Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

最大瞬間風速が16メートル超え

2018年10月06日 23時33分25秒 | 天気と自然災害
 風の音が次第に大きくなったと思っていたら、22時に瞬間最大風速16.4メートルとなっている。台風24号の風と雨による塩害で、団地の南側の樹木の葉がかなり枯れている。落葉樹の葉は秋に向かって紅葉-落葉の季節なのだが、今年は美しくはならないと思われる。そしてこの風で、前回はかろうじて折れなかった枝が、今回の風の程度でも折れてしまわないか、心配である。
 明日まで、心配しながら風の音を聞きながら一晩いろいろと考えさせられてしまう。果たして眠ることができるのだろうか。

 食事後、先ほどまで寝ていたが、また目が覚めてしまった。これよりお風呂に入って、もう一度寝ようと思う。

秋の蝶

2018年10月06日 22時14分49秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 夜になって横浜では風が強くなると同時に生暖かい南寄りの風となった。最大瞬間風速は19時で13メートルを記録している。明日は最高気温が30℃の予想となっている。
 風の被害が心配である。
 明日・明後日は予定はないが、本日だいぶ草臥れてしまったので、少なくとも明日は休養日とさせてもらう。体力よりも気疲れ、大勢の人の中に入った。これも寝ることで解消するしかない。

★我が影の伸びゆく先の秋の蝶    星野 椿
★秋蝶の土に触るるを怖れけり    島田なお子
★秋蝶の堕ちゆく草の深さかな    町田水子


 夏の蝶とは違って動きは少し衰えて見える秋の蝶。冬の蝶となるとかなり弱々しく、そして死と隣り合わせのようにも読まれるが、秋の蝶は冬の蝶に比べてまだ力は残っている。生の晩年の輝きは充実しているようにも見えることがある。
 第一句、秋の陽射しを受け夏よりも長い自分の影の先に、秋の蝶を配している。この蝶は作者の文身、老年を迎えたのであろうが、決して弱々しさは示していない。逆にこれまでの生の充実した姿を見ているように私には思える。句がのびのびしていることでそんな風に感じた。
 第二句と第三句、危うい飛翔を続ける秋の蝶、第一句とは違い、気息奄々としている。作者もまた体の不調に怖れを抱いているのであろうか。共に私はとても惹かれる句である。土までの距離、草の深さ、ともに永遠の距離があるともいえる。

人の集団の中で‥

2018年10月06日 19時07分14秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 久しぶりに大勢の人の集まりの中にまじって会話を幾人かとした。退職者会の先輩の「お別れの会」、立食パーティー形式で約150名。むろん献杯のビールは飲まず、のり巻きを4つほどと1杯の烏龍茶で1時間半くらいを過ごした。お酒を飲みたいという欲望は湧いてこなかった。
 参加した退職者会の幹事や見知った方と話をして、入院したいきさつや病気の説明をした。気心が知れた人たちとの歓談はとても楽しい。
 しかし横浜駅に戻ってきたら、だいぶ疲れていると感じた。喫茶店でコーヒーを飲みながらうつらうつらと寝てしまった。150人の人混みの中というのはずいぶんと疲れるものだということをあらためて実感した。入院する前は、そのようなことは特に気にもしていなかった。そのような人の集団の中に身を置くことがごく当たり前の生活であった。

 複数の方と同時並行で会話をすることに慣れるには時間はかかりそうだ。しかし優しい言葉をたくさんかけてもらい、嬉しかった。

 昨晩から感じていた頭痛は出かけているうちに、いつの間にか消えていた。
                   

数え方の「蘊蓄」

2018年10月06日 09時46分31秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 太陽が顔を出すのは午後かららしい。雲が空全体を覆っている。厚い雲ではないが、太陽のありかがわかるような薄曇りでもない。横浜市域のごく一部、町田市に近い北部で小雨が降っているらしい。本日は27℃の予想。半袖を再び着ている。かなり蒸し暑い予感がする。

 昨晩から少し頭痛がする。風邪でもひいたかと不安がある。ようやく外に出るのも苦痛ではなくなり、回復が目に見えているときにである。また家で静かにしていなくてはいけないのかと、不安になる。

 お昼前に、横浜駅までは妻とともに出かける予定にしている。昼食後、横浜駅からはまた一人で南区内の会場まで往復。横浜駅から自宅までは気分次第。できればコーヒータイムと書店を探索はしてみたい。

 昨晩、小さな蝶が一匹部屋の中に入り込み、飛び回っていた。何処から入って来たのかわからなかった。ベランダの戸を開けるとすんなりと外に出て行った。
 夕方になって蛾がやはり一匹、わずか1分ほど玄関から外に出た私の背中に止まったまま我が家に侵入、今の照明に張り付いて動かなくなってしまった。やむなく、ベランダの戸を開け、照明を消したら、こちらもさっとまだ明るい外に飛び出していった。

 ふと、蝶や蛾の数え方が気になった。一匹と記載したのだが、自信がなかったのでネット検索。その結果、「頭(とう)」というのが、正しいらしい。ただしこれは学術用語としての正しさである。西洋では動物園などで蝶の標本を揃えていたので、動物を数える「head」という表記で数えたのが、日本に翻訳された際にそのまま「頭」と訳されたという。
 ということは一般的な数え方としては「匹」の方が歴史は古いようである。学術用語的な用法としては「頭」、一般的な用法としては「匹」ということらしい。
 これがうさぎでは、うさぎを鳥に見立てて食用としていたこともあり、「羽(わ)」の用法の方が古い。「頭」が学術用語とすると、「羽」の方が「正しい」となる。

 最近は牛や馬などの大型の動物までも「匹」で済ましてしまう放送が多い。ほとんどが「匹」になってしまった。「羽」「頭」「匹」「蹄」「騎」「尾」「本」「枚」「条」等々煩わしいので統一してしまえ、ということなのだろう。
 一概にそれを否定しきれない。「蹄」「条」などはまず使うことはない。
 だが、私などは小学校の低学年から「羽」「頭」「匹」「蹄」「騎」「尾」「本」「枚」「条」をしつこく教わったこともあり、ちょっと気になってしまう。ただし教わったことをしっかり覚えてはおらず、間違ったり、失念したりしているものもたくさんある。偉そうに人の間違いを指摘するほどの知識は持ち合わせていない。さらに魚は生死、食べるときとそうでないときで、数え方も変わるらしい。とてもではないが、覚えているのは困難である。