クライマックス・シリーズ

セ、パ両リーグとも大詰めを迎えています。パシフィック・リーグは、昨日、日本ハムがクライマックス・シリーズ出場を決め、セントラル・リーグは熾烈な優勝争いと３位争いの真っただ中です。
　
クライマックス・シリーズは、まず２位チームと３位チームが３回戦制（２勝で勝ち抜け）で対戦し、その勝者と１位チームの対戦は、１位チームが１勝のアドバンテージを持って６回戦制を戦い、４勝した方が日本シリーズに進出します。西武が優勝を決めたパシフィック・リーグは、６位まで結構なダンゴ状態で、クライマックス・シリーズの主旨にぴったりはまっていると思いますが、セントラル・リーグは結果によっては、また物議をかもしそうです。セ・リーグは、阪神・巨人が稀に見るデッドヒートで終盤に突入していますが、３位争いしている中日・広島ははるか離されて５割あたりをウロウロです。しかし、現在のルールでは、これだけ差を離されているチームでも日本シリーズ進出のチャンスがあるのです。現実には、２位チーム、１位チームを連続して撃破するのは考えづらいですが、可能性はゼロではありません。もし、そんな事態になったら、またルール変更の議論が起こるのは必至です。
　
誰もが納得するベストの方法などないでしょうが、もう少し良い方法を工夫できないんでしょうかね。管理人が尊敬する王さんは今シーズンで勇退しますが、後半はこのシリーズにずいぶん泣かされました。興行的には成功かもしれませんが、長いシーズンを１位で通過した球団が敗れたらファンは納得しませんよね。メジャーの場合は、だいぶ小刻みに分割されていますが、一応地区優勝の中にワイルドカードで進出した２位チームが１チーム混ざっているだけなので、形式的にはずいぶんと違うんですよね。いずれにしても、ファン本位での改革を期待します。