牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

飲んで騒いでクビ?土佐のいごっそう

2008-08-31 13:22:42 | フリーペーパーの切抜き
最近のフリーペーパーや広報誌、表紙もちょっと見ただけでは本当の雑誌(という言葉があるかどうかは知りませんが、値段のついている雑誌、という意味)と区別がつかないものも少なくありません。

これも一種のフリーペーパー?今日の酒・ブログ集



この表紙など、ファッション誌の趣。


さて、この雑誌の中に、清澄庭園のお話が出ていました。

清澄庭園、現在は都の公園(庭園)ですが、もともとは明治時代に、荒廃していた大名屋敷跡の邸地を三菱財閥創業者の岩崎弥太郎が買い取り、社員の親睦と賓客接待を目的とした庭園として造成したもので、名前も深川親睦園と命名されたそうです。

明治13年ですから、鹿鳴館より3年早いことになります。

ここで面白いのは、三菱の社員は当時はほとんどが土佐の人間で、土佐と言えば手に持った箸の数当てなどをネタにひたすら酒を飲む人たち。。。。。。
(ちなみに、土佐では酒宴のことを「おきゃく」と言うそうです。自由で、楽しく、にぎやかで分け隔てのない「土佐のおきゃく」は 土佐流の人生そのもの!)


記事中には、その数当て(箸拳)の作法も

さすがに、庭園のパーティーでこんな騒ぎは困ります。親睦園の開園に際しては、そんな酒飲み達への心得として、「公会式目」というのを定めたそうです。

一つ、互いに礼譲を守り、努めて和楽を主とし、人に敬を失するなかれ、自ら咎をまねくなかれ。
一つ、放歌狂吟、人の歓びを破ることなかれ。
一つ、飲酒は量なりし。人に酒を強いるなかれ、、、、

当たり前と言えば当たり前のことですが、さすがに「いごっそう」酒飲みの土佐人たち、この親睦園のオープニング・パーティでも弾けてしまったようです。

結果、翌日には
「昨三日親睦園公会の節、みだりに酒を過ごし人事を亡失し礼儀を乱し、(中略)不都合の至りにつき退社申し付け候」

なんと、公会式目違反でクビ、ということです。

文明開化、というのも大変ですね。



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一本でもニンジン、二足でもサンダル~酒の道具の数え方

2008-08-30 11:48:24 | 酒の道具など
NHK「みんなのうた」に

一本でもニンジン、二足でもサンダル、三艘でもヨット♪♪、、、

という歌がありました。

この歌の面白いのは、一でも二、二でも三、という韻をふんでいるようなところに加えて、一本、二足、三艘、四粒、五台、六羽、、、と「数え方」も全部違うところ。



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では、酒の道具の数え方は、、、、、、、、、、


ものの本によれば、

さかずき(杯、盃)は一口(く・こう)だそうです。


二口でもさかずき


でも、コップとかグラスになると、一個、一客と普通っぽくなります。

樽は「一荷」「一駄」。本荷樽とも言いますし、、、、。

徳利(とっくり)やお銚子は、一本、一提(さげ、ちょう)、一枝(し)。

確かに、「お銚子、一本つけて」とか「徳利を提げてやってくる」とか言いますね。
でも、一枝(いっし)は、、、

でも「お銚子を一枝、お猪口は三口」とか注文しても通じないだろうなぁ。。。。

ところで、こういうの、利き酒師の試験とかに出たりするのかしら。。

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酒呑童子(酒天童子)は鬼だった

2008-08-29 11:56:52 | その他
涼しく、というより、雨交じりの変な天気が続いています。

暑気払い、とか、納涼、とかいう言葉にも違和感を感じるようになりました。
(ところで、納涼って言葉、それだけだと「涼しさを納める」みたいでなんか変ですね。本当は「(暑さを)納めて涼しくする」という意味なのでしょうか)。

で、納涼も終わりということで、一昨日を楽日に終わってしまったのが、こちらでのお芝居。


歌舞伎座、です

毎年、八月は納涼大歌舞伎として、怪談とか「涼しくなるような」演目が上がっています。

今年の演目の一つは「大江山酒呑童子(おおえやましゅてんどうじ)」

「酒呑童子(酒天童子とも言うようですね)」一見すると「お酒に強そうな童子」で、そういうハンドルネームとかを使っている酒飲みとかもいらっしゃった気がします。

でも、です。
酒呑童子(のお芝居)はそうではなく、彼は京都の大江山を拠点に悪行を働いていた「鬼」の頭領。

その悪行ゆえ、帝の命により源頼光ら頼光四天王により討伐隊が結成され、客を装って酒呑童子の館に入り、酒呑童子との酒盛りの最中に酒を飲ませ、体を動けなくして成敗した、というお話です。



今日の、酒・ブログランキング





國學院大學のデジタルライブラリの絵巻物では、

酒盛りの風景はこんな感じ


その時のお酒は、神から授けられた神便鬼毒酒(じんべんきどくしゅ)というお酒。
神の意にかなったものが飲めば薬となり、鬼が飲めば毒となるというものだそうです。

神便鬼毒酒ってお酒、欲しいなぁ。でも名前だけのものでも売っていないようです。まあ、鬼殺しってそうなのかもしれませんね。

ちなみに、酒呑童子というお酒は、、、、

京都の蔵元さんが出しているようですね。


ところで、お芝居の大江山酒呑童子ですが、酒盛りの場は鬼に怪しまれないよう、生き血の盃を飲み干し、人肉を食らうというスプラッタらしいです。

絶対に行きたくない。



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VEDETT☆ヴェデット・エクストラ・ホワイト(ベルギービール・新ブランド)

2008-08-28 10:58:03 | 酒のご紹介
今日の、酒・ブログランキング




あれやこれやとビールネタが続きますが、やってきたココもそれ関係。


グランドハイアット@六本木ヒルズ



セミナールームのようなシックな部屋に入ると、、、

正面にはスクリーンも。


実はこれ、「山は富士 酒は白雪」の小西酒造さんの

ベルギービール輸入20周年記念 及び 新ブランド発表

の会なんです。

小西酒造さんは、以前も御紹介したように、ブラッセルズさんとともにわが国にベルギービールを広めたパイオニア。

その周年記念、そして(それ以上に重要な)9月からアサヒビールに国内販売権が移るヒューガルデン・ホワイトに代わる新ブランドの発表会、です。

その新ブランドは、、、、、

VEDETTです。

VEDETTは、「悪魔の囁き」デュベルで有名なデュベル・モルトガット社のブランドで、まずはヒューガルデン・ホワイトを意識した「ヴェデット・エクストラ・ホワイト」が発売されます。

プレス写真?は、これ

瓶は容量330mlで、価格は410円。
(ちなみに瓶の裏の写真はビックリもの、なのですが、これは又の機会に)


会場内では、サーバーで樽生を頂きます。

さて、気になるお味は?

ヒューガルデン・ホワイトは、コリアンダーやオレンジピールのスパイシーさも相まって、酵母酵母したフレッシュ&スパイシーという味わいなのに対し、こちらのコリアンダー・オレンジピールはマイルドで、しかし全体としてキレがあり、スムース&フルーティ、という感じ。

ドイツのヴァイツェン、てこういう印象だったでしょうか。。。。

度数もちょっと低い?のでしょうか。ヒューガルデンより飲みやすく、ベルギービールをはじめて飲む方にもすんなり入ってくるのではないでしょうか。


弊社担当の営業Mさんにご紹介頂き、小西新太郎社長ともお話させて頂きましたが、ベルギービールをここまで広めてきた矜持と、想いも新たに再出発!!だという意気込みが伝わってきました。

もちろん、弊社も精一杯頑張ります!!




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そりゃあ気になる「世界で一番うまいビール」

2008-08-27 13:39:02 | 酒のご紹介
なんやかんやでお昼どき。

道で見かけた気になる看板は、これ。


世界で一番うまいビール


日本の酒のブログは酒・ブログランキングで


ありそうでない、勇気ある看板。結構目を惹きます。
(自分でもエーデルピルスが日本一美味しいと思う!!と書きましたが、こちらは世界一、しかも公道での堂々たる主張です)


銘柄は、、、イエバーとあります。

JEVER、ドイツのピルスナーです。


以前、銀座(かな?)のベルギービール屋さんで飲んだことがありますが、ホップの効いた苦味溢れるビール。エーデルピルスと通ずるところがあります。

「世界一!」の所以はわかりませんが、確かに美味しいビールです。
(ちなみに、JEVERのホームページを見たのですが、淡々と商品が説明されていて、「世界一」的なことは書いてありませんでした)


また試してみたく、なりました。
(でも、瓶入り、特に緑の瓶入りって、保管状態が悪いと痛んでるんですよねぇ! やはりお店で飲むのが一番でしょうか?)

そう言えば、ビールの大先生のマイケル・ジャクソン先生はなんとおっしゃっているのかな?星はいくつ付いてたかな?(確か、日本ではアサヒスタウトが最高の星の数だったと記憶しています)。

自宅に戻って、調べてみましょう。


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これも神楽坂の名物?!ベルギービール

2008-08-26 12:17:48 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
時はひるどき、本日インテリジェントロビー・ルコのランチは、、、、


こんな感じ


こちらはお昼の息抜き酒・ブログランキング

さて、そんなインテリジェントロビー・ルコの入り口に新しいポスターが。
ちょっと見難いけど、上のほうに、、

ベルギービール始めました!


そう、神楽坂といえば、ベルギービールの普及の立役者であるブラッセルズさん(神楽坂の上のほうの矢来町)とか、ブラッセルズさんから暖簾分け?したbitterさん(こちらは弊社と同じ津久戸町)とか、ベルギービールが「普通に」ある街です。
(そう言えば、先日は神楽坂の酒屋さん系列?のベルギーチョコ屋さんをご紹介致しました)

そんな神楽坂だからでしょうか、インテリジェントロビー・ルコの入っているオフィスビルのテナントさんから「ベルギービール良いよね!!でもちょっと高いし、専門店ってちょっと緊張するなぁ」という声を頂きました。

それでは、ということで、ちょっと始めてみました。

ビールリストは、こちら、ですが、、、、、

見えますか?


見えません、ね

じゃあ、書きます!!

Hoegaarden White(ヒューガルデン・ホワイト)

Duvel(デュベル)

Chimay Blue(シメイ・ブルー)

Leffe Brune(レフ・ブラウン)

Maredsous No.10(マレッツ NO.10)

Hoegaarden Gran Cru(ヒューガルデン・グラン・クリュ)

DUCHESSE DE BOURGOGNE(ドゥシャス・ド・ブルゴーニュ)

当面は以上7品目。今後、樽生も含め、充実させていきたいと思っています。
(で、目を凝らして頂ければ分かりますが、お値段もちょっとお手頃価格です)


是非、いらして下さい!!


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これぞエンタープライズ!!ビジネスコート@ぬ利彦ビル

2008-08-25 12:10:13 | お得意先のご紹介(月例?)
八丁堀の問屋仲間にご挨拶に行った後、東京駅まで、てく、てく。

あのお店、どうなったかなぁ?と寄り道したのが、昭和通り沿いにひと際目立つ、巨大な看板のビル。

ぬ利彦さん(のビル)です。

ぬ利彦さんは1717年創業のホテル・飲食店向けの酒類卸さん。
弊社も長きに亘りお取引させて頂いております。


こちらは酒・ブログランキング、です。今日の神楽坂涵清閣は?

さて、そのぬ利彦さんのビルの一階にはこんな入り口のお店が。

外国の自動改札みたいです。

実は、これが冒頭の「あのお店」。ぬ利彦さん直営の「ビジネスコート」です。

ちょっと斜めから


中は2層に分かれていて、カウンターやテーブルの座席が40席くらい設置されています。

入場料(その日は入らなかったのですが、以前入った時は300円でした)を払って入場すれば、そこで本を読もうが、いくつか設置されているテレビを眺めようが、PCを広げて仕事をしようが、昼寝をしようが、何時間居てもOK。

しかもドリンクも飲み放題という、まさにオフィス街のオアシス。
(隣のコンビニも確かぬ利彦さんの経営で、買ったものの持ち込みも自由だった気がする)

以前、社長さんにお聞きしたのですが、外国のホテルに行った時に見た「ビジネスコート」にヒントを得て、ご自分のオフィスビルのテナントサービスの一環として始められたとのことでした。
(儲からないけど、、、とおっしゃっていました)

そんなビジネスコート、夜にはちょっと趣が変わります。

入場は無料。そして、中にはビールサーバーや酒サーバーが稼動し、セルフの立ち飲み屋さん(席はありますが)に変身。

これもビルのオアシス、ですね。

ぬ利彦さんの社長さん、酒卸という古めかしい商いでありながら、1970年代にはIBMマシンを導入しその効果を実感、80年代にはそのIBMの特約店となり情報産業にも進出するなど、進取の気性に富んだお方。
さすが、です。

ところで、その後、京橋の路地の古美術屋の前を通ると、、、、、、、

入りたそう、でも猫の重さでは自動ドアは開きません



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江戸東京・角打ちネットワーク(立ち飲みネットワーク)

飯田橋・杉山商店さん

麹町・いづみやさん

四谷・鈴傳さん


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携帯から投稿してみた

2008-08-24 13:34:03 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
日本三大奇祭?の一つ、富士吉田火祭りが行われる富士吉田にやって来ました。

でも、残念ながら火祭りは明日?からのようです。

加えて結構な荒天、期待していた富士山もどこかに行ってしまった様です。

と、言うことで、写真は山麓公園でやっていた、のワインの試飲販売の様子。

私が買い求めたのは、左から二番目の赤。

フルボディとかなんとかといった、難しい世界とは別の次元の軽やかな渋みは、二、三日前の記事のトルコのワインに通じるモノがあります。

帰ったら何と合わせようかしらん。

。。。升本総本店・別館
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エコです

2008-08-23 14:34:26 | 附属酒類経済研究所
お盆も明け、そろそろ暑さも峠を越えたのでしょうか。

朝の散歩もちょっと楽になり、のんびり、周囲を見る余裕もできたような気がします。

こちらも余裕?ブログランキングの神楽坂涵清閣です


そんな朝、弊社脇の区道を入り、50mほど行った先の4階建てのマンション(?)の上に、白い看板のようなものが立っているのに気がつきました。

画面左の建物の上です

何だろう、、、、、近づいてみると、羽根のようになっています。

風車です!!!!

目を凝らすと「風力発電」と書いてあります。不審がられるからでしょうか。

違う方向からウォッチングすると、、、、、

確かに、二台の風車、に見えます。



エコですねぇ。


環境サミットとなった洞爺湖サミットにも呼応し、弊社も今年からクールビズ&28℃設定や、エネルギー消費量の把握、など、エコ取り組みを進めていますが、来年に向け再度検討も行っています。

で、風車にインスパイアされ、屋根で何か、とも思い、ちょっと上ってみると、

こんな感じ。正面は熊谷組さんの本社ビルです。

2階建てなので、風もそんなに強くなく、風力発電はちょっと無理そう。

ただ、結構な面積なので、太陽光発電とかはできそう。
(計算したら、十分売電可能なのですが、熊谷組さんの影の部分でちょっと損をするので、モトをとるのには18年くらいかかりそうです)

あるいは、緑化する、というのも面白そうです。

いろいろ考えてみましょう。。。。。。

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世界のお酒、世界の歌、、

2008-08-22 13:46:28 | 酒の本棚(書評?)
オリンピックも残りわずか!本日8月22日の神楽坂涵清閣は?


そんなオリンピックの記念、という訳ではないのですが、面白い本を手に入れました。


こんな本です。

マイケル・ジェミーソン・ブリストウ「世界の国歌総覧」、悠書館

原書は1960年の初版から2006年まで十数回にわたり改訂されているようですが、日本語訳は今月、2008年8月の新刊。

オリンピック需要を見込んだのでしょうか、、、、とも思えませんが、私自身はそれに惹かれたのも事実です。

世界の国歌を集めた本やCDはいろいろとあったような気がしますが、この本の面白いところは全曲の楽譜が掲載されているところ。

金メダルの表彰式の時に一緒に歌えます。

例えば、男子陸上100、200メートルの2冠を達成した


ボルト選手


ジャマイカの国歌は、、、、、


こんな感じ。

「ジャマイカ・わが愛する祖国」というタイトルで、「ソ、ソソラミ シ-ィララー ララシファ ラ-ァソソー ~」と続きます。シャープ・フラット無しのハ長調ですね(ちなみに、ざっと見た感じで最もシャープ&フラットが多かったのは、エリトリアでフラット5つの変ニ長調でした。ショパンの「子犬のワルツ」やDREAMS COME TRUEの「Love Love Love」なども変ニ長調)。

オリンピック、国歌を歌いながらというのも楽しいですね。

もちろん、お供にジャマイカビールや
(これは、定番のレッドストライプ)


ジャマイカ・ラムがあれば、楽しさ百倍!!

(ジャマイカラムといえばJ. Wray & Nephew社ですね。写真のアプルトンとか、オールド・ジャマイカ・ラムとか、様々なラインナップがあります)。

で、ソフトボールの日本女子の金メダルは、、、、

もちろん、日本酒で乾杯!!!



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15年目のおみやげ

2008-08-21 11:28:10 | 酒のご紹介
昨夜帰宅すると、台所に見慣れない、でもおぼろげに見覚えがある瓶が。



ちょっとくたびれた様子です


ラベルをまじまじと見て、、、、、、、、、、



思い出しました!

これ、十数年前の夏、トルコはイスタンブールに行ったときのお土産です!!

イスタンブールの食事といえば、ケバブや煮込み系の肉、あるいはサバサンドとかのシーフードが印象深かったのですが、
飲み物は、というと、とにかく暑かったのでビール!!か、ちょっと気取ったレストランですと乾杯のビールのあと、ハウスワイン、など、でした(ちなみに、ビルは確かエフェス-EFESという国産ビールがメジャーで、ワインも国産のものが多かったと思います。でも、トルコの人はみんな道端のカフェでチャイ=紅茶かコーヒーを飲んでいました、、、、、そう言えば、チャイ用のガラスのデミタスカップみたいなのもお土産で買ったのですが、何処へ?)


それはさておき、ブログでも各国のお酒!酒ブログランキング



このワインもそんな国産のテーブルワインの一つ、BUZBAG赤、です。1993というビンテージ入り。

あちらで飲んだ時の印象は、、、、、太陽がさんさん、暑い陽射しの畑で凝縮されたブドウをギュッと絞ってサッと醗酵させた感じの、フレッシュさと直接的なえぐみがあったような、、、、、いかにも「地のワイン」という印象を受けました。

お値段も数百円で、旅行の最後に両替の残りで記念に買った覚えがありますが、その後、台所の奥深くにしまい込まれていたんですね。。。

家人によるとコルクもぼろぼろで、こぼれていたとか。

こわごわ、お味見。。。。

うーん。1993ビンテージから15年の常温保存、でした。

教訓。お土産のお酒は忘れないうちに飲みましょう。

ちなみに、お土産品を買ったラク(raki)は、健在です。





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ワイン・リキュール特区

2008-08-20 11:49:18 | 附属酒類経済研究所
のっけから宣伝もなんですが、昨日から開催の陳列販売企画梅酒・いちじく酒等果実酒@池袋三越、重ね重ねよろしくお願い致します。



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で、そんな果実酒。梅酒みたいに単に(失礼!)漬け込むモノでも、結構法律的な制約も多く、地元の果物を漬け込んだ手作りの果実酒を宿泊客に提供していたペンションが国税局に酒税法違反を指摘された例もあるようです。

ちなみに、私が作った梅酒は、、、、
 自分で飲むのは○、家人が飲むのも○ですが、犬にやったら×。
 両親に分けてあげたら×。
 会社に持っていって味見してもらうのも×。
です。
あと、古くなりそうな清酒で仕込んだものは、実は造るだけで×、です。
(そんなことしてません、してませんよ)

まあ、個人の趣味はさておき、前掲の地元の果物を漬け込んだ果実酒をふるまう、などは、旅の魅力の一つ。これも駄目、というのはちょっと寂しいし、9月(かな)には観光庁を発足させ、観光振興を図ろうとしている国としては残念です。

ということもあり、ちょっとだけ規制緩和が進んだのが、ワイン・リキュール特区。先月、構造改革特区の一つとして、どぶろく特区などと並び、認定されました(難しい言葉で言うと、「第17回認定 構造改革特別区域計画」です)。


これは特区の認定証

長々と書いても飽きてしまうので、あとはその特区の例(全部じゃあないです。すいません)。

○青森県黒石市:これぞ名産、りんごのワイン。収穫体験などと組み合わせるそうです。

○群馬県明和町:こちらは、町の特産である梨で、ワインを醸造・販売するとのこと。

○和歌山県みなべ町:御存知、梅の有名ブランド「南高梅」誕生の地で、日本一の梅の産地。もちろん「梅酒」です。

○熊本県宇城市:こちらも「宇城の地のもんでワイン・リキュール特区」というネーミングで、ブドウ、みかん、イチジク等の果実でワイン・リキュールを造るそうです。

宇城市の計画。数え切れないほどの種類の果物が!

○大分県竹田市:ここは既に「どぶろく特区」の認定を受けているところですが、加えて、市の特産であるカボスやトマト、サフラン等でもワイン・リキュールを造り、「醸造文化」を打ち出していくとのこと。


いろいろと楽しみですね。お取り寄せ!もいいけれど、やっぱり現地で地産地消が良さそうです。



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それぞれの足にそれぞれの靴を、それぞれのワインにそれぞれのお酒を

2008-08-19 13:04:46 | 酒の道具など
北京オリンピック、水泳ではやはりspeedo社のレーザーレーサーが席巻したようですが、陸上でも同じような話があるようです。

と、言っても、これは日本の子供用の運動靴の話。

アキレスが出している「瞬足」という運動靴。

昨年度だけで450万足を売り上げる大ヒットだそうです。


なんでも、トラック競技で力の掛かる足の左側に重点的にスパイクをつけた左右非対称の靴底が特徴で、ストレートに「走りが速くなる靴」を打ち出したところ、上述のヒットとなった由。

これがその非対称。

何でも「ソレ専用のもの」が良い、ということでしょうか(それにしても450万足とは半端じゃあありません)。

確かに、グラスもシャンパン用とかボルドー用とか、種類によって変える、ことも少なくありませんね。

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で、それはさておき、こんなもの、もらっちゃいました!!


袋から出してみると、

ちょっと立派な青い箱

そして、箱の中にあったのは、、、、


ワイングラスです。

コレ、Saint Louis(サン・ルイ)のグラスです。

Saint Louisと言えば、18世紀半ばにルイ15世からその名を賜り「王立サンルイクリスタル工房」となった名門で、卓越した技術とそれに裏打ちされたデザインで「それぞれのワイン、それぞれの場面で、それぞれ異なったグラスを」を提唱しているメーカーです。

ちょっと小ぶりでシンプルなカット。

実は、別館の一周年(くらい)の記念として家人からプレゼントされたもの。



丈夫そうなので、(ちょっともったいないけど)普段使いのグラスにしようっと!!


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禁断の果実って?

2008-08-18 14:22:34 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
お盆休みも終わり、今日から営業再開。

先週まで開催していたベルギービール試飲販売@京王新宿も、好評裏に終了したとのこと。

皆様、ありがとうございました。


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そんなベルギービールの懸念事項は、ヒューガルデンの輸入業者が小西さんからアサヒビールさんに移ることになる際、ホワイトなどとは異なり引き継がれないという噂のグランクリュとか禁断の果実とかがどうなるか。

どちらも、とてもとても美味しいビールなので心配です。

さて、その禁断の果実。

御存知のように、エデンの園でアダムとイヴが蛇にそそのかされて食べた果実ということで、ラベルで身に着けているのがその葉で、イチジク、ということになっていたかと思います。


(でも、何でメロンでもイチゴではなく、イチジクがそういう役どころになっているのか、実は良く知りません)

そんなイチジクの酒、というのもあります。

その名も、イヴのほほえみ

「初花」の蔵元、新潟県は新発田の金升酒造さんが造られたリキュールで、北越後産の「蓬莱柿(ほうらいし)」=イチジク(無花果)とホワイトリカーで仕込んだもの。

もともとイチジクの味って、チョイ甘、ちょい苦、ぬるぬる、チョイすっぱ、と微妙なのですが、それと焼酎とのコラボ。微妙な味わいを楽しむためにはしっかり冷やすとか、ロックで楽しむのが良さそうです。

そんなイブのほほえみが登場するのは、明日から始まる陳列企画。

  梅酒などなど!!@池袋三越地下一階酒・リカー売場

です。

イヴのほほえみに加え、九州の本格焼酎の蔵元が仕込んだ梅酒がぞろり(ヌーボーもあります)や、山形の東光さんが日本酒(純米酒)で仕込んだ梅酒など。



ちなみに日本酒で仕込んだ梅酒というのは、酒税法上も技術的にも自家製はハードルが高いので、まずはこちらでお試し下さい。


明日19日(火)から来週月曜(25日)までの企画です。


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女子マラソンも、、、も、、、、お疲れ様です

2008-08-17 16:35:16 | その他
今朝はいよいよ女子マラソン。予定通り8:30にスタートです。

心配された気温も22.6℃と好条件ですが、選手は牽制しあって大きな集団でレースは進んでいます。見ている方もちょっと膠着状態。

こんな時は自分から走って行かなければ!!、とシューズを履いて出動です。

東京も曇り空で、なかなかのピッチで進んでいきます。

まず文京区方面へ。見えてきたのは、東京ドーム。



ここで白山通りに入り、北上。途中で分岐する旧白山通りに入ります。


白山上から今度は本郷通りへ入り、北上を続けます。駒込でJR山手線を越え、少したつと左手に立派な塀に囲まれた森とその向こうの洒落た洋館が見えてきます。

これは旧古河庭園。無料で入れるのはここまで。


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さらにちょっと進むと滝野川の一里塚。江戸からだと本郷追分の次の二つ目の一里塚になります。そこにあるのは、


お札を刷っているところですね。中には装甲車(というのかな)の姿も見えます。

さて、その先、今度は右手に大きな森が見えてきます(この辺り、緑が多いです)が、その森を右回りに巻くようにして降りていくと、、、、

都電です。ここは王子。

王子からは北本通り、ここはちょっと単調な景色が続きます。見えてきた、ちょっとシュールな建物は、、、、、

赤羽の清掃工場です。お世話になっています。

さて、そのまま進むと、ついに県境!!

荒川にたどり着きました!!

で、その50m手前にあるのが、、、、、、

杉玉(酒林)を吊り下げた酒屋さん

実はココ、小山酒造さんの小売店舗です。

小山酒造さんと言えば、丸真正宗。
23区唯一の蔵元さん(厳密にはお台場に黄桜さんも醸造場を設けていますが)として知られています。

醸造場はこのお店の向かって左側にちょっと行った裏手にあります。


丸真正宗さん、弊社でも問屋仲間を通じ、お取扱いして頂いておりますし、昨年夏には、銀座の三越で試飲フェアを開催させて頂きました。

そう言えば、その時の話題がこのブログの記念すべき最初の記事。これも何かのご縁ですね。

それにしても、もう一年間。最初の頃は休み休みでしたが、よく続いたものだな、とも思います。

読者の皆様、一年間、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。




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