元宮城県知事・現東京都知事候補のエッセイ集。雑誌に「新・言語学序説」のタイトルで連載していたものをまとめたそうですが、この時期に出されたら読むしかないですね。
選挙演説について、街頭演説は歌、個人演説会は散文、選挙カーからの訴えは標語(199頁)というのは言い得て妙。消防も弁明も最初の1分が大事でそれを誤ると燃え盛る火は消せなくなる(93頁)とか、ネーミングは施策の中身と何をやろうとしているかがが一目でわかることが大事(25~29頁)とか、なるほどと思います。一方でキャッチ・フレーズ、ワン・フレーズ・ポリティックスの怖さを指摘している(156~160頁、173~177頁)のもむべなるかな。両方あわせてじゃあどうするのとなったら難しいところですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
浅野史郎 講談社 2007年2月26日発行
選挙演説について、街頭演説は歌、個人演説会は散文、選挙カーからの訴えは標語(199頁)というのは言い得て妙。消防も弁明も最初の1分が大事でそれを誤ると燃え盛る火は消せなくなる(93頁)とか、ネーミングは施策の中身と何をやろうとしているかがが一目でわかることが大事(25~29頁)とか、なるほどと思います。一方でキャッチ・フレーズ、ワン・フレーズ・ポリティックスの怖さを指摘している(156~160頁、173~177頁)のもむべなるかな。両方あわせてじゃあどうするのとなったら難しいところですが・・・
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浅野史郎 講談社 2007年2月26日発行