Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

横浜フィルハーモニー管弦楽団第69回定期演奏会

2013年04月29日 21時38分16秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 本日お昼過ぎにセキセイインコの雛に餌を与えてから、午前中にアップしたブログの予告どおりにMM地区に出かけた。実は25日松崎裕のモーツアルトホルン協奏曲全曲演奏会の時にチラシを手に入れていた、「横浜フィルハーモニー管弦楽団第69回定期演奏会」が一人1000円で、全席指定で当日券あり、とのことだったので「入場できたら御の字」のつもりでみなとみらいホールに行ってみた。ランドマークタワーからみなとみらいホールまで、かなりの人ごみが続いた。

 多少不安になりながらも13時半くらいについたのだが、さいわい切符は「好きな席は指定できないがまだある」とのことだったので迷いなくお任せで切符を購入。近くのコンビニでおにぎりとお茶を用意してから会場に入った。さて席はどこになったのかなと切符を確かめたら、舞台裏のP席。
 曲目が、交響詩「魔法使いの弟子」、交響詩「ローマの噴水」、公共組曲「シェエラザード」というように金管楽器が活躍する曲目ばかりなのであった。「この席では聞きづらいのに」と思ったが、もう購入済みだし、1000円で2時間以上が有意義に過ごせるのは贅沢と思い、そのまま席に着いた。
 舞台後方席で聞くオーケストラは初体験。しかしこれは面食らった。私は指揮者から見て右手の後方席だった。足元にトロンボーンとテューバ、トランペット。右手の舞台中央の後方から左奥が打楽器群となり、その前が木管群。ホルンが私から見て一番右手でバイオリンの後ろに位置している。
 私が戸惑ったのは三点ある。ひとつは私がオーケストラにかかわったり、就職後にオーケストラのCDを盛んに聴いていた頃は、指揮者から見て左手奥に金管のトランペットとその左にトロンボーン、トランペットとトロンボーンの前がフルートとオーボエとファゴット。ホルンは舞台の右手であった。その後ろに打楽器群だった。この配置にまずビックリした。最近は室内楽ばかり耳にしているので、この配置が最近のオーケストラだと納得するのに時間がかかった。
 戸惑いの二番目は、この後方席では楽器が演奏者の背中に隠れて見えないので、どの楽器がなっているかすぐに判然としない。しかも私が慣れ親しんだ楽器群と位置がまるで違うので、鳴っている楽器のほうに視線がすぐに向かない。ホルンが鳴っているのに目が自分から見て左のほうをさまよってしまう。
 戸惑いの三番目は、音が合成されて聞こえないのだ。弦と管楽器がまったく別々に鳴っているように聞こえる。オーケストラの醍醐味は楽器の掛け合いと同時に合成された音響の楽しみがある。それがかなわないのだ。聞いていて管楽器の奏者になったような気分となる。
 ということで、後方席で聞いているとオーケストラの細かい疵がどうしても耳についてしまう。その上、聞きなれた曲なので思い通りの音に聞こえないのはつらい。それで休憩を挟んだ後半は、後方席にもどらず、3階席に空席がいくつか見えたので、それを目当てに席を勝手に移動させてもらった。(ゴメンナサイ)。前方席で一番奥、舞台から一番遠くの席で「シェエラザード」を聞いた。結果として移動してとても良かった。
 まずオーケストラの音がキチンと合成されて聞こえる。さらに金管も弦楽器も過不足のない音量にそろって聞こえてくる。何よりも聞こえてくる音の方向を見ればそこに当の鳴っている楽器が視線の先に見える。いくら昔の配置とは違う楽器の並び方でも音が鳴ると同時にそちらに視線を動かすことが出来る。いくらかの配置に関する戸惑いはあってもすぐに慣れるものだということを体感した。
 そしてこのシェエラザード、なかなか良かった。特にバイオリンのソロが大変すばらしかった。また、木管のフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットのそれぞれのソロも良かった。さらに、木管と弦との掛け合いの部分の音のバランスもタイミングも感心した。
 プログラムの記述を読むと、アマチュアとしての苦労や思いが、オーケストラを経験したことのある私には十分伝わってきた。好感のもてるプログラムの作り方である。
 しかも一人1000円でオーケストラの音を2時間体験できるのは、とてもうれしい。プロにはない親近感もある。次回の第70回は12月8日(日)、ベートーベンの第9ということだが、聞く機会に恵まれるだろうか。

 みなとみらいホールで2時間余、充実した時間を過ごすことが出来たので、横浜美術館には寄らずにそのまま帰宅した。

 今朝8.5キロのジョギング中にちょっとふくろはぎが痛くなり、帰り道3キロほどは歩いた。明日の午後は天気はくずれるとのことなので、自重して足の回復を待つことにしたい。

連休3日目

2013年04月29日 10時33分31秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 連休3日目。昨日我が家にやってきたセキセイインコ、とりあえず最初の晩は無事に過ごした。小さな篭の中にトイレットペーパーの芯を入れたらその中に半身を入れて寝ていた。すっかりお気に入りのようだ。朝は寝坊のようで8時過ぎてもその芯から出てこない。やむを得ず芯を動かして起こした。朝の食事は勢いよく、貪欲に食べていた。食後は妻の手の中や懐の中でくつろぐように抱かれている。そうすると大きな糞をする。また突然羽ばたきを始める。くつろいでいる証左だとうれしいのだが‥。

 昨日は桜木町-MM地区-高島町と歩いた。人出がかなりあった。昼食のためベトナム料理の店に行ったが、そのビルのレストランは何処も店の外まで人の列。空いているところはなかった。やむなくビルを変えて、コーヒーの広い店構えのチェーン店で軽食に切り替えた。さいわい席は空いてはいたが、人が多くて店の中も落ち着かなかった。例年よりも近場で連休を過ごす家族連れやカップルが多いらしい。店の中での人の会話が騒々しくて、早々に出てきた。
 しかしランドマークタワーの近辺も人通りが多く、落ち着かない。そそくさとセキセイインコの購入を予約した店に行き、早めに雛を抱えて帰宅した。

 久しぶりに通りがかり人様のコメントが入り、安心しうれしかった。引き続きよろしくお願いします。

 これからジョギングに出かけ、午後からは好天に促されて再びMM地区へ出かける予定。横浜美術館も再訪してみたい。人出は減りはしないだろうが、どこか落ち着くところを探したい。