伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年から3年連続目標達成!

計算力

2021-10-16 22:08:10 | 実用書・ビジネス書
 日常生活で時々出てきそうな計算を暗算で速く行うための方法論を解説した本。
 加減乗除(足し算、引き算、かけ算、割り算)の他に、確率とか概算も入っているのが、使えるかもって、思わせます。
 いろいろ書かれているのですが、十和一等(10の位の和が10で1の位が同じという2つの数のかけ算:a+b=10のときの(10a+c)×(10b+c))、十等一和(10の位が同じで1の位の和が10の2つの数のかけ算:a+b=10のときの(10c+a)×(10c+b))が、言われてみれば、その条件なら必ず下2桁は1の位のかけ算になって、上側の桁は前者がab+c、後者がc(c+1)になって、暗算が簡単(こういうふうに記号で書くと直感的には簡単に見えないですが、数字であてはめると楽勝)ですが、なかなか気がつかないし、いつまで覚えていられるか…後者の応用で1の位が5の数の2乗は100の位以上が10の位(以上)の数とその次の数(つまり+1)のかけ算で下2桁は25になる(45の2乗は2025、55の2乗は3025、65の2乗は4225、75の2乗は5625、85の2乗は7225とか)というのはたぶん、頭に収まりましたが。
 円周率の概算に22/7を使えというのも概算で速く出すには実用的です。3.1415を掛けた結果を答えろと言われたときには使えませんけど。
 公約数を求めるときには2数の差の約数を考えろというのも、言われてみればそのとおりです。日常生活で公約数を求める必要に迫られる場面はあまりなさそうですが。


鍵本聡 PHP文庫 2021年8月23日発行
コメント
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