伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

地球進化学

2007-05-26 08:08:23 | 自然科学・工学系
 大学の地質学の教科書。
 タイトルに惹かれて読んでみましたが、地球の変動の歴史について書かれているのは最初の数ページだけで、大半はひたすら普通の地質学。
 前書きには「高校の地学を履修していないものにも、地球進化学の基礎を学べる教科書をめざして編集された」とありますが、この種の学者さんが「入門書」と題して書いた本、特に分担執筆の本の大半がそうであるように、その趣旨が徹底されているとは到底思えないできで、素人が読み流すのはとても辛い。地質学の、特に岩石の分類に興味がある人なら楽しく読めるかもしれないですが、そうでなければ手を出さない方が無難でしょうね。地球物理学の大局的な説明部分では勉強になりましたけど。


指田勝男、久田健一郎、角替敏昭、八木勇治、小室光世、興野純編
古今書院 2007年4月10日発行
コメント
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