相模原市南区新戸に建長寺末寺の曹洞宗寺院「萬年山長松禅寺」はある。足利氏満が開基となり室町時代に創建、本尊は薬師如来である。当寺には市最古重文財指定の足利氏満が書いた「寄進状」が保存されている。「山門」を抜けると正面に宝形造りの屋根を持つ「本堂」、左手「鐘楼」、その一角にはいろんな表情の羅漢像が幾体も置かれている。山門前に「おびんずるさん」と「六地蔵」が祀られている。江戸時代に当寺は「寺子屋」を開くなど教育の場であった。「山門」、「庫裡」の前は多くの樹木が植栽されており、今最も美しく境内・参道を彩っているのが「アジサイ」である。また庫裏の前に置かれた数個の蓮鉢では「ハス」がピンクの蕾を膨らませ今にも開花しそうであった。(1906)








