脳も高いモノがお好き。
毎日新聞の記事(コラム)に
米国科学アカデミー紀要の論文が紹介されていました。
ちょっと良く判らなかったので、原典を探したら、すぐにネットで発見。
<Marketing actions can modulate neural representations of experienced pleasantness>
用意されたのは5ドル、35ドル、90ドルの3種類のワイン。このうち、5ドルと90ドルのワインは2本ずつ用意します。
そして、(ラベルを隠した)これらワインに、値札を付けて並べます。
付ける値札は、、、、、
5ドルのワインには一本目は「5ドル」、二本目は「45ドル」
35ドルのワインには「35ドル」
90ドルのワインには一本目は「90ドル」と二本目は「10ドル」
これで、値札のある場合とない場合で飲み比べをしてもらった、という実験です。
(つまり、
ウソの値札を付けて味見をさせる、という、人が悪い実験です)
結果は、、、、
こんな感じ
一番上のグラフが、値札による5種類のワインの評価。色が同じ棒グラフは、実は同じワイン。
同じ青(5ドルワイン)でも値札が5ドルのと10ドルのでは、全然評価が違います。
また、同じ緑(90ドルワイン)でも、10ドルの値札だと低く-45ドルのウソ表示をした5ドルワインより低くなっています。
で、
一番下のグラフが、値札を隠しての比較。当たり前のことですが、
同じ色では、そう変わりません(ただ、青い5ドルワインのようが緑の90ドルワインより高評価なのが笑える)。
ブログランキング
息抜きに、どうぞ!
応援の
クリックも↑↑↑↑↑
と、ここまでは学生の夏休みの宿題でも書けそうな内容ですが、そこは科学アカデミー。
この次がすごい。
↑何か判りますか?
この評価の際、
脳をMRI検査にかけ、味や匂(にお)いなどに快感があると活動が高まる「内側眼窩(がんか)前頭皮質」という部位の活動を測っているんです。
結論は、
神経細胞の活動レベルでも、値段に左右されてしまうんだそうです。
つまり、「頭で(高いから)おいしいと思うと、本当においしく感じてしまう」ということです。
で、どうするかって、、、、、、うーん、これから考えましょう。
★★★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★★
何卒よろしくお願い致します
応援の
クリックを↑↑↑↑↑
牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx