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本日購入したのは、「遺言-対談と往復書簡」(志村ふくみ・石牟礼道子、ちくま文庫)。
内容は、2011年の東日本大震災の直後から始まった志村ふくみと石牟礼道子の往復書簡、二人による二回の対談、ならびに石牟礼道子の最後の作品となる新作能「沖宮」を収める。
私は志村ふくみは染色家であることしか知らない。テレビで2回ほどその染色にまつわる放送を見たことがあるだけである。エッセイでも賞をとるほど文章は優れているらしいが、私は未だ読んだことはない。
解説によると二人は長年交流があったと記されている。同時代の二人の交流については、わたしは無知であった。しかし読み始めたばかりではあるが、触発されるやり取りである。このような交友、羨ましくもある。
少し時間をかけてじっくりと味わいたい本だと直感して思わず購入した。発行は今年の9月10日となっており、刊行されたばかりである。
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