
本日読了した本は「怖い絵」(中野京子、角川文庫)。3冊のシリーズ内最初に出版されたもの。昨晩読み終わった「怖い絵 泣く女篇」は2冊目であった。
今回勉強になった作品は、ダヴィッド「マリー・アントワネット最後の肖像」、ブリューゲル「絞首台の上のかささぎ」、クノップフ「見捨てられた街」、ベーコン「ベラスケス<教皇インノケンティウス十世像>による習作」、ムンク「思春期」、ジョルジョーネ「老婆の肖像」、ルドン「キュクロプス」、グリューネヴァルト「イーゼンハイムの祭壇画」。
この内、ブリューゲル「絞首台の上のかささぎ」、クノップフ「見捨てられた街」はすでに若干の感想をこのブログに掲載した。
ベーコンとベラスケスの「教皇インノケンティウス十世像」の比較については、いつか触れたいと思う。政治家、政治というものに対する捉え方からさまざまな感想があると思う。私なりに整理したい課題でもある。
ジョルジョーネ「老婆の肖像」は、力の入った論だと感じた。女性ならではの視点だと思うが、とても惹かれた。

