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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

読了「尾崎放哉句集」(春陽堂版)

2018年10月07日 22時48分48秒 | 俳句・短歌・詩等関連
   

 「尾崎放哉句集」(春陽堂放哉文庫第一巻)を読了。岩波文庫本と比べると、初期の有季定型句はおさめられていないが、自由律以降の句はこちらの方がかなり多く収録している。1頁に3句という割り付け、しかも解説の伊丹三樹彦氏を書いているモノクロの写真がとてもいい。「写俳」の提唱者だけのことはある。そしてその写真は尾崎放哉の最後に住まった小豆島で撮影したものである。

 私にとっては、自由律の俳句の世界がよくわからないので、岩波のあの体裁では自由律の俳句の理解そのものが出来なかったと思う。こちらの方が写真の存在も含め、一頁に三句の方が気持ちにゆとりをもって読むことができた。感想はまとまらないので、本日はまだ書けない。

 だが、一句ごとでも理解できるものも当然あるが、いくつかの句を並べて、詩のようにして鑑賞するのが適したものもいくつかある。隣同士にかぎらず、任意の組み合わせで短歌もどきの一首が出来上がるものもあるように見えた。全部が全部ではないが、こういう感想を持つということは、俳句としては完成とはなっていないようにも思った。

 例えば
★今朝俄かに冬の山となり    放哉
★針の穴の青空に糸を通す    放哉

 この二句、それぞれに一句として味わうことも出来そうだが、二区を並べて短歌の一首としてもなかなかいい。このような組み合わせを探しながら句集を読むのは意外と面白い読み方だと思った。

 この文庫はすでに絶版になってしまっているようだ。できれば第2巻の随筆も新たに購入してみようと考えたのだが、手に入らない。古書店巡りで果たして手に入るだろうか。


かまきり・蟷螂

2018年10月07日 21時20分09秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 本日は一日寝て暮らした。真夏日の気温であったらしい。家に閉じこもっているとそのようなことがわからない。
 明日は過ごしやすい天気との予報である。外を出歩いてみようと思う。

 我が家の玄関横の壁に3日間ほど緑色の鮮やかなカマキリが張り付いていた。頭を下にして、3日間ほとんど動かなかった。5センチほど動いた形跡はあるが、頭を下にした姿勢は変わらず、平行移動しただけのようだった。そのカマキリは、後ろの一番大きな足が片方しかなかった。向かって右側の足がない。虫にしてみたら左の足である。これでは多分思った方向には飛んでいけない。どうやって飛ぶんだろうと、憐れんでみたもののどうすることもできず、そのまま放置していた。3日目の夕方、気がついたらその姿はなかった。
 台風の風を避けて階段室の扉の横に避難してきたのか、他の天敵に追われて足をとられながらもあの場所に避難したのか、想像ばかりしても本当のところはわからない。ただ、虫の世界も厳しいのだろうな、と推察するばかりであった。

 カマキリ・蟷螂は秋の季語。

★蟷螂の真青に垣の雨晴るゝ        内藤鳴雪
★蟷螂に怒号のなきを惜しむなり      中原道夫
★かまきりのたたみきれざる翅吹かる    加藤楸邨



年末までのスケジュール

2018年10月07日 16時10分36秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は昼までどうしても起きられなかった。昨日の疲れが残っていたとは思えないが、朝食後、再びベッドに倒れ込んでそのまま寝入ってしまった。
 お昼に起きてきたものの、頭がすっきりせずボーっとしていた。妻の買い物の要請にも返事もせず、あっという間に14時半になってしまった。なにか情けない気分になった。

 昨日にいろいろと日程の追加の話も出たり、我が家の照明の取り換えについて電気店と相談したりした。それらの日程をスケジュール帳に書き込んでみた。実際には出られない日程もあるが、取りあえず書き込んで、打ち出しをしてみた。これを全部対応していたら、体は壊れてしまいそう。11月末からは忘年会の季節。忘年会の誘いがすでに2件。一つは抜けられない会議と重なり、欠席。ひとつは参加したいが、翌日が抜けられない団地の会議、参加についてはまだ決断せずに返事をしていない。

 また、入院前の予定では、今月の21日から24日まで沖縄に出かける予定であった。退職者会の友人と、一昨年から沖縄の離島の戦跡巡りを企画していた。残念ながら今年のこの旅行については私は不参加とさせてもらった。レンタカーを借りて16人ほどで巡るので、毎回とても格安である。沖縄料理のおいしい店も楽しみであった。来年は是非参加したいものである。
 11月中旬には退職者会主催2泊の旅行の企画がある。こちらには参加する予定ではいるが果たして行けるか、若干不安もある。

 スケジュール帳を眺めながら、年末までの自分の体の管理について、いろいろと考えてみることができた。これからたくさんの予定が飛び込んでくる。こなし方が試される。