牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

あれから7年、の大晦日。酔仙酒造さん「雪っこ」に考えた。

2017-12-31 13:38:55 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
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業界外の人から、「いま、ハマっているんです」と、プレゼント?して頂いたのが、


こちら


活性原酒・雪っこ



なんでも、「あらばしり」とか「にごり酒」とかがお好きで、近所の酒屋さんに聞いたら「まだ出てないけど、これなら今からある」ということで紹介され、気に入ったので毎週(!)、買っているとのこと。


アルコール度数20-21度の原酒で、これを1缶空けたら結構大変なことになるなあ、と思いつつ、、、、、


この「雪っこ」の醸造元は、酔仙酒造さん

東日本大震災当時、陸前高田にあった酔仙酒造さんは、津波でまさに壊滅、亡くなった従業員の方もいらっしゃっいました。

蔵が流される様子がテレビの被災映像でもしばしば放映されていた、当時、ある企画品のラインナップとして、カップ酒をお取り扱いさせて頂いていたこともあり、被災の厳しさを実感しました。


東日本大震災の直前、自宅用にもカップ酒を買っていたのですが、飲む気になれず、それでも捨てられずに冷蔵庫に入れっぱなしでした。




酔仙さん、被災直後から復興に向け動き出され、まずは他の蔵元さんの施設を借りられ、復興の第一歩として出荷されたアイテムの一つが確かこの「雪っこ」で、NHKなどでも取り上げられていました。

頂いたカップの裏面の製造は大船渡。この地に新工場を建設され、復興にむけ本格的に動き出されました。

頂いた方が買われたという酒屋さんはいわゆる街場の酒屋さんで、こうしたところまで浸透しているというのは喜ばしいことです。

ただ、被災地全体を見ると、復興関連の仕事をしている知人に聞いても、東京五輪・パラリンピックを前に拍車がかかる東京一極集中によって復興需要も人手も厳しい状況にあると言います。

先の衆院選で自民党が圧勝したこともあり、「アベノミクス」は成功しているという発言も政財界のエラい方々から出ていますが、本当にそうなのでしょうか。

 オリンピックに沸く東京圏、リニアに期待する中部圏、万博誘致に蠢く関西圏など大都市の活況、円安、株高に沸く大企業や富裕層の一方で、被災地の状況は未だ厳しいものがあります。

東京の問屋として何をしていくべきか、改めて考えた大晦日。

思いも新たに、飲めなかったカップ酒を開けてみましょうか。


一年間、ありがとうございました。





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今年も仕事納め!一年間を振り返る。

2017-12-30 12:16:33 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
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さてさて、「12月は30日まで営業」という慣例と、「例年12月は土曜日も営業」という慣例の掛け算の結果、今日も営業。


と、言っても、注文がバンバン来るというよりは、一年を締める、という感じ。

自分も、世田谷方面とか、ご近所方面などに御挨拶。

そんな中、最後の営業日なので、この一年を振り返ってみようかな、とも思ったのですが、感受性というか記憶力自体が鈍くなったのか、色々なことが思い出せなくなっています(かなりやばい)。


その中で、お酒関連のことを10個絞り出して、自分の備忘としてメモっておくことにします。
(「ベスト10」ではないので、順不同です。)





えっと、、、、、、悲観的なのでしょうか。まずは嬉しくはなかったことを思い出してしまいます。
(さすがにこれらは実名報道がはばかられるので、伏字にて)

①前年末から引き続いての、○○○での○○○事件

⇒これはこたえました。ある意味、今週まで尾を引いていたとも言えますが、とにかく気を引き締めていきましょう。

②○○○の○○○の交渉
⇒これも想定外の出来事。考え方は人・立場それぞれなんですね。

③○○○〇が○○を受けた話
⇒直接ウチには関係ないと思うのですが、ウチにもちょっと前に照会が来たりして気になっていたら、年末になって具体的な話が飛び込んできたので印象深い。


良くも悪くも、業界を巡る環境は大きく変わりつつありますね。

④酒税法改正
⇒6月の酒税法の改正、いわゆる酒の安売り規制が強化ですね。粛々と対応するのみ、ですが、色々と噂も聞こえてきますね。

⑤物流の人手不足・コスト上昇
⇒テレビなどでも宅急便の過酷な状況や値上げなどが話題になりましたが、B to BやB to Cでも、その影響が顕著に出てきました。これは来年まで尾を引きそうですね。

⑥酒フーズ厚生年金基金が解散

⇒法改正等もふまえ、昭和43年に発足した酒・フーズ厚生年金基金が3月31日付で解散となり、後継制度である酒フーズ企業年金基金が発足しました。


そんな中、我が社でも昔とは色々なことが変わってきています。

⑦○○さんが引退
⇒永らく勤められていた○○さんが夏に引退されました。上掲の物流問題もふまえ、社内体制等も変更になり、現在、様子見、といったところでしょうか。

⑧白鷹「以外」の中小蔵元さんの地酒の売り上げ、クラフトビール、輸入ワインの売上が伸びた。

⇒定番王道の白鷹で頑張るのはもちろん、世の中の変化もあり、その他の高付加価値商品としての地酒やクラフトビール、ワインの売上は伸ばすことができました。


そうそう、ネット関連でもいくつかありました。

⑨新川大神宮のホームページ公開。

⇒そうなんです。酒問屋の神様「新川大神宮」のホームページが堂々公開されました。

⑩「神楽坂と白鷹」ミニムービーの英語版公開
⇒当社も含め、神楽坂と白鷹をご紹介頂いたYoutubeのミニムービーに英語版ができました。


これ以外にも、今週になってからも営業車がぶつけられて大破(営業さんは無事)という事件など、色々ありましたがお陰様で大過なく最終日を迎えることができました。ご縁の方々、八百万の神様方などに感謝感謝、です。


さて、来年はどうなる?







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年末年始、アルコール対策のドリンク剤が売れているのでしょうか。その市場規模は?

2017-12-29 12:18:35 | 附属酒類経済研究所
                           
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お酒を飲むことが多くなる年末。


テレビでも「ウコンの力」とか、「ヘパリーゼ」とか、アルコール対策のドリンク剤のCMを良く見かけます。

ウコン


結構良い時間に流れていますし、有名タレントも出演しています。
CM料金もそれなりの額になると思われますが、いったいどの位の市場規模なのでしょう。

自宅で飲むときに「ウコンの力」とかを飲む人は少ないでしょうかから、「ソト飲み」を考えてみましょう。

近年、広報とかの活動等に力を入れている酒造組合中央会さんが今年30年ぶりに行った調査では、ソト飲みの平均回数は月に平均4.1回。

日本人全員かつ1年間に引き伸ばすと、ざくっと48億!回。

その48億回のうち、全てでドリンク剤を飲むわけではなく、忘年会が続く時とか、体調が悪いけど酒席があるとか、の特殊事情として、5%くらいとしましょう。

48億×5%=2.4億回。




ドリンク剤の値段を200円(←適当です)とすると、480億円となります。


実際、「健康産業新聞」という専門紙のweb記事では「ウコン市場350億円」という数字も出ていましたから、倍半分の誤差は楽勝であるにせよ数百億~千億円の規模くらいはありそうです。

酒類業界の市場規模が3兆円とか4兆円とかですから、その1%とか数%のオーダー。


数%の対策コスト払ってまでお酒を飲むなんて本末転倒!とも言えますが、例えば自分自身のランニングにかかる諸出費(マラソン大会への参加やランニングシューズ)の中で、サプリメントやテーピングテープへのコストを考えると、10%を楽勝で超えていますので、まあそんなものかとも思います。

でも、これからの年末年始、そんなものに頼ることのないよう、セーブ、セーブです。




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コンプライアンスではなく、矜持でしょう。西友だけでなく、マルエツ・三徳・ヨーカドーまで。

2017-12-28 12:25:39 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
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先日、西友さんが大々的に「久保田」をプレミアム価格で安売り?していることに触れました。




百聞は一見にしかず、と思ったのですが、残念ながら近所に西友って(たぶん)ないようなぁ、と思っていましたが、今朝の新聞の折り込み広告を読んでいると、、、、







西友さんではないですが、こんなチラシが。

まずはイトーヨーカドーさん



久保田が出ています。価格は税込1,998円ですから、定価(先般ご紹介のように1,164円)よりもかなり高い。

「値下げ」された西友の1,650円よりも高いですね。
それでも年末年始には客寄せ商品になるということですね。


続いて、マルエツさん



こちらは税込1,922円。イトーヨーカドーさんに比べ「ちょっとだけ」安い。

お隣には八海山の特別本醸造が同じ価格で出ています。


そして、江戸川橋のコモディイイダさん。



こちらは税込1,944円。マルエツさんより微妙に高い。
ただ、お隣の八海山本醸造は216円安くなっています。


最後は、飯田橋の駅の向こうの「三徳スーパー」さん。



こちらは1,707円と、西友さんほどではありませんが、プレミアム価格の中では安めです。
しかも?お隣には万寿もありますよ。


しかし、、、、、、、



西友さん然り、イトーヨーカドーさん然り、マルエツさん然り、名だたる大スーパーチェーンですよ。

そこの広告に乗るということは、それだけの商品量が確保されている、ということ。

値段から見てもいわゆるブローカー的な仕組みが介在していると思われますが、これだけの量が流れるということは、「正規ブローカー」とまでは言いませんが、正規のルートに近いルートでないと、無理でしょう。

個人的には「ブローカー」の存在は認めなくもないですが、我々のような正規ルート(やそれに近い人々)が(大々的に)それをやるというのは如何なものでしょうか。


それは今流行のコンプライアンスではなく、矜持というものでしょう。


一体何が起こっているのでしょう。

なーんかもやもやするなぁ。



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一年ぶりの勝沼のワイナリー巡り。最初は大物、シャトー・メルシャン。

2017-12-27 11:19:05 | 旅の記録など
                           
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週末、勝沼に行ってきました。


ちょうど一年前にも行きましたね。

多くのワイナリーの朝一のツアーの開始時間が10:30ということで、今回も前回と同じ鈍行列車に乗ってコトコトと向かいました。
(このシーズン、「勝沼ぶどう郷」駅には特急がほとんど止まらない)


で、まず向かったのは超大物、シャトーメルシャン



「ベーシックコース」と称する、1時間コースに参加。

参加者は自分たちも含め、3組6人。お寒い中、ご苦労様です。

メニューの最初は、ビデオ鑑賞。

主としてシャトーメルシャンの歴史や、ワインの醸造法などを学びます。

事前に電話予約した際、「製造ラインの中には入れませんよ」と念を押されていました。

これが工場見学の代り、という感じなのですが、ガイドの方の御親切でしょうか、口頭で色々と補足して下さいます。


その後、工場の地下にある、樽貯蔵庫(の脇)で、樽貯蔵の解説や、テイスティング





テイスティングさせて頂いたのは、甲州、アンサンブルのロゼ、そしてベーリーA




テイスティングのやり方とか、「こんな感じですよね」ということを色々とご説明頂きました。

ここまでで45分経過、もしやこれで終わり?と思っていたら、「それでは、見学に」とアナウンス。



地上に上がって、工場を横目に過ぎて、隣の敷地の「資料館」に行きます。


工場は立ち入り禁止


ここはメルシャンの創業者「宮崎光太郎」さんの「旧宮崎第二醸造所」が資料館になっているもの。

富岡製糸場と同じ造りだそうです。柱の少ない広い空間に、昔の醸造器具等が展示されています。




その前にビデオで見たものもありましたが、やはり実物(実空間)は違いますね。

その上で、その隣にある、ブドウ畑「祝村ヴィンヤード」に。

ここも古くからのブドウ園を見学用に再整備したものですが、ちゃんとブドウを栽培・収穫している、これもホンモノ。



垣根式のブドウの樹の仕立て方の流派「コルドン式」と「ギュヨー式」を、実際に見比べて教えてもらったり、アブラムシセンサーとして植えたバラの樹の話とか、とても興味深かったです。





見学用とはいえ、結構な広さのブドウ畑なのですが、ガイドさんがおっしゃるには「この畑から収穫されるブドウからできるワインって、全部で二、三百本くらい」だそうです。

大変なんだなぁ。


その後、カフェが併設された売店で解散。

売店では色々な種類のワインも売っていたのですが、次の用もあり、早々に失礼しました。
(ただ、夕方、もう一度寄りました)


なかなか興味深いツアーでした。メルシャンさん、ありがとうございました!!

特に後半は面白かったのですね。ただ、時間の関係でその部分が駆け足になってしまい、ちょっともったいない感じ。


メルシャンさんとしては、工場を見学できない分、ツアーをきっかけにワインの醸造やテイスティング等の「正しい知識」を得て欲しい、という親心だと思うのですが、参加者からすると、(今ハヤリの)コト消費というか、「見る・感じる」を中心とした「実体験」を求めている部分も少なからずあるんですよね。

その意味では、後半の(昔の)工場や、(見学用ではありますが)ブドウ畑での体験(や質問コーナー)などでたっぷり時間wの取れるとありがたかった、とも思います。

ガイドさんのお話では、見学ができないのは、まだ安全対策ができていないからということで、来年?からは対策を済ませ、工場内も見学できるようになるということでした。

そうするとまたメニューも変わってくるのでしょう、その時にはまたお邪魔してみましょう。

で、次に回ったワイナリーは、、、、、また今度。


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OKグーグル お勧めの日本酒は?

2017-12-26 12:45:28 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
                           【公式HPはこちら↑】





先日、老人ホームでコミュニケーションロボットなどを見てきましたが、そういえば今年のヒット商品のこちらもある意味で同じですね。、





Googleホームを代表とする、いわゆるスマートスピーカー。

クリスマスプレゼントして買った人(というか、自分用にご褒美買い)した人も多いのではないでしょうか。



このGoogleホーム、


「OKグーグル、明日の天気は?」と聞くと

「明日は晴れ、最高気温は15度です」と教えてくれたり、


「OKグーグル、30分後に起して」と言うと、

「はい、アラームを30分後にセットしました」と、本当に起してくれるらしい。


いや、便利です(情報が全部取られて怖い気もしますが、、、)。



また、開発者の遊び心も仕込まれているようで、例えば

「週末の予定は」と聞くと

「Youtubeで話題の動画を見て過ごそう思います」などと答えるらしい(未確認です)。

なるほど。



では、ウチの「Hakutakaホーム」ならこんなやり取りができそうですね。





「OKはくたか、お勧めのお酒は?」

「はい、大吟醸純米 極上白鷹がお勧めです」




「OKはくたか、白鷹はどこで買えばいい?」

「この近くだと納戸町の升本さんで売っています」


いや、優秀ですね。もっと聞いてみよう。


「OKはくたか、このウィスキーに向いているのはロック?水割り?ストレート?」

「割った方が健康にいいですね。それならやっぱり白鷹割りをお勧めします」

ちょっと怪しくなってきました。


「OKはくたか、彼女にプレゼントするならどんなお酒が良いかな?」

「お酒のことしか頭にないようですね。ちょっと心配です」


はい、失礼しました。










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一歩間違えると思い込み記事に!「被災地で飲酒量が増大」@毎日新聞

2017-12-25 12:00:21 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




あ、捨ててしまった。。。。。


週末、気になる記事を見ました。
確か土曜日の毎日新聞。


ネタにしようと思って新聞入れを見てみたのですが、毎週のルーチン「日曜日に一週間分の新聞(と空き缶・空き瓶)を捨てる」により捨ててしまったので、ネット上で探した。


あった




飲酒量が急増 死別や将来不安が引き金か



比較的長めの記事なのですが、資料としての保管も念頭に、全文を引いてみましょう。
(最初の段落が要旨になっています)


2011年3月の東日本大震災以降、岩手、宮城、福島の被災3県で成人1人当たりのアルコール消費量が急増していることが国税庁の調べで分かった。津波の被災地や住民の避難先では、身近な人との死別や将来への不安が引き金となった飲酒による健康障害や自殺が深刻化。増加が目立つ岩手県は、依存状態の把握やケアの充実を図る独自計画の策定を決め、宮城、福島両県も策定を検討している。

(この後の赤字の部分は読み飛ばして結構です)

国税庁が公表した最新の都道府県別1人当たりの「酒類消費量」によると、被災3県とも10年度は全国平均(81.8リットル)を下回っており、岩手81.4リットル、宮城68.5リットル、福島65リットルだった。

ところが11年度以降、全国平均は横ばい状態なのに対し、3県は増加傾向。15年度は岩手90リットルと10年度より10リットル近くも増え、宮城84.2リットル、福島81.7リットルも全国平均(81.6リットル)を上回った。都道府県別順位では、10年度と15年度で岩手13位→8位▽宮城39位→12位▽福島44位→16位と上昇している。

震災と飲酒量増加との因果関係は科学的に解明されていないが、消費量が急増した岩手県は、災害によって被災地での飲酒量や依存症患者の増加を懸念。14年施行のアルコール健康障害対策基本法に基づき、今年度内に策定する県の対策計画に「被災者への配慮」を盛り込むことを決めた。

計画案には「復興までの長い年月でのさまざまな環境の変化に伴うストレスの発生や加重が、アルコール健康障害につながらないよう、こころのケア対策と連携して対策に取り組む」と明記。仮設住宅や災害公営住宅などでの見守り活動の中で、住民の飲酒や健康状態を把握し、依存症の疑いがある人や肝機能に問題がある人に専門医を紹介したり、支援団体につないだりするという。

宮城、福島両県も飲酒による健康被害を防ぐ計画を検討。福島県は「被災地とアルコール問題は切り離せない」(障がい福祉課)とし、宮城県も「沿岸部でのアルコール問題は対策が急務」(障害福祉課)としている。

依存症の患者らを支える岩手県断酒連合会の竹中保夫事務局長は「被災地の人々は、悲しみや苦しみから逃れようとお酒に頼りがち。被災者支援事業の終了で経済的に困窮したり、将来不安もあったりして、依存がさらに増える恐れがある」と指摘する。【佐藤慶】


グラフもあります。



試験問題的に要約すると、

①「東日本大震災以降、岩手、宮城、福島の被災3県で成人1人当たりのアルコール消費量が増えている」という事実

②増加要因の仮説としての「被災によるストレス等による影響」

③「ケア対策が必要」という提言


というもの。

確かに、オリンピック景気?など、バブル期を思わせる活況を呈している東京とは裏腹に、復興半ばにも係わらず「忘れられた」感もある被災地の未だ癒えぬ悲しみ・苦しみはいかばかりと思います。

そこからの逃避としてアルコールを飲む量が増えているとしたら、これjは深刻な問題ですし、この記事は「被災地を忘れるな」というメッセージ、なのかもしれません。
(毎日新聞の常としての署名記事ですね。「佐藤慶」さんです)


ただ、これまでにも何度か書きましたが、この国税庁のデータは注意が必要。

と、いうのも、各都道府県の酒類販売業者が販売したお酒の総量を、その都道府県ごとに成人の人口で割った数値。
毎日新聞の記事にも最後に注としてついていますが、「繁華街が多い東京都は、都外からの通勤者らも都内で飲酒するケースが多く、1人当たりの消費量が極端に多い」と、本当に飲んだ量とは必ずしも言えません。

上にもあるように、通勤者の多い東京都は多いし、観光客が多い京都なども多くなっています。

被災地の場合も、復旧事業等で来ている人たちによる消費もカウントされていることになります。

実際、「被災地でパチンコが大盛況」という話があって、帝国データバンクの調査によると、2012年度の前年比の伸び率は8.9%という数字のようで、それはそれで事実のよう。

ただ、2013年度は2012年度比1.7%減と頭打ち。そしてその理由として、帝国データバンクでは「復興の進展で建設作業員が減ったことなど」を挙げています。



このパチンコの例から見ても、復興事業に伴う人口流入の影響が存在するのは事実でしょう。

確かに、それらを考慮してもストレス等による飲酒量の増大があるのかもしれませんが、それにはデータの検証が必要。

「思い込み記事」になってしまいますよ。
(というか、タイトルの付け方が強引ですね)





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酒は百薬の長というのは統計的なミス(操作)なのか忖度なのか、それともトンデモ指摘なのか。

2017-12-24 12:21:58 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】





適量のお酒は健康に良い」という「Jカーブ効果」


これに異論有り!というテレビをやっていたということに先日触れましたが、その証拠?写真(テレビの写メ)が発掘されました。


順に見ていきましょう。





このテレビでは、Jカーブというより、Uカーブとして説明しています。

これに、「ミスがあった」としています。





そのミスとは、、、、、、


こちら


データの中に、病気でお酒を飲めない人(飲むのを止められている人)も、お酒を飲まない人に含められていた

というものです。

つまり、お酒を止められるほどの人のグループだけを取り出すと、は病気も重く、死亡率が高い、ということ。

カーブとしては右肩下がりになるので、それを取り除いて補正すると、

こうなる

おっと、小学生でもわかりやすいグラフですね。

お酒を飲むほど、死亡率が高まる




いやぁ、知りませんでした。まさに初耳です。

統計的なミスだと説明されていましたが、元の論文の趣旨(適量飲酒は体に良い)もふまえると、「都合の良い結論が出るように操作」とも思える話ですね。


この指摘(研究)は1年くらい(かな)前のもののようですが、あまり話題になっていません。
うがった見方をすれば、酒類業界への忖度なのでしょうか?


その上で、疑問点も沸いてきます。


①チラ見だったせいもあるのですが、元の論文は明示されていましたが、反証論文は明示されていなかった。その論文自体の確からしさ、という視点でも検証が必要でしょう。

②以前も書きましたが、元の論文は結果が酒飲みに都合の良いこともあり、逆にさまざまな人が検証を行っている他、(別のサンプルでも)追試が行われています。
複数の論文で同様の結果が得られているのですが、その辺りをどう考えるのか。その全てが統計的なミス(操作)を行っているとは考えにくい。



14の論文のまとめ(Holman CD,et al. Med J Aust. 1996;164:141-145.)-日経ヘルスより


日本人を対象とした2005年の研究もあります


Ann Epidemiol. 2005;15:590-597.-日経ヘルスより


③上記とも関係しますが、これらの研究の発展系として、「メカニズム」も含め疾患別の効果等も整理されています。
これらの際には、「医者にお酒を止められている人」等の事情も勘案して分析するはずなので、そんなミスは考えにくい。




日経ヘルスより


トンでも統計のミスを指摘、というテレビ的なコンセプトは分かるのですが、その割には詰めが甘い気もする。
まずはミスを暴いたという論文を教えてもらって、読んでみなければ。

(と、言っても、自分の飲酒量は、Jカーブがやはり本当だとしても、「Jカーブの底」とか「死亡率が上がり始める部分」に相当するので、結果は同じですけど)


教えて!偉い人!




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倉庫スタッフに、大リーグボール養成ギブス

2017-12-23 14:23:33 | 酒の道具など
                           
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地下鉄「ブルーライン」を降りると、そこは坂と切り通し。まさに横浜(の丘側)の風景です。







特養老人ホームへ行ってきました




ウチが事務局を務めている奨学金の財団(升本学術育英会)の見学会。

今回(今年)のテーマは「介護の現場とそこでのIoTの応用」

字面は難しいですが、要は人手不足が深刻な問題となっている介護現場の実態や、ロボットをはじめとするIoTがどう活用されているか。

今回は、先進的にこうした取組を行っている横浜市の「芙蓉苑」さんにおじゃましました。
(お忙しい中、本当にありがとうございました!)



介護ロボットというと、ウィーンと唸りを立てて動くガンダムのような装着スーツをイメージしていましたが、確かにその手のロボットもあるのですが、実際にもっと活用されているのは、癒し系などのコミュニケーションロボット。


みなさん


レクリエーションタイムなどで活躍しているそうです(実際現場も見せて頂きました)



ロボットだけでなくセンサーでの見守りシステムもご紹介いただくなど、様々な実例を教えて頂いたのですが、個人的に気になったのはこちら。



スマートスーツという製品で、ゴム等によるサポートで身体への負担や疲労を軽減させるという「軽労化」を実現するもの。

大リーグボール養成ギブスの逆というか、ランニングで使うサポートタイツの進化系みたいなものです。
一見大したものではないようにも見えますが、よりロボットっぽい電動アシストのものに比べ軽いし一日中着用できるし、小回りもきくし、コストも圧倒的に安いし、ということで「普通に」使われているようです。


そこで思ったのは、、、、、


これ、ウチの倉庫作業にどうでしょうか。



倉庫の担当さん、(気は優しくて)力持ちですが、それでも重いものは重いし、一日中やっていると腰にも来るでしょう。
これでサポートして、怪我等も減るのであれば結果として会社にもいいことですし。

同業で使っている会社さんってあるのでしょうか。
今度聞いてみましょう。




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コルクの山。東京ドームの何杯分?

2017-12-22 11:46:15 | 酒の道具など
                           
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日々、ワインのボトルを空ける開けるとか、ビールの栓を開けるとかの備え、ではありませんが、食卓にワインオープナーやら栓抜きが置いてあるのですが、それを入れる小物入れというかバスケットには、コルクが貯まっています。





一応、取捨選択してプラスチック製とかリサイクルコルクとかは捨てているのですが、結果として貯まっている。


これを見ながら昨夜考えたのは、


一体日本全体ではどのくらいコルクが貯まるもんなんだろう


早速計算してみました。

我が国のワインの消費量は、2016年度で365千klということですから、365,000,000リットル、750mlで割ると、およそ4億9千万本。
(日本の人口1億2千万人強から見ると、一人当たり4本弱。そう考えると、そんなに多くない(というか、まだまだイケる気もしますね)

この中にはスクリューキャップや王冠、ペットボトルもあるでしょうが、とりあえずこの全てがコルク栓だとすると、4億9千万個のコルクが発生することになります。

コルクには色々なサイズがありますが、手元のコルクを見ると、直径2.2cmで長さは5cm。

入れ物とかに適当に詰めると隙間もできるので、隙間も含めた容積を仮に直方体で近似すると、2.2×2.2×5=24.2cm3=0.0242リットル

これが4億9千万本ですから、11,800,000リットル。

よくある、「東京ドーム」に例えると、東京ドームの容積が124万m3ということですから、1,240,000,000リットル。




割り算すると、、、、、、え!

東京ドームの100分の1にしかなりません。

言い換えれば、日本の全てのコルク栓を東京ドームに捨て続けても、100年経たないと満杯にならない。

ではでは、ということで、コルク栓ではなく、日本のワインの消費量(365千kL)全体で考えてみましょう。

365,000,000リットル÷1,240,000,000=0.3


なんと!3分の1にも満たないという結果に。
(要は、日本で飲まれる全てのワインを東京ドームに注いでも、満杯までに3年かかる)

東京ドーム、恐るべし、です。




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旅するお猪口、旅するワイン

2017-12-21 12:02:41 | 酒の道具など
                           
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「旅するお猪口」の一連の記事(直近はこちら)ですが、二匹目のドジョウはいるのでしょうか。



旅するワイングラス


一番わかりやすいのは、壊れない材質のワイングラス
(以前、ピクニック用としてご紹介



これをお猪口と同じように、持ち運びしやすいようにコンパクトに進化させたものもありますよ。


こんなの


グラスと脚(専門用語だとステムですね)を組み立て式にしたものです。


と、挑戦でしょうか。この際、脚なんて無くても、というものもamazonで売られていました。


こちら




シリコン製!しかも「蓋」もついているようです。

素材の優秀さとポップなデザインもウリのようですね。
でも、何だか味気ないなぁ、と、さらに見ていたら、今度は素っ気ないものが。


こちら


ステンレス・スチールで、蛇腹状というのでしょうか、折り畳めるカップです。

そういえば、子供の頃、これのプラスチック製がウチにありました。
これでワインを、、、、、でも確かにfolding wine glassと書いてあります。


でも、当時プラスチック製のものを旅行に持って特急に乗ってお茶を入れたら漏れ出して大変だった、のを思い出しました。
(そうそう、特急「しおじ」でした。懐かしいなぁ)


しかし、こんな感じで「旅するワイングラス」を見ていくと、お手軽感が強い。

昨今、テレビなどで良く流れている「日本は素晴らしい」「日本文化は偉大だ」という風潮はちょっと不気味なものを感じているところではありますが、少なくとも「旅する酒器」シリーズにおいては、日本のモノのほうが風情がある気がしますね。


そもそも、ワインの場合、飲むワインもキンキンに冷やしたデイリーワインが似合いそうですが、お酒の場合、旅先だからといってパック酒は避けたい気になるし、ちょっと感覚が異なってくるものでしょうか。

まあ、気楽に考えましょう。




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どこかで何かが炎上しそう。西友が「久保田 千寿」を定価の1.5倍に「値下げ」。

2017-12-20 11:59:48 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




毎日新聞のネット記事で、気になるニュースがありました。

独自記事ではなく共同通信の配信記事だったので、本家を見てみた。


こちら


西友、年末年始に値下げ
食品や日本酒など37品目

2017/12/18 14:54

 大手スーパーの西友は18日、年末年始に需要が高まるインスタント食品や日本酒など37品目を19日から平均で14%値下げすると発表した。期間は酒が来年1月3日まで、そのほかは8日まで。

 例えば、日清食品のカップ麺「どん兵衛」シリーズは16.9%下げて税抜き98円に、朝日酒造の「久保田 千寿 吟醸」の720ミリリットル瓶は12.2%下げて同1650円にする。



歳末を迎え、値下げ、というのはわかるのですが、日本酒が名指しされるというのは、それだけ注目アイテムだということなのでしょうか?

しかも、例示されている銘柄がなんと朝日酒造さんの「久保田」。

ん?久保田?

「久保田」は限られた酒販店さん(ウチのお客さんで言うと、「鈴伝」さんとか、暖簾分け先の「虎ノ門升本」さんとか)への限定流通のはずなのですが、西友さんでも扱っていたんですね。

実際、記事では「どん兵衛」と並んで、割引率も出ています。

ちなみに「どん兵衛」は98円ということですが、メーカーさんのホームページを見ると、(標準小売が)税込194円のようなので、これはずいぶん安い!ですね。




対して、久保田の千寿は12.2%オフの1,650円だそうです。

千寿って吟醸ですが、それが1,650円?そんなに高かったでしたっけ?

朝日酒造さんのホームページを見てみましょう。



720mlは税抜で1,080円、税込だと1,164円です。
それが「値下げ」されて1,650円とは?????


つまり、西友さん、普段は1,880円は売っていて、それを年末は1,650円に値下げする、ということです。定価からは1.5倍くらい。

久保田の正規販売店さんのリストには西友さんは出ていませんし、価格から考えても独自ルートを介して久保田を仕入れていル、という訳ですね。


その意味で、いわゆるブローカーさん的な話ではありますが、西友さんの規模、しかも今回のようにニュースとして取り上げられる(≒情報を出す)からには、「ブローカーさんが少量をこそっと」というレベルではなく、数百ケース数千ケースいやヘタするとそれより多い量が安定供給されなければ成立しませんよね。


いったい何が起こっているのでしょう?ってみんな思うんだろうなぁ。


どこかで何かが炎上しそうです。

火の用心です。くわばらくわばら。




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このご縁を皆様に! 亀戸勝運稲荷@100年前の暖簾分け先「亀戸升本」さん

2017-12-19 12:09:56 | ご縁の会社・団体
                           
                           【公式HPはこちら↑】







昨日は大安だったんですね。







お昼から、割烹&お弁当の「亀戸の升本」さんにうかがいました。


こちら、明治期の「のれん分け」先で、これまでにも何度かご紹介しているように、デパート界では(というか、もっと広く)ウチよりも有名な升本さん。



酒販店さんではないのですが、のれん分け先の御縁で白鷹をご利用いただいていることもあり、御挨拶に。


事務所は本店のご近所、亀戸の駅前通りの小さなビル、亀戸升本の売店の2階にあります。


正面


すると、お店の前(脇)の事務所へ上る階段の脇に、何やら鳥居のようなものがあるのに気が付きました。


近寄ってみると、なんと小さいながらも「神社」です。


ほら


その名も、、、、




亀戸勝運稲荷


もともとこの場所にはお稲荷さんがあって、それが現在の建物(当時は亀戸升本さんとは無関係)を建てる際に屋上に遷座されたのだそうです。


まあ、ビルの屋上にお稲荷様が遷座、というのは珍しいことではなく、銀座の松坂屋の屋上にも「靍護稲荷神社」というのがありました。GINZA SIXになってどうなったんだろうと思って調べてみたら、神社もパワーアップして戻って来たそうです。


靍護稲荷神社
(ginza-webより)


それはさておき、亀戸升本さん前のこの神社、この地にご縁を頂き商売をやっている身として、このご縁を皆様に、ということで、現在もまだ屋上にあるというそのお稲荷様の遥拝所として、この場所に設置したのだそうです。


以前お邪魔した時には影も形もなかったので、「いつ、出来たんですか(←正しい表現かどうかは?)」とお聞きしたら、なんとまさに昨日がその日!(大安吉日ということで、らしい)。
我々がおうかがいする2時間前、ご近所の同じく勝運の神様として有名な香取神社様にお出で頂き、オープン(これも正しい表現ではないですよね)したそうです。


「参拝者としては最初の10人に入るんじゃないですか?」と言われましたが、いやぁ、ありがたいことです。
御利益、御利益。


しかし、いつものように亀戸さんには勝運饅頭とともに、たくさんのアイディアと宿題を頂きました。
実際のアクションでお返しできるよう、お稲荷さまの御加護を戴けますように。





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モバイルお猪口、旅するぐい呑み、懐中から杯。

2017-12-18 12:17:53 | 酒の道具など
                           
                           【公式HPはこちら↑】





先週金曜かな、「旅するお猪口」のことを書きました。



要は「お猪口の持ち運び」ですが、ネットショップとかを見てみると、幾つかのパターンがあるようです。


まずは、古来よりの?でしょうか。いわゆる巾着袋を「ぐい呑み袋」などと称して、売っています。

こんなのとか

こんなの


多くはマイお猪口(ぐい呑み)ということで、1客がイメージされているようですが、中には「杯を重ねて入れる」タイプもあるようです。

ほら


こうした巾着袋シリーズは意識高い系ですね。着流しスタイルで懐から、となるのでしょうか。





これに対し、「重ねる(重ねられる)」機能を重視した製品もありました。


これ

こうなる

いわゆる蛇の目の利き猪口の、重ねられるサイズを揃え、竹篭に入れる。

なかなか面白いアイディアですが、蛇の目の猪口を敢えて持ち歩くというのは、利き酒道中みたいですよね。


「重ね」タイプでは、最近マーケティングを頑張っておられる錫の器の「能作」さんからも製品が出ていました。

こちら

重ねる

錫の加工性を活かし、互い違いの向きで重ねられるようになっています。

錫なら落としても割れないし、趣もあるし、さすが能作さん、です。


これにさっきのような巾着袋があれば、結構便利かも。


ちなみにご紹介したような巾着袋、ネットで見ると数千円。

手造り感も結構ありますね。近頃色々なところで開かれている「手づくり市」などでも売っていそうです。


ウチの近辺では飯田橋ラムラや赤城神社、あるいはちょっと足を延ばすと鬼子母神とか国際フォーラムで開催しているので、今度見に行ってみましょう、というか、見に行って売っていなかったら、自分で作って売りに行きましょうか。
(みなさん、「作家さん」と自称他称しているようですので、「作家さんデビュー」ですね)




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Jリーグ? Jカーブ? ほどほどのお酒は健康に良い、はずなのですが、、、、、

2017-12-17 17:02:31 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




Jリーグではありません



昨日は、今年の漢字「北」にあやかってウチの取り扱い銘柄「北翔」「北雪」触れましたが、先週あった集まりでの乾杯の発声では、


今年を文字であらわすと『健康』でしょうか


という御挨拶がありました。

そのあとに、適度な運動に適量のお酒、というオチ?がつくのですが、ほどほどのお酒は健康にも良い、という話は確かにありますね。


例えば、手元にある、


「日本ビール検定」公式テキスト

このテキストの中にも、「Jカーブ効果」という項目で、こんなことが書いてあります。

1981年に、イギリスのマーモットが「お酒を飲みすぎる人やまったく飲まない人よりも、適度にお酒を飲んでいる人のほうが死亡率が低い」という研究結果を発表しました。このマーモットの研究成果は、後に多くの研究者によって検証されました。
今では、この現象は一般的に「Jカーブ効果」と呼ばれています。これは、1日の飲酒量と死亡率の関係をグラフに描くと「J」の形をとることに由来します。



ほら


この手の研究はデータの取り方によって色々と議論の分かれるところもあるのですが、上にも「このマーモットの研究成果は、後に多くの研究者によって検証されました。」とあるように、それなりの批判的検証に耐えている、ということで、酒類業界でも「都合の良い真実」として使わせてもらっているところです。


と、書いてきて、そういえば、この前テレビで、これに対して異論も!という話があったのを思い出しました。

すぐには思い出せませんが、確かその場でiPadで画面をパチリとした覚えがあります。

あとで探してみましょう!
(書いたらこちらでリンクします)



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