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先日開催した「ビール部(詳しくはこちら)」の資料にこんな「判じ物」のような説明がついていました。
こちら

No.1:食物繊維、大豆ペプチド、ホップ、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)
No.2:麦芽、ホップ、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、苦味料、甘味料(アセスルファムK)
No.3?:麦芽、水あめ、食物繊維、米発酵エキス、ホップ、香料、酸味料、調味料(アミノ酸)、乳化剤
No.4?:麦芽、ホップ、酵母、酸味料、香料
2017年 美食女子グランプリ :麦芽、ホップ、酵母
実はこれ、ノンアルコールビールの原材料なんです。
No.1とはシェアNo.1のアサヒ[ドライゼロ」、No.2は2位のサントリー「オールフリー」、続いてキリンの新商品「ゼロイチ」、サッポロ「プレミアムアルコールフリー」(←名前、すぐに出てきませんでしたヨ)。
最後の「2017年 美食女子グランプリ」というのは、この間のFOODEXでこの賞を獲った、ウチでも扱っているドイツのノンアル「ヴェリタスブロイ」です。
「ビール部」の説明の中では、
この中での仲間外れは?
という質問を出しました。
一目瞭然なのですが、答えはNo.1のアサヒで、理由は「麦芽を使っていない」こと。
そう、元々ノンアルコールビールはビールを醸造してからアルコールを除去するというイメージで造られていて、昔のノンアルコールは大体そうでした。
(なので、アルコール分は0.00%ではなく、0.1%とか1.0%未満とか。ちなみに、最後のドイツのヴェリタスブロイもその方法)
それに対し、麦芽を使うものの、ビールとは別のプロセスで0.00%を実現したのが現在のノンアルビールの流れで、味わいもむしろビールに近くなりました。
その上で、コロンブスの卵と言うか、「どうせビールの味の真似っこなら、麦芽を使う必要はないのでは」と発想の大転換を図ったのが、アサヒ「ドライゼロ」。
ビール会社の調合技術は缶チューハイなどで磨かれていますから、ある意味それは「お茶の子さいさい」、結果「目指したのは最もビールに近い味」のキャッチフレーズ通り、シェアNo.1に躍り出た、という訳。
まあ、「ブドウを使っていないノンアルコール・ワイン」みたいなもの、です。ドイツ人が見たら怒り出しそうですね。

何だかなぁ、とも思いますが、シェアNo.1というマーケットの評価は直視すべきでしょう。
ただ、それに対し、技術者の意地でしょうか、麦芽を使って巻き返しに出たのがキリン「ゼロイチ」、[ドライゼロ」よりもコクがあり、自分的にはこっちの方が好みです。
両者

さすがに「このノンアルコールビールは麦芽を使っています」などの比較CMはしていないようですが、さてさて、マーケットはどちらを選ぶのでしょうか。
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