八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

SHO TIME! 大谷翔平〝完全未遂〟

2018年04月09日 23時29分08秒 | プロ野球・高校野球
アメージングな3試合連続本塁打に続き、本拠地初先発となった今日は、7回一死までパーフェクトに抑え、最終的には7回1安打1四球12奪三振という完璧な投球でした。

散々こき下ろしていたメディアも3試合連続本塁打で、手のひら返しの賞賛でしたが、ここまでくると、もはや言葉もないといった感じですね。

日本でも当初はそうでした。投手一本で行くべきだと。二刀流は見たいものの、私も投手一本の方が良いだろうと思っていました。しかし、15勝に本塁打22本という数字を見せつけられると、もはや二刀流は夢物語とは言えなくなりました。メディアの反応もそうでした。

しかし、まだ頑なに二刀流反対の論陣を張る人もいます。その一人が江本孟紀氏です。今日のAERAdot.のインタビュー記事の要旨は以下のようなものです。

曰く、「大谷翔平の才能は超一流だが、二刀流をする限り超一流にはなれない。規定投球回数にも、規定打席にも届かず、それでは超一流とは言えない。本当の二刀流は、ローテーションを守って20勝し、野手としても全試合出場してのものだ。このままでは私の成績も越えられない。」というようなものです。

確かに、どちらかに専念した方が、その分野の記録は伸ばせるでしょう。しかし、だからと言って、二刀流の結果が超一流でないかどうかは、見解の違いで見方によるでしょう。少なくとも、通算11年で113勝しかあげていない江本孟紀氏の記録は軽々抜くのは間違いありません。

今のメジャーリーグは、セイバーメトリクスが普及して、野球がつまらなくなっているようです。セイバーメトリクスとは、徹底的にデータ分析し、効率的に勝つための方法を統計的に割り出す手法です。

例えば、打率で劣っていても四球を加えた出塁率の高い選手の方を起用するとか、盗塁は統計的に得点につながる確率が低いのでしない、などです。そして、このように統計的に勝利に結びつく確率が高く、なおかつ年俸が低い若い選手を獲得すると、チームのコストパフォーマンスが良くなるということです。

そんな流れで、最近はFA市場でもベテラン大物選手の行き先がなかなか決まらないということが起きています。あのイチロー選手も、年俸はかなり低いにもかかわらず、その年齢がネックになってなかなか決まらなかった経緯があります。

しかし、それで野球が面白くなっているのでしょうか。

江本氏が言っているのは、現在の野球界の擁護ではありませんが、今の大谷翔平選手に熱狂するファンたちは、まさに今の野球界に欠けているものを見ているのだと思います。

確かに投手や、打者としての成績を上げるだけなら、どちらかに専念した方が良いという江本氏の主張は正論ですが、今の大谷翔平選手は、時代に選ばれた選手なのです。大谷選手が残す価値は、十分に超一流選手の名に値するものになると、私は思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする