牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

酒粕からつくる甘酒は甘酒の一種?簡略製法?それとも別物?(甘酒党宣言 その6)

2011-09-07 11:55:19 | 甘酒党宣言



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甘酒党宣言、その6、です。





甘酒の製法、といって出てくるのは、


「米麹と米(と水)を混ぜて保温して糖化させる」



というものですが、ものの本によっては、その後に、「酒粕から造る場合もある」という添え書きがあるものもあります。



例えば月桂冠さんのHPでは


米麹、ご飯、水を「2:2:1」の割合でまぜ、55~60度を5時間ほど保ち糖化してつくります。ブドウ糖の含量は20%ほどになります。糖化後、沸騰して殺菌します。また、酒粕からつくる方法もあります。酒粕200グラムに800ccの割合で水にとかして沸騰させます。



確かに子供の頃も、「外で売っているツブツブで甘い甘酒(麹造り)」と、「ウチで酒粕を溶かして作ってもらう甘酒」という区別をしていたように思えます。


ただ、酒粕から作る甘酒は、その位置付けは人によって「甘酒の一種」とか「簡略製法」とか「別物」とか、色々のようですね。


とりあえず、両者の違い等を比べてみましょう。


作ってみた



もちろん飲み口の違いが最大の違いですが、アルコール度数の違いもある意味では大きな違いですね。



ちなみに、市販の「甘酒」の多くは麹造り系ですが、酒粕造り系のものも無いわけではなく、「大関」さんなどは酒粕ベースのものですし、「森永」さんなどは両者のブレンドのようです。
(ただ、「森永」さんはアルコール度数を0.0にするために、酒粕を使わなくなるようです)


ただ、御託を並べるより、まずは飲んでみて、でしょう。
(ちなみに、弊社運営のラウンジ「インテリジェントロビー・ルコ」で10種類くらい小売ラインナップをする予定です)


甘酒でお月見、も面白いかもしれません。




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東大で甘酒の研究をしているらしい(甘酒党宣言その5)

2011-09-06 12:35:55 | 甘酒党宣言



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甘酒党宣言、その5、です。



最近は、大学もプレスリリースなるものを結構出して、社会へのアピールを図っています。







こんなのが↓↓↓





東大で、甘酒の研究をしているらしい



甘酒の、「飲む点滴」と呼ばれるほどの栄養分が合成されるメカニズムを解明したそうです。



ちなみに主役は、この方



麹菌




そう言えば、東大構内の東大グッズ売り場(というのかな?)には東大に保存されていた、沖縄戦で失われてしまった泡盛菌を使った「御酒」というのを売っていましたが、そのうち「東大甘酒」とかも出るのかなぁ?


受験生(の多く)は未成年でしょうから、泡盛はダメでも、甘酒はいけそうですね。



甘酒飲んで、東大へ行こう!!!なんてね。




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ノンアルコール市場調査で甘酒が3位?!(甘酒党宣言その4)

2011-09-03 19:06:26 | 甘酒党宣言



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甘酒党宣言、その4、です。



つい先日(9月1日)、ネットでユーザーアンケート等を行うリサーチ会社「マーシュ」から、
自主調査の結果として、「ノンアルコール市場実態調査」というのが発表されました。


全体の概要はこんな感じ(発表資料より)
ノンアルコール飲料の飲用経験は約4割。
週1回以上の飲用を習慣化している人は、1割程度と少ない。
震災時に、水やソフトドリンクの代用品として需要を伸ばしたが、飲用きっかけに繋がる結果にはなっていない。
また、最も好意度の高い飲料は、コーヒー類やお茶類。
季節的要素も強いと見られるが3位にビールが入る。最近人気を博する炭酸飲料も、4位と健闘。ノンアルコール類は、1%にも満たず普段飲みの選択肢に入っていない。


で、それはさておき、甘酒党宣言としては、気になる結果も。


こちら


そう、「あなたが、普段飲むノンアルコール飲料の種類を全てお知らせください(複数選択可)」という問いに対する回答なのですが、ダントツのノンアルコールビールは別格にしても、甘酒が3位に入っています!!!



やった!甘酒がブレイクか!と思ったのですが、甘酒に続くものをみると、ノンアルコールスパークリングワインとかノンアルコール酎ハイ、ノンアルコールワイン、ノンアルコール焼酎、ノンアルコール日本酒と、そもそもお店などではなかなか見かけない不思議商品ばかり。



その意味では、「普通のもの」として回答が多かったのでしょうか?
(ただ、ノンアルコールカクテルに負けた!のもちょっと悔しい。)





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甘酒は夏の季語?本当かどうか、歳時記を見てみた(甘酒党宣言、その3)

2011-09-02 11:29:59 | 甘酒党宣言



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甘酒党宣言、その3、です。


「甘酒は夏の季語?調べてみましょう」ということで、




本棚にあった歳時記

(年に何度かしか見ないので、家人からは捨てろ、と言われていますが)




ありました!

餅米や粳米(うるちまい)の粥に麹をまぜてつくる。6,7時間で醗酵して甘くなるので、「一夜酒」ともいう。甘くて女子供に喜ばれる。

例としては


甘酒を煮つつ雷聞ゆなり

雨冷ゆる日の甘酒を暑うせよ


など。

確かに夏の季語、なんですね。

ただ、気になったのは、例もそうですし、説明にも「暑い折ではあるが熱い甘酒には格別の夏の味覚がある」とあります。


つまり、今流行り?の「冷やし甘酒」ではなく、やっぱり熱くして飲むということなのですね。

あー、暑そう。


ちなみに、この歳時記をめくっていると、夏の季語のものとして、「なるほど」という「ビール」や「冷やし酒」の他、「焼酎」も夏のものです。ふーん。

勉強になるなぁ、涵清閣。




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甘酒党宣言!!!

2011-09-01 20:58:01 | 甘酒党宣言

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先日、「甘酒は夏の季語?」と甘酒を話題にしました。



すると、何日か後の日経新聞に



こんな記事



甘酒など、発酵食品が人気だということです。

なんでも、森永製菓の『冷やし甘酒』は大きく売上を伸ばし、今年7月の販売実績は2009年同月比で220%増、記録的な猛暑だった昨年と比べても同198%増を記録ということです。



倍々ゲームというのは、景気のいい話ですね。



もちろん、ウチで話題にしたのは、売れる!売れそう!!売ってやろう!!!という意図があってのものですが、記事に背中を押された気分です。


と、いう訳でこれから甘酒で頑張りましょう。

この涵清閣もこれから何日(何回)かは「甘酒漬け」で行ってみましょうか。。。。


いわば

「甘酒党宣言」

アルコール業界には幽霊が出る--甘酒という幽霊が。。。。。。



さて、何日続くでしょうか。総本店の甘酒ラインナップと共にお楽しみ!!




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