鎌倉市極楽寺に江ノ電の駅名となった東国花の寺百ヶ寺の鎌倉唯一の真言律宗寺院「霊鷲山極楽寺」はある。創建は約760年前の正元元年(1259)。鎌倉時代「忍性」が開基、「執権北条重時」が開山。本尊は釈迦如来。中世には子院49ヶ院を有する鎌倉有数の大寺院であった。現在は「本堂」のみだが、かつては「金堂」、「講堂」、「塔」などの数多くの伽藍を有していた。「極楽寺駅」を降り立ち直進すると橋があり左手に当寺の茅葺の「山門」が建ち前には数株のピンクのアジサイが旬の輝き放つように咲き迎えてくれる。山門を抜け石畳の参道を進むと正面に「本堂」、「太師堂」、「転法輪殿」、「忍性塔」、「五輪塔」が建ち並んでいる。「アジサイ」の本数はさほど多くないが「山門」前や境内は青色、白色、紫色、12単など10種類の「アジサイ」が旬の美しさで彩られている。(1906)











