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この時期、お酒を飲む機会が増えます、というより年中飲んでいる中、この時期は付き合いでのお酒を飲む機会が増える、というのが正しい表現でしょう。
結果、休肝日(があるとして)が無くなってしまうという事態に。。。。。。。。。。。。。。。。
ただ、走っても肝臓に負担が、というように、肝臓は年中働いているし、「(お酒の)休肝日」って、どの位効果があるのでしょうか?
ということで、調べてみた。
国立がん研究センターのHPでは、飲酒とか喫煙とか、ネタ別に研究成果を探すことができるんです。
こんな論文があった
Patterns of Alcohol Drinking and All-Cause Mortality: Results from a Large-Scale
Population-based Cohort Study in Japan
(飲酒パターンと総死亡との関連について)
難しい論文ですし、しかも英語。
でも、素人向けにわかりやい解説もありましたので、そこから研究成果をご紹介。
まず、ここで言っている「飲酒パターン」というのはそのものズバリ「休肝日(の有無)」
飲酒習慣がある男性の6割は「休肝日」なし
調査開始時のアンケートで、飲酒習慣がある男性のうち、週1日から4日飲酒すると回答した男性を「休肝日」があるグループ、週5日から毎日飲酒すると回答した男性を「休肝日」がないグループすると、飲酒習慣のある男性の6割が「休肝日なし」のグループでした。
⇒個人的には「4割もちゃんと休肝日を設けている人がいるんだ」という印象。恐らくこの筆者はお医者さんでしょうし、自らを律して休肝日を設けているので、それが当たり前と思っているのでは、、、、
「休肝日のない」男性の多量飲酒者では、総死亡率が高い
調査開始時のアンケートから、1週間の飲酒の程度(エタノール換算量)を、4つのグループに分けました。さらに、週1-2日飲む、週3-4日飲むグループを「休肝日あり」とし、週5日から毎日飲むグループを「休肝日なし」とし、それぞれのグループの死亡率を比較しました。追跡期間中に、3,900人が死亡しました。
⇒いやあ、3,900人が死ぬ前に何とかしてやれよ、と言いたくなる。
結果です
これ、微妙ですね。-299gまでの領域では、休肝日ありとなしで、そんなに死亡率は変わらないように見える。
ただ、それではネタ的にはダメなので、差があるところに注目しています。
1週間あたり300g(エタノール換算量)以上飲酒する男性多量飲酒者では、休肝日あり(週1-4日飲酒)のグループよりも、休肝日なし(週5日から毎日飲酒)のグループで、総死亡率が高いことがわかりました。
特に450g以上になると、だいぶ違うようですね。
ほら
いや、怖いです、、、、、、ところで、エタノール換算で450gってどの位なんだろう?
日本酒1合(180mL)で 22gとすると、、、、約20合です。
これ、「1週間あたり」ということですから、毎日2.9合、720mlボトルを2日で3本、です。
それだけ飲めば、、、、、、ですね。
1週間あたりエタノール換算量で450g以上飲酒する男性を更に詳しく調べると、多量に飲酒すれば休肝日有無に関わらず、総死亡リスクは高いことがわかりました。休肝日さえあればたくさん飲んでよいわけではありません。
つまり大事なのは、「休肝日を設ければそれでOK」ではなく、「休肝日も意識しつつ、飲み過ぎに注意」ということでしょう。
なお、この研究の余談として面白いことが
こうした研究は世界初のようですが、その背景として
「休肝日」という言葉は、わが国では広く知られていますが、諸外国ではそのような概念がない
そうです。
そこで、論文のタイトルも「飲酒パターン」となっているほか、「休肝日」の訳語として「liver holidays」という概念を定義して、書かれています。
「liver holidays」なんとなくピンとこない。
それに比べ「休肝日」って迫力ありますね。日本語って奥深い。
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