日本人の苦手な、議論の仕方、小論文の書き方について、具体例を挙げながら解説した本。
真理に到達したり議論力をつけるには負けて屈辱を味わう必要がある、「負けることでしか新しく高い真理に到達できない。なぜなら、勝つだけなら自分がはじめから持っていた真理と出会うだけだからだ。新しい真理と出会うためには、積極的に負けねばならない。負けてはじめて、こういう考え方があったのか、とわかる。負けて感謝できる、それが議論の仲間だ」(95頁)う~ん、深いですね。
もっとも、この本、本論の議論の仕方そのものよりも、議論になっていない悪い例、統計等を悪用したごまかしの議論の例を具体例・実名入りで批判しているのが、おもしろい。そっちの方が読みどころかも
吉岡友治 講談社現代新書 2006年8月20日発行
真理に到達したり議論力をつけるには負けて屈辱を味わう必要がある、「負けることでしか新しく高い真理に到達できない。なぜなら、勝つだけなら自分がはじめから持っていた真理と出会うだけだからだ。新しい真理と出会うためには、積極的に負けねばならない。負けてはじめて、こういう考え方があったのか、とわかる。負けて感謝できる、それが議論の仲間だ」(95頁)う~ん、深いですね。
もっとも、この本、本論の議論の仕方そのものよりも、議論になっていない悪い例、統計等を悪用したごまかしの議論の例を具体例・実名入りで批判しているのが、おもしろい。そっちの方が読みどころかも
吉岡友治 講談社現代新書 2006年8月20日発行