動画共有サイトの勝ち組YouTubeの紹介本。テレビや著作権管理団体との確執、YouTubeと提携・利用を選択するメディアの戦略等を論じています。
これだけコンテンツが増えると、自分の興味で検索してヒットする映像でなければ見ていられないというネットの現状からすると、検索機能の付いた動画共有サイトが人気沸騰するのは、当然のこと。テレビ局の都合で決められた時間にテレビ局が見せたいものにつきあっているほど暇じゃないし、今時のテレビの「情報番組」の信頼度なんてインターネットの有象無象の情報と大差ないことがわかってきましたし・・・。
ただ著者が指摘するように、日本のユーザーの投稿には窮地にある人や何らかのミステイクを犯した人をさらし者にしたり揶揄したりするようなコンテンツが少なくない(91頁)のは残念。マスコミが取りあげてくれない企業の不正の告発に利用された例(58~59頁)とか、そういう利用が増えるとすごくいいと思うんですが。
神田敏晶 ソフトバンク新書 2006年12月26日発行
これだけコンテンツが増えると、自分の興味で検索してヒットする映像でなければ見ていられないというネットの現状からすると、検索機能の付いた動画共有サイトが人気沸騰するのは、当然のこと。テレビ局の都合で決められた時間にテレビ局が見せたいものにつきあっているほど暇じゃないし、今時のテレビの「情報番組」の信頼度なんてインターネットの有象無象の情報と大差ないことがわかってきましたし・・・。
ただ著者が指摘するように、日本のユーザーの投稿には窮地にある人や何らかのミステイクを犯した人をさらし者にしたり揶揄したりするようなコンテンツが少なくない(91頁)のは残念。マスコミが取りあげてくれない企業の不正の告発に利用された例(58~59頁)とか、そういう利用が増えるとすごくいいと思うんですが。
神田敏晶 ソフトバンク新書 2006年12月26日発行