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一昨日話題にした世界のウイスキー産地の「基準」ですが、その際にも触れたサントリーのお客様Q&Aにありました。
「スコッチウイスキー」とはどんなウイスキーですか?
「スコッチウイスキー」とは、イギリス北部のスコットランド地方で蒸溜、熟成されたウイスキーの総称です。
「穀類を原料として、酵母により発酵させ、アルコール分94.8度未満で蒸溜し、700L以下のオーク樽で最低3年以上熟成させ、最低瓶詰めアルコール40度以上」これがスコッチウイスキー法での定義です。(以下略)
一昨日触れたジャパニーズウイスキーはざっくり言うと
「日本で糖化、発酵、蒸留、熟成を行ったもの」
「熟成については木製樽(700リットル以下)を用いて日本国内で3年以上」
「ボトリングは日本国内で、度数は40%以上」
となっていますので、スコッチウイスキーに似ていますね。
残りのアイリッシュ、アメリカン、カナディアンについてはサントリーさんのQ&Aにはなかったので、困ったときのwikipediaさん、となりました。
さすがwikiさん、どれも「定義」という項目がちゃんとありました。
以下、引用させていただきます。
【アイリッシュ】
アイルランド共和国においては、1980年アイリッシュ・ウイスキー法第1条により、次のように定義されている。(略)
(a)当該スピリッツは、国内または北アイルランド内において、穀物のマッシュであって
(i)天然のジアスターゼの併用の有無を問わず、当該穀物に含まれるモルトのジアスターゼにより糖化され、
(ii)酵母の作用により発酵させられ、かつ、
(iii)蒸留液が用いられた材料由来の香りおよび味を有する方法により、94.8容量%未満の強度のアルコールに蒸留されたもの
から蒸留されたものとし、かつ、
(b)当該スピリッツは、木製の樽において
(i)国内の倉庫において3年以上、もしくは
(ii)北アイルランド内の倉庫において当該期間、または
(iii)国内および北アイルランド内の倉庫において合計3年以上の期間
字数が多いのでややこしそうですが、基本的にはこれまでのものと同じようです。樽も「木製の樽」ですから、ジャパニーズと同じです。
残りの2つも、同じwikiさんから。
【アメリカン】
アメリカン・ウイスキーはアメリカ合衆国連邦規則集第27編第5条の22により、以下のように規定されている。ただし、これらの規定はアメリカから輸出される蒸留酒については適用外である(同第5条の1)。
穀物を原料にエタノール濃度(アルコール度数)95%未満で蒸留した後、オーク樽で熟成させたもの(ただしコーン・ウイスキーについては熟成は不要)、およびそれにスピリッツをブレンドしたもので、エタノール濃度40%以上で瓶詰めしたもの。
また、エタノール濃度は、熟成前の樽詰めの段階で62.5%以下でなければならない。
【カナディアン】
カナディアン・ウィスキーは、カナダの法律によって縛りがかけられている。それによれば、カナディアン・ウィスキーは、穀類のみを原料とし、これを麦芽の持つデンプン分解酵素によって糖化し[11]、酵母によって醗酵させ、カナダ国内で蒸留し、容量180リットル以下の樽を用いて熟成を行い、最低でも3年以上の熟成期間を経たものである。
なお、熟成はカナダ国内で行わなければならないともされている。これらの定義に合致しない場合は、カナディアン・ウィスキーを名乗れない。
これも見たところ同じ感じですが、アメリカンではスコッチ同様「オーク樽」という言葉が、また、カナディアンでは「180リットル以下の樽」と、「樽」への言及がちょい多い。
ジャパニーズでは「700リットル以下の木製樽」という要件が入っていましたが、その意味ではスコッチ、アメリカン、カナディアンの方が限定的なのかもしれません。
確かに「樽」というのは熟成のキモでしょうから、ここの定義は大事かもしれません。
実際、白州に見学に行った際も焼きとかも含め、樽の重要性は色々お聞きしました。
その意味で「樽」の定義も重要かもしれませんね。
「樽」については、もうちょい調べてみる必要があるかもしれません。
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