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伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

ひとりで抱え込まない仕事術

2007-03-31 15:28:41 | 実用書・ビジネス書
 仕事(プロジェクト)で他人に参加してもらうときの方法論についてのビジネス書。
 書かれていることは、具体的に何を助けてもらいたいか、役割分担、相手にかけてもらう労力等をはっきりさせる、仕事の目的と相手にとってのメリットをはっきりさせるというようなことで、人にお願いをするには、ある意味で当然のこと。でも実際の場面ではそういう目的意識を持っていないことが多いですからね。終わりをはっきりさせ、気持ちよく終わらせてまた一緒に仕事をしたいという気持ちを持ってもらう、これもなかなかできないんですよね。まあ、当たり前のことですが、改めて自覚しましょうという程度の本です。


原題:You Don’t Have to Do It Alone
リチャード・アクセルロッド他 訳:森口美由紀
ダイヤモンド社 2007年2月8日発行 (原書は2004年)
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九月の恋と出会うまで

2007-03-31 08:15:38 | 小説
 タイムマシン・パラドックス(タイムマシンで過去に遡って過去に干渉した場合未来自身が変わってしまい過去に干渉しなくなるはずというパラドックス)を小道具にしたSF仕立てのご近所恋愛小説。
 前半はご近所ものというかミニミニマンションものの軽めのタッチで話が進みますが、主人公がエアコン用の壁の穴から未来から話しかける声を聞くところからSFになっていきます。未来からの声の時点で十分荒唐無稽なわけですから、謎解きとかしてもしかたない感じですけど、作者はそれなりにこだわって最後に謎解きをしています。でもまあ、タイムマシンパラドックスの話とか、謎解きよりは、落ちつくべきところに落ちつく普通の恋愛小説って感じで読む話かなと思います。


松尾由美 新潮社 2007年2月20日発行
コメント (1)
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