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先週、業界「以外」の方(の日本酒好き)とお話をしていて、自分が酒問屋ということもあったのか、いわゆる日本酒GIの「GI信濃大町」について聞かれました。
(なんでも先月?ニュースで見たとの事)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/cb/698ae4c95802c4f3021f22bbd77b906c.jpg)
これかな?
昨年指定されたようですが、確か国内では初の2段階認定、すなわち「GI長野」に認定されたお酒でないと、「GI信濃大町」には認定されないという狭き門ということで、話を振ってこられた方も気になっていたようです
ただ、申し訳ないことに自分の知識も2段階認定ということ位で留まっているので、ちょっと調べてみた。
個人的にGIという概念は世界標準だし、それに倣うのも一つの流れだと思うのですが、その指定に際して出されている「酒類の特性」というのにはいつも引っ掛かりを感じるんですよね。
このGI信濃大町、そしてその前提となるGI長野のものを見てみましょう。
【GI長野】
長野の酒は総じて、雑味が少ない濃厚な味わいときれいで穏やかな香りが調和した酒質を有している。
米の旨味を凝縮したような濃厚な味わいは、雑味の少なさと相まって甘味や酸味が折り重なって口の中に広がり、清酒だけを飲んでも十分な満足感を得られることができるが、濃厚な味わいの料理と合わせて飲むことで料理の旨味を深めることができる。
また、きれいで穏やかな香りは、料理の風味を阻害しないよう、味わいに集中できる環境を口の中で整えるとともに、きれいで穏やかな余韻を残す。
【GI信濃大町】
信濃大町の清酒は、雑味が少なく濃厚な味わい、きれいで穏やかな香りの調和といった地理的表示「長野」(清酒)の特性を有しつつ、米由来の特徴的な香味が際立った酒である。
色調は、無色又は淡いゴールドのような透明感のある色を基調とし、香りは、黄色いリンゴ・バナナ・メロン・洋梨といった熟した黄色い果物を思わせる香りの中に、炊きたてのご飯・つきたての餅・上新粉のような米由来のふくよかな香りがしっかりと感じられる。
口に含むと瞬時に、米に由来する明瞭で濃厚なコクを感じた後、まろやかな旨味や甘みが広がり、旨味・甘み・苦味のバランスが取れた余韻がじっくりと感じられる。
また、アルコールの切れが良いだけでなく、コクを構成する苦味をもつことから、主に苦味・酸味・旨味を持つ食材との相性が良く、食中酒に適した酒質である。
信濃大町の清酒は、長野県大町市内及び近郊で多く採取できるタラの芽・コシアブラなどの山菜やクレソン等の、旨味を伴った苦味を持つ香味野菜などとの相性がとても良い。また、この産地の特産品である畜産品(豚肉)の動物性たんぱく質由来の旨味を一層引き立てる。
なるほど、以前も触れましたが、指定が新しいほど文章が増える、という法則?は健在のようです。
その上で、一応包含関係は「GI長野 ⊃ GI信濃大町」なのですが、
「米由来の特徴的な香味が際立った酒である」
「黄色いリンゴ・バナナ・メロン・洋梨といった熟した黄色い果物を思わせる香りの中に、炊きたてのご飯・つきたての餅・上新粉のような米由来のふくよかな香りがしっかりと感じられる」
「コクを構成する苦味をもつ」
などのGI信濃大町の特徴から、GI長野を連想するのはちょっと難しいかも、です。
そもそもGI信濃大町は、原料の米を大町市と隣接する長野県松川村の特定の水田および生産者が栽培した米に限る、などの厳しい条件が設けられているので、そこでアピールすればよいと思うんですよね。
上記のポエムのような「特性」もくっついちゃうと、分かりにくくなると思うのですが、、、、、
いやいや、難しい。
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