Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

読了「官能美術史」

2018年10月27日 23時47分33秒 | 読書
   

 先ほど読み終わったのは「官能美術史-ヌードが語る名画の謎」(池上英洋、ちくま学芸文庫)。本日は第5章、第6章を読んで全巻終了。前回第4章の「結婚のあるべき姿」と「結婚の実際」から、中世の結婚の実体について書かれた部分を引用した。
 題名や副題からかなり刺激的な内容ばかりを想像するが、それなりに読みごたえはある。作品の図版も多数あり、それだけを見れば煽情的ではある。読み方・観方はそれぞれ、おまかせするしかない。

 明日からは入院中に半分ほど読んで中断していた「セザンヌ物語」(吉田秀和)を再開予定。



久しぶりにビル風の中を歩いた

2018年10月27日 20時32分07秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 風は強く最大瞬間風速が15時過ぎに13.6メートルの南風となっている。長袖のポロシャツでは暑く感じた。みなとみらい地区ではビル風のせいか被っていた野球帽が飛ばされそうになり、手で帽子を押さえながら風の力を受けないよう俯いて歩いた。
 強風注意報は今解除になったというメールが届いた。

 講座が終り、横浜美術館まで歩いたところで風をよけるために美術館のショップで一時避難。駒井哲郎展の図録だけでも購入しようとしたが、定価を見て断念。2800円を持っていなかったことに気がついた。レジまで持参してお金がない、というような事にならずに済んだ。
 土曜日ということでランドマークタワーから横浜美術館にかけては子ども連れで大賑わい。ベビーカーを押す人も、二人連れも、学生も皆が風に煽られ右往左往していた。大道芸の演者もやりにくそうではあったが、さすがに人を惹きつける力はある。風の中、大勢の家族連れやカップルが楽しんでいた。

★秋夕焼け旅愁といはむには淡し      富安風生

強風注意報

2018年10月27日 14時34分16秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 朝から強い風が吹き荒れていた。強風・波浪注意報が出ている。先ほどまでは雷注意報も出ていたようだ。
 最大瞬間風速が12メートルで南南西の風。曇り空で気温は高い。もう22℃まであがっている。

 朝どうしても8時前に起きることが出来なかった。特に疲れたわけではなかったが、体が動かず、そのまま11時近くまで寝てしまった。寝たのが3時過ぎていたので、睡眠時間が足りなかったのかもしれない。それにしても少し寝過ぎである。寝る間際には強い風の音には気がつかなかった。

 本日はふたつの予定が重なっている。15時から11月の旅行について退職者会の打合せ、15時半からみなとみらいで講座。15時からの打合せは時間前に資料の手渡しなどを行い10分ほどで退席して講座へ。
 

くだもの、それぞれの秋

2018年10月27日 12時09分24秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 葡萄も梨もほぼ毎日食後に出てくる。朝食のときもあれば、夕食後の時もある。贅沢と云えば贅沢だが、このくらいの贅沢は許してもらおう。年金生活の食費の範囲の中である。
 子供のころに比べると葡萄も梨もずいぶん変わった。葡萄は大粒のものが主流となり、梨は大型でさらに甘くなった。果物から酸味が薄くなり、糖度がどんどん増えてきた。味わいは変っても秋を食していることに変わりはない。ひとつひとつに噛み締める秋がある。味は変っても秋という季節をそれぞれに噛み締めるのが果物である。一番季節を感じさせてくれる。

★葡萄食ふ一語一語の如くにて   中村草田男
★梨食べて森閑と夜の底にゐる   関 清子

雨が強くなった

2018年10月27日 02時25分09秒 | 天気と自然災害
 日付が変わった直後から雨が降り出し、時間当たり10ミリを超える雨の区域が私の住む地域を通過している。10ミリというとたいしたことはない雨であるが、音だけで判断すると時間当たり30ミリにも達するような雨の音に聞こえる。静かなせいで雨の音が強く感じるのだろうか。予報ではこの雨は明け方まで続くようだ。

 お風呂に浸かりながらこの雨の音をじっと聞いていた。風呂の中で雨の音を聞いているのは昔から好きである。特に秋の雨はいい。自分の肉体が雨のなかをその音のする範囲に広がっていくようだ。拡がっていく自分の肉体を冷たい雨が存分に満たしてくれる。乾いた喉に水が沁み込むように肉体に浸みこんでいく。

★秋雨の燈にあつまれる秋の雨        山口誓子
★三日降れば世を距(へだ)つなり秋の雨   水原秋桜子