伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

2007-03-10 16:16:20 | 小説
 原付で暴走する不良少年の恋人を事故で失った女子中学生/高校生の傷心と立ち直りを描いた小説。
 不良少年って設定ですが暴力シーンも全くなく、ごく単純な恋愛小説として読めます。テーマもありがちで、周りの友人や家族にも恵まれた設定です。むしろ私だけが悲劇のヒロインという感じで落ち込み、友人の気遣いや親の気遣いも無視して心を閉ざす主人公に、まわりのことも見てみなよっていうのがポイントなんでしょう。親との関係も、文句いっているけど、自分は親の理解を得ようとしたのかも疑問ですし。主人公より母親の方がかわいそうって思ってしまうのは、私が親だからなんでしょうか。


Chaco 小学館 2006年11月20日発行
コメント
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