじめとする温暖化ガスの削減
数値的な取り扱いにどこまで踏み込めるかが一つの課題でしたが、うーん、という結果となりました。

ところで、本日のインテリジェントロビー・ルコのランチメニューはコレ。


さて、温暖化対策に戻りましょう。
現在、弊社でも事業活動に伴い発生する二酸化炭素の量の計測を進めているのですが、ご懇意先のサッポロビールさんでは、さらに進んだ取り組みを進めておられます。

それは、商品単位でのLCA(ライフサイクルアセスメント)です。

最近、よく耳にする言葉ですが、要は、商品の製造から物流、廃棄に至るまで、「ゆりかごから墓場まで(=ライフサイクル)」全ての過程での環境負荷等を計測すること。


「黒ラベル」の大瓶の、各プロセスのCO2発生量の計測結果が示されています。


原料生産が25%、容器等が17%、製品製造が49%、輸送が9%ということです。製品製造が半分近く、というのはなんとなく実感できますが、原料生産が思いのほか多いようです。
なお、一本当たりのCO2の排出量(2005年)は188gで、これは2003年に比べ約15%削減されたそうです。

また、同じ「黒ラベル」でも、350ml缶は、容量の大きい大瓶に比べ缶や包装資材の分などで相対的に排出量が大きくなる傾向にあり、2005年数値で179gと、大瓶とほとんど変わらない数値。

なんでも、缶ビールの場合、全体の約四分の三が缶を含む包装資材起源とのことです。瓶のリサイクル・再利用というのは効果あるんですね。

さて、数値の多寡もさることながら、そもそも数値を出すこと自体、大変なことです。
と、言うのも、ビール工場でのエネルギー消費量等は工場の電気メーターなどから比較的容易にわかりますが、「大麦を作る時のトラクターの燃料消費」とか、「世界各国からのホップの輸送」とかになると、大変だし、そもそも、「どこで」「誰が」「どのように作っているか」が分からないと評価のしようがありません。


その意味では、原料農家から始まり、工場、その先の物流(我々も含まれる、のかかな)まで、全てのプレイヤーの顔が見えていないと出来ないこと。

この推計でも、『協働契約栽培』を行っている強みから、肥料や農薬の投入量、農業機械の燃料使用量、電力使用量など、原料生産プロセスでの物質投入量やそこからの輸送量を把握したらしいです。



それが出来るのはやはりお金ではなく、顔を見ながらの商いをされているサッポロビールさんならでは、でしょう。
(ちょっと褒めすぎ?、、、この前も褒めちゃいましたし

折りしも今週末からはビール会社連携でのビールデン・ウィーク「ビアフェス2008」が開催されます。
黒ラベル(できれば瓶ビール)で乾杯!!といきましょう。

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ミラノ風仔牛のカツレツにはスプマンテ、 では鰹には?

2008-05-26 12:00:13 | 酒の情報(酒エトセトラ)
目には青葉 山郭公 初松魚
(目には青葉 山ほととぎす 初がつを)

あまりに有名な山口素堂の俳句。この句を思い出しながらカツオを手に取られる方も多いのではないでしょうか?
平賀源内が発明したといわれる土用の丑(のウナギ)と並び、魚介類の消費に貢献していると言えましょう。

さて、本日のメニューはミラノ風仔牛のカツレツ、それに合せるワインは景気づけに泡モノと考え、同じくイタリアのスプマンテです。普段泡モノはカヴァが多いのですが、今日はやさしくプロセッコを採用(外出ついでに、冷えているのを買ってきました)。


と、思っていたら、、、、「目には青葉~」効果でしょうか、食卓に前菜?として鰹が出てきました。


プロセッコとの相性も悪くはなさそうなのですが、何か違うものとも合せたい、でも、日本酒だと後の料理との関係でぐっちゃぐっちゃになりそうなので、ワインで合うものはないかなぁ?と考え、手許にあるワインのなかから若干躊躇しながらも選んだのが、チリのメルロー

血と鉄分と脂を感じさせるカツオに、しなやかな強さ・柔らかさを果実味と共に持つチリのメルロー、これ、なかなかの取り合わせです。
お醤油にごま油をたらしてみたり、マスタードをちょびっと入れてみたり、どれもなかなか。
やっぱり、赤い身には赤ワイン、というマリアージュの鉄則なのでしょうか。。。

そこで、カツオとのマリアージュですが、少し気になってネットで調べてみたら、いろいろな意見があります。

ところで、酒ブログランキング。神楽坂涵清閣の今の順位は?


全体としては、赤が優勢
比較的多いのはよりフレッシュなボージョレが良い!というもの。これはブドウはガメイ種ですね。


また、ピノ・タージュ(南アフリカ)やカベルネ、私の合せたメルローを挙げているメーカーさんなどもありました。

また、「シラーはどうもね」というブログがある反面、「コート・デュ・ローヌの赤」というHPも。「コート・デュ・ローヌの赤」ってシラーかな?、とすると正反対の意見。

もちろん、白を推しているHPもありました。
「日本のものには」という発想でしょうか、甲州が人気のようです。他にソーヴィニヨン・ブランもありました。

ちなみに、日本酒では、かなり辛口の吟醸酒を合せている例や、甘さとフルーティさが卓越しているような大吟醸、あるいは純米の燗酒など。

まさに千差万別。料理とお酒って、面白いですね。


ところで冒頭の句の作者の山口素堂、生年/没年が1642年/1716年とのことですが、フランスのブルボン王朝最盛期の太陽王、ルイ14世(1638年/1715年)と同時代の人なんですね。

ベルサイユ宮殿ではカツオが供されたのでしょうか?

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お酒の武士道

2008-05-24 12:30:21 | 酒の本棚(書評?)
休憩室の机に、ウチらしくない、おしゃれな紙袋が。。。。。。。。


ご近所イチの繁盛店、pâtisserie K.ViNCENT(パティスリー カー・ヴァンソン)さんの袋です。
2年ほど前にオープン。販売店としては決して良い立地とは思えないのですが、そこは商品力と、警備員が出るほどの行列ができるお店となりました。
(しかも、朝から晩まで、よく働いていらっしゃいます。。。)

それはさておき、「このお菓子、どうしたの?」と聞いたら、何でも二、三日前、弊社脇の道路で自動車と自転車(詳しいことは聞き漏らしました)の接触事故があり、たまたま居合わせた弊社の物流メンバー2人が病院に連れて行ったとのこと。
そのお礼というわけです。

ぜーんぜん知りませんでした。
S常務は「良いことでも悪いことでもちゃんと報告しとけ!!」とぶつぶつ言っていました(仰るとおり)が、困っている人を助け恩に着せず、用が済めば黙って立ち去る。。。。


コミックではありませんが、「武士道」です。身内ながら、誇らしいです。

ところで、酒ブログランキング。神楽坂涵清閣の今の順位は?

さて、その武士道。
武士道の中にお酒に関することは無かったと思いますが、山本周五郎の「人情武士道」という文庫本の中には、仕官を志し浪人している主人の日々のお酒のために、黙って自分の髪の毛を売る女房のお話があります。主人はそれを知り、、、、とお話は動いていくのですが、お後は実際にご覧になって下さい。

山本周五郎さんといえば、「周五郎のヴァン」というワインがあるくらいなので、お酒好きなのでしょうか、と思って調べてみると、周五郎が随筆の中でこのワイン-当時はマディラタイプワインと名乗っていたらしい-を絶賛したことから名付けられたとのこと。

味見してみたら、赤玉ポートを思い出させる甘ぁいワインでした。

そんな周五郎の随筆(集)の中に、「酒みずく」というのがあります。

「酒みずく」というのは酒びたり、ということでしょうか。こんなくだりで始まっています。


私はいま二週間以上も酒びたりになっている。いま書いている仕事のためとは云わない、けれどこの仕事は、半年前から計算し、精密なコンティニュイテイを作り、それを交響楽と同じオーケストラ形式にまとめあげた。そうして書きだしたのだが、作中の人物は半年以上ものつきあいであり、誰が出て来てもみな古馴染で、小さな疣や痣や、めしの喰べかたや笑い声までがわかっていて、その男、または女の出番になると、うんざりして机の前から逃げ出すか、酒で神経を痺れさせるしかなくなるのである。


「30字以内で要旨をまとめろ」という試験問題であれば、「酒びたりになるしかない程真剣に神経を使い小説に取り組んでいる(30文字)」となるのでしょうか。
(ご関心の向きはこちらもご覧下さい。ただ、周五郎の随筆、上の文章も「コンティニュイティ」とか「オーケストラ形式」とか、物語とは風情が違って、読みにくいんですよね。。。。)

「酒みずく」でした。

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お問い合わせを頂きました 樽酒 酒枡 枡袋

2008-05-23 10:42:12 | 酒の道具など
大相撲と選挙。終盤の風物詩とかけて、なんと解く。。。。。。




樽酒(酒樽・菰樽)のお問い合わせ、です。


昨日朝も、得意先の酒販店さんから「琴欧州が優勝したら出したいといっている後援者のお客様がいるが、、、」とお問い合わせ頂きました。
選挙も同様、まず、選挙戦終盤中盤くらいに「発注から納品まで何日かかる?」と聞かれ、投票直前に「いける!調達や!」とご注文頂きます。

ちなみに、以前にもお知らせしましたが、イチ押しの白鷹さんの菰樽は、受注生産で、弧もビニールではなく本物の藁弧であることもあり、1週間程度かかってしまいます。


相撲ネタの「力士」のお取り扱いもしておりますが、これも数日はかかってしまいます。。。。


そこで、弊社では、お急ぎの場合は都内によく出回っている東京の蔵元さんの樽をご案内しております。こちらは近いこともあり、日中にご注文頂ければ翌日にはお届け可能です。

さて、樽酒での鏡開きには酒枡がつきもの。
通常は白木の八勺枡ですが、塗枡をご用命のお客様もいらっしゃいます。お値段はほとんど同じなので、TPOに合わせてご用命下さい。



本日の神楽坂涵清閣酒ブログランキング。の順位はいかばかり?

実は昨日は、樽酒ネタで別のお問い合わせも頂きました。
ホームページ経由で頂いたもので、鏡開きの気配り、でしょうか。

お使い頂いた枡をお持ち帰り頂く、枡袋です。
通常、弊社では紐の付いたビニール袋をご案内しております。


業界では、金魚袋、と呼んでいるようです。夜店の金魚すくいやヨーヨー釣りの袋に似ているからなのか、本当にその袋そのものなのかは分かりませんが。。。。

あと、ちょっと風情に欠ける気もしますが、スーパーのレジ袋のようなものもあります。


また、弊社では普段お取り扱いしておりませんが、もう少し立派なものもあるようですね(右は金魚袋)。


枡袋、わずか数円のものですが、その気配りがちょっといい、ですね。


さて、昨日朝お問い合わせ頂いたお得意先は結局、その場で、「見込みで発注!」と相成りました。

その数時間後、琴欧州は白鳳との大一番を制して優勝にまた一歩近づきました。

慧眼、ですね。

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宝くじに当たったらどう使う?

2008-05-22 09:32:06 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
書類の中から発掘されたのは、、、、、、、

年末ジャンボ宝くじです。昨年、銀行のご担当から泣きが入って購入したものを。

大当たりをダンマリ、ではなく、撃沈したためそのままにしてあったものです。
(「当たるのを売ってくれる」筈だったのですが。。。そう言えば営業のH主任は100万とか当たってるらしい、、、、、)

ちなみに、当選者へのアンケートを行った宝くじ協会の資料によれば、当撰を伝えた相手は「妻・夫」(41.0%)が圧倒的に多く、次いで「子供」(12.4%)、「親」(11.0%)と続くそうです。

一方で、「伝えていない」という人も25.2%と、4人に1人の割合。
(なお、これを性別にみると、「伝えていない」という男性は28.8%と、女性の13.8%の2倍以上にのぼるとのこと。男性が口が堅いというのか、女性がおしゃべりなのか、、、、、。

また、気になる当撰金の使い道は、1位は「貯蓄」(26.0%)、2位は「借入金の返済」(20.2%)と堅実派。次いで、「趣味・レジャー」(17.6%)、「旅行」(13.1%)となっています。


確かに、テレビとか雑誌で一億円あったら、一千万円あったらどうするというのを見ても、一気に使うという答えはあまり無いような気もします。

一気に使えるって、、、、せいぜい一万円くらいかな?


それはさておき神楽坂涵清閣 今日の順位は?


ということで、前置きが長くなりましたが、一万円均一セールのご案内です。

<大壱万均一> @池袋三越7階催物会場
5月20日(火)~26日(月)


レディス・メンズファッションから雑貨、リビング用品、食品まで多彩な品揃え。
(昨夜、K顧問から聞いたのですが、こういうのを万均(まんきん)セールというそうで、デパートでは定番とのこと)。

弊社からのご提供は、本格芋焼酎「黒麹飲み比べ6本セット」です。

あのさつま白波の黒麹仕込み「黒白波」濱田酒造さん「海童(これも黒麹)」をはじめ、黒麹仕込みを集めた1升瓶6本セットで1万円!!!



黒白波。どっしりとした肉厚なボディをやわらかな香りが包みこみ、焼酎飲みでない当方もお勧めの品です。

お小遣いを持って、どのお酒にしようか、と迷うのも楽しですが、冷蔵庫にするか、お酒にするか、お猪口にするか、風呂敷にするか、と迷うのもまた楽し、です。


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ベルギービールに大激震

2008-05-21 10:34:20 | 酒のご紹介
ベルギーは地震の少ない国。アメリカの地質調査所のデータベースでも、一定規模以上の最新の地震が、2006年1月20日のマグニチュード2.5の地震となっています。
また、ベルギーの天文台のサイトで見ても、1900年以降、マグニチュード5以上の地震は3回(5.8,5.8,5.6)しかないようです。
ただ、その分建物の強度も弱いので、ひとたび大きな地震が被害は大きそうですが。。。。

で、激震だったのはベルギービールの話。

個人的には、昨年夏のヒューガルデンの品切れよりもショッキングかな?

でも、まだ未公開情報のようなので、後日お伝えします(もったいぶってるなぁ、、、)。

(2008年5月28日註)一部分が新聞記事となりました。

さて、そんな激震の走った昨日。
事務室入り口に試飲缶の箱が積んでありました。


「カロリ」です。サントリーの健康系リキュール。
以前も記事にしましたが、この種類の商品は果汁など、手を代え品を代え新製品の連発で、正直、食傷気味で、試飲もほとんどしていないのが現状。

ただ、何の気なしに箱の文字を見てあれっと思いました。

セロリ、とか、トマト、とか。。。。。。

反射的に思い出したのが、先日ご紹介したトマーテ、ベジーテ、ベジッシュという、アサヒビール×カゴメの野菜系リキュール

あのラインナップは「考えたな」と評価していたのですが、「早くもパクリ?」でしょうか。

同梱されていた資料では、


〈アップル&トマト〉
アップルの甘酸っぱくフルーティな味わいに、トマトの野菜汁を加えることで、さらっとした爽やかな味わいに仕上げました。

〈グレープフルーツ&セロリ〉
みずみずしくすっきりとしたグレープフルーツの味わいに、セロリの野菜汁を加えることで、セロリの持つハーブのような香りがアクセントの今までにないチューハイです。

〈マンゴー&キャロット〉
マンゴーのフルーティな味わいにキャロットの野菜汁を加えることで、マイルドなマンゴーの甘味を引き立たせながらも、すっきりとした味わいをお楽しみいただけます。


とあります。そのままパクリ、という感じ。

実は、アサヒのベジッシュはまだ試飲缶が来ていなかったので、「こっちが先かぁ」と、「プシュっ」を開けて、味見です。

こ、これは、、、、、

色が透明です!!

改めて見直してみると、野菜汁をほんの数%「加えた」だけ。
アサヒ×カゴメが野菜+果汁で40%(チョーヤは野菜汁だけで47%!)というのとは全然違い、あくまで風味付けです。

うーん。何一つ嘘は書いていないんですが、これって勘違いする人もいるんではないでしょうか。

中身が見えないって、怖い。

ところでお味は?、、、、、セロリの苦味をちょびっと感じました。

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思いは様々でも目標は一つ!! はせがわ酒店 長谷川浩一さん@カンブリア宮殿

2008-05-20 10:56:40 | 酒の情報(酒エトセトラ)
昨夜はちょっとお出かけ。
サントリービール




ではなく、サントリーホールです(しょーもない駄洒落ですいません、、、、、、、、)。

(ちなみに幕間、ビールはモルツプレミアム500円、でした)

終演後、飲み食いもせず、そそくさと帰宅。テレビの前に座りました。

昨夜22:00からの村上龍の経済番組「カンブリア宮殿」

ゲストは、はせがわ酒店の長谷川浩一さん。酒問屋としては見逃せません
(絵は、カンブリア宮殿でも出てくる、バージェス動物群。これはカンブリア爆発よりちょっと後のはずですが、この辺りの考証?ってしてるんだろうか)

酒ブログランキングの上位ブログでも結構取り上げられているんだろうなぁ

さて、はせがわ酒店さんといえば、亀戸に本店を構える、地酒の伝道師とも言える酒販店さんで、若者や女性にも目を向けられ、表参道ヒルズや麻布十番、東京駅GranStaなどにも意欲的なお店を出されている有名なお店です。

日本酒の消費量が落ちているという統計データや、「若い人が日本酒、いや、酒を飲まなくなっている」というお話でスタート。
(なお、「若い人云々」とかは、統計で検証できるはずなので、せっかくの経済番組なのだからして欲しかった)

村上龍さんの「自分は良いことがあったらお酒を飲んでいる。今の若い人は良いことが無いんじゃあないか?」というコメントは新鮮でした。
(そういえば、村上龍さんといえばラムとかだと思っていましたが、日本酒への想いも語られていましたね)

はせがわ酒店さんのこれまでの歩み。メディアなどでもしばしば紹介されているので、いろいろなトピックは耳にしていたのですが、一時間の特集の中で改めて拝見し、勉強になりました。


全体として感じたのは、「熱い人」なんだろうなぁ、ということ(番組の最後で村上龍さんは「クールな人」とか言っていましたが)。

この熱さが、日本酒の復権のためのいろいろな活動に結びついているのでしょう。

もちろん、その「熱さ」故、長谷川さんの「ある行動」「ある言説」には「独りよがり感」「違和感」を感じる人もいると思います。。
(怒りながら見ていた人もいるだろうなぁ、、、後でブログとかを探してみようっと)

しかしながら、こういう熱い想いを持った酒屋さんがもっと出てきて、それぞれの方向性・方法論で頑張っていけば、日本の酒である日本酒が、もっと生活に根付くはず。
また、問屋こそ、長谷川さんのような「どうしたら売れるか」を、いろいろなターゲット毎に考え、それを酒屋さんの個性に併せ提案すべき、です。反省、反省


ちょこっと懸念されるのは、一時期、ワイン界の一部で高名なワイン批評家ロバート・パーカーの好みに合わせた「こってり&樽香」系に雪崩を打ったような、集団ヒステリー現象。
特に、日本人は権威に弱いこともあり、「はせがわ・Dancyuテイスト」みたいなものがあまり出てきても困るなぁ。。。。

でも、このテレビを見て、若者や女性が表参道ヒルズでちょこっとテイスティングしたり、出張帰りに東京駅GranStaで面白いお酒を見繕う人など、日本酒の裾野が少しでも拡がれば、と思います。

けどなぁ、番組の造りとして「ここなら滅多に入らない八海山の大吟醸がある」というお客様のコメントや、「売れない酒を売れるようにする」というナレーションは、本筋からちょっとずれている気がしました。。。。

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老舗の条件~ロバート・モンダヴィ(Robert Mondavi)氏 逝去

2008-05-19 10:23:25 | 酒の情報(酒エトセトラ)
「千年、働いてきました-老舗企業大国ニッポン」という本があります。

何でも、日本には世界でも例を見ない、創業100年以上の老舗が10万社以上あると推定されており、その営みを知ることで、永続的な繁盛のビジネスモデルが見えてくるということ。

そして、その必要条件として、
・同族企業でありながらも外部の優秀な人材の登用を排除しない
・時代の変化に対応して事業内容は変化させてきた
・創業以来のコア家業は譲らない
・分をわきまえ好景気でも投機をしない

等が挙げられています。



さて、週末の日経新聞に写真入りの死亡記事が掲載されました。


ロバート・モンダヴィ(Robert Mondavi)氏。見出し「加州ワインの第一人者」にあるように、ナパ・ヴァレー(Napa Valley)をはじめとするカリフォルニア・ワインの名声を確立した偉大な醸造家です。

記事ではバロン・フィリップ・ロートシルトとの共同経営の「オーパス・ワン」が例示されていましたが、これも含め、モンダヴィ氏の生い立ちや成功に至るまでの軌跡などについては、メルシャン・ワインのサイトに詳しく記されています(下の写真もそのサイトから拝借)。



この記載の中の「ワインは食事と芸術を祝福し、ワインは素晴らしき人生の一部である」という哲学の下、ワイナリーでジャズやクラシック音楽のコンサートを開催されていることなどは、志も規模も比較にならないほど小さいんですが、弊社共催のボージョレ&日本酒のロビーコンサートと相通ずるものを感じます。

酒ブログランキングでも関連記事が多いようです。。



さて、このモンダヴィ、名前を聞いてちょっと心が痛くなることも。
と、いうのも、名声と興隆の結果として1993年に株式市場に上場したまでは良かったのですが、そもそも長期的なヴィジョンとそれに伴う(ブドウ作り、土壌づくりといった)投資が必要なワイン造りと株式上場が相容れなかったのでしょうか、経営面では厳しい状況に陥り、先年、ついに売却を余儀なくされてしまったのです。

ワインと経済・マーケットとの関係、どうあるべきなのか、冒頭に掲げた老舗として永続するための必要条件、というのを改めて考える必要があるのでしょうか。

そこで思い出したのは、以前公開予告は聞いたものの見逃していた映画「モンドヴィーノ(Mondovino)」
テクノロジーで世界的な展開を図るモンダヴィや、コンサルタントのミッシェル・ロランなどのワイン・ビジネスの大立者から、無名のワイン農家まで、ワインに関する様々な人々へのインタビューの形でのドキュメント映画です。


見逃したまま忘れていたのですが、DVDにもなっているようなので、手に入れることにしましょう。あるいは、地元のギンレイホールさんでかからないかなぁ?


いろいろなことがあったにせよ、モンダヴィ氏の成し遂げたことはワインにとって素晴らしいことです。
改めてご冥福をお祈りいたします。

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お酒の道をジョギングで

2008-05-17 15:03:09 | その他
今日はお休み。お酒のことは忘れて、たまには運動ということで、飯田橋からジョギングです。

坂道はつらいので、昔の酒樽と同じように、飯田橋から神田川に沿って出発です。

その神田川、500mほど下流、水道橋の手前の小石川橋で支流の日本橋川が分かれていきます。


もちろん、お酒が通ったルート、日本橋川へ。
日本橋川に沿って走っていくと、堀留橋、俎橋等を経て、皇居手前でグイッと曲がり、一ツ橋河岸、鎌倉河岸(この辺は大手町エリア)から龍閑橋、常磐橋(日銀のところ)と来て、日本橋に至ります。


ここまで30分。結構近いものです。
日本橋といえば三越さん。極上白鷹を年間数千本お納めしている大得意様です。


今日は何かのイベント?でしょうか、新館の玄関脇では、バグパイプと太鼓の4,5人の楽隊が演奏していました。
(後で調べてみたら、「都市楽師プロジェクト」というイベントのミニプログラムで、「ブリューゲル・バンド」という方々でした。下の写真は、そのブログから拝借).              .


せっかく珍しい楽器の生演奏だというのに、10:00過ぎという時間のせいか、立ち止まって聴いている人が数人しかいなかったのはちょっとお気の毒)。

さて、日本橋からさらに下ると、茅場町から新川、当時の酒の大集積地です。
(茅場町、新川だけでなく、日本橋1丁目1番地1号の国分さん等、老舗の酒問屋仲間の多くは日本橋川に沿ってお店を構えています。弊社はその最上流部に当たります)

この先で日本橋川は隅田川に合流するのですが、ジョギングは隅田川手前で隅田川に並行する通りに入ります。

走ること10分、今度は神田川と隅田川の合流点、浅草橋です。
ここには屋形船がずらーり待機。


そしてさらに10分。見えてきたのは駒形どぜうさん。どじょうの丸鍋で燗酒!!といきたいところでしたが、、、、、


今日は長編。気分転換に酒ブログランキングには神楽坂涵清閣もエントリーしています


そしてその先には、、、、雷門です。今日もすごい人。


仲見世の通りに至っては、動けないほどの大混雑。



今日は三社祭でした数々の神輿が仲見世を浅草神社に向かっていきます。



行くのは神輿だけではありません。この人たちは、、、、


笛に太鼓のお囃子部隊です。賑やかで楽しそう。
(笛に太鼓??三越さん前のバグパイプ部隊もこっちに来ればよかったのに。。。。)


祭りにお酒はつきもの。ところどころに樽酒も出ていました。


中には「三社権現」なるお酒も。ちょっとお味見したかったのですが、ジョギング中につき、我慢、我慢。


さて、浅草を後にして、後はまっすぐ帰路に。
浅草から富士山の方に向かうと、その昔、富士山に見立てられて整備されたという上野の山です。山を越えるとそこは不忍池。弁天様の六角堂を見下ろすマンションが建っていました(法華クラブの跡地ですね)。


そして湯島の坂を上り、本郷の山を越え(そう言えば営業のH課長はこの辺に住んでましたっけ)、後楽園から飯田橋へと帰ってきました。

お疲れ様でした。
およそ15km、消費カロリーは1300kcal。心おきなくビール!!というところでしたが、まだお昼なので控えておきました。夜が楽しみ。

最後までご覧頂き、こちらもお疲れ様でした。。。。。

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ウルトラソニック・ギネス

2008-05-16 14:16:18 | 酒の道具など
へい、ギネス。

弊社運営受託のインテリジェントロビー・ルコ
ちょっと薄暗い倉庫で、ギネス看板を発見!!


これは、グラスですね。


そして、、、、この段ボール箱は?


ギネスといえば、クリーミーな泡が大きな特徴。
これ、「大きな樽と注ぎ口があるわけではない」小規模バーや家庭でどのように再現するかが、一つのテーマでした。

その一つの解決策が、「缶の中のカプセル(これを「フローティング・ウィジェット(floating widget)」と呼びます)」です。


このフローティング・ウィジェット。以前、カプセルの中に窒素ガスが封入されている、と教えてもらったのですが、ちょっと調べてみるとそうではなく、このカプセルに工夫が施されていて、缶を開けると圧力変化で缶の中を泡立てながら動き回り、あの泡ができるそうです、、、、、嘘つき。。。。
(詳しくは、ギネス社のHPへ)

そして、もう一つの解決策が、段ボール箱の中の秘密兵器。スペシャル・サージャーです。


この上にグラスに注いだギネスを置き、スイッチを入れると超音波で振動し、あのクリーミーな泡が再現される、というもの。

いうなれば、超音波(ウルトラソニック)・ギネス、ですね。

ただし、普通の缶では駄目で、専用の缶が供給されています。
(あの、本当に大変なことになります)


生樽の場合、量的に鮮度が心配になりますが、これならそれを心配せずに「本当のドラフト・ギネス」をご提供できますね。

「フローティング・ウィジェット」の場合、開発費は500万ポンド(本日のレートだと10億2千万円!!)だったと言いますが、このサージャーの仕組みにはどの位かかったのでしょうか。いずれにせよ、伝統にあぐらをかくのではなく、常に新しいことに取り組むのはアングロサクソンの真面目さ、でしょうか。

当ロビーでのギネス定番化に向け、現在鋭意準備中です。
(今月中に限り、この「別館」を見たと言う方には最初の一杯はワンコイン=500円でOKです)

お楽しみに!!!

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焼酎は樽で美味くなる

2008-05-15 12:39:10 | 酒のご紹介
先日ご紹介した「銀座のすずめ 琥珀」はバーボン・ウイスキー樽で貯蔵・熟成した麦焼酎でした。


こうした樽での貯蔵・熟成、ウイスキー(シェリー樽とか)やワインではポピュラーですが、焼酎でもいろいろありますね。

まずは宮崎県は神楽酒造さんの麦焼酎「くろうま 長期熟成酒」

これは、オーク樽で、3年以上熟成した原酒がベースになっています。香り高く深くまろやかな味わいです。

また、お隣の大分県、老松酒造さんの麦焼酎「麹屋伝兵衛」もまたホワトオーク樽での貯蔵です。

こちらは41度の原酒で、2008年のモンドセレクションの金賞受賞酒です。
(あ、冒頭の麦×バーボンの「琥珀」も金賞です)

そば焼酎の「雲海」さんでも、こんな「そば×樫樽」の熟成酒を出されています。

その名も「那由多の刻」。そば焼酎の独特な香りと樽の香りが良くマッチしています。

ここまでは樫樽ですが、インターネット上では「杉樽」貯蔵の焼酎もあるようです(弊社では現状、お取り扱いしていません)。

一方、普通の(新しい)樽ではなく、豪華にもシェリー樽で貯蔵・熟成したのが灘の白鷹さんの「樽ゝ馬(たるちょんま)」。

「山田錦」「宮水」の清酒仕込みの上米焼酎です。女性にも大人気。

そして、変り種は、これ。

アサヒビールさんの「刻の一滴」です。
なんと、赤白のワイン樽で貯蔵・熟成。
麦焼酎×ピノ・ノワール樽(赤)と、芋焼酎×シャルドネ樽(白)
メーカーホームページ限定だったと思いますが、これは面白そう。

この「刻の一滴」ラインは、大メーカーの遊び心でしょうか、以前からコニャック樽とかいろいろと試して出していました。
チューハイの果汁の種類を色々いじるのより、楽しそうですね。

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