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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「図書11月号」(岩波書店)

2018年10月29日 23時22分25秒 | 読書
 出がけにポストに投函されていたのが岩波書店の「図書11月号」。往復の地下鉄の中で詠むために持って出かけた。いつものように覚書として。



・【表紙】どこにも行けない夢         司  修
「私は、入り口も出口もないわが家を何度も夢見ます。それで実際、非常用縄ハシゴを柱につるしている始末です。」

・蘇る『萬國新史』              小谷汪之
「『萬國新史』は、西欧列強の争覇戦を軸としながらも、その中でさまざまな現地勢力が独自の動きをしたことを重視している。ポーランド分割反対闘争の指導者コシチューシコや、エジプトをオスマン帝国から独立させ、「近代化」を追求したムハンマド・アリーに対する関心は、幕末維新期の対外的危機の克服と「近代化」を喫緊の課題とした明治知識人ならではである。‥」

・女の小説家として生きる       イルメラ・日地谷=キルシュネライト  瀬戸内寂聴
「イルメラ やっぱり女性は相変わらずもっと厳しく見られているわけですね。三六年前と現在とどっちが女性作家として仕事しやすいですか。
 瀬戸内 私は好きなように生きてきて、それは考えたことがないですね。
 イラメラ 例えば期待されることをどこかで感じますか。やっぱり読者とのやりとりもありますでしょ。
 瀬戸内 いえいえ。読者なんてどこでどんな人が読んでくれているか、全くわからないもの。書く自分一人ですよ。‥本にしてくれなくたって私は書いたとおもいますね。子どもの時から書くことが好きなのだから。‥ペンを握ったまま、原稿用紙の上にうつ伏して、死にたいですね。」

・家                 イリナ・グリゴレ
「映画「惑星ソラリス」の中で、主人公が家に戻ったかのようなシーンが最後にある。家のドアの前で自分の父親を抱いている。このノスタルジックなシーンは原作の本になかったし、タルコフスキー監督が作家と喧嘩もして、批判を浴びた。この映画を何回も見たが、なんでこの終わり方を選んだのか、やっとわかった。ソラリスに預けていた一番大切な記憶があの家だったのだ。遠い未来では、違う宇宙の者が人間の脳を絞ったら、きっと採取的に幼いころの家のイメージが出て来る。お互いに傷つけたり、戦争したり、他の動物を食べたりするが、人間はとてもデリケートな生き物だ。記憶という海のなかには必ず家という島がある。」


 2編は省略。残りは別の日に。

2か月ぶりに夜の出勤

2018年10月29日 21時40分45秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 久しぶりに夜の集会に出かけた。18時から20時過ぎまで。300人ほどの集会。私が事務局をする会議や打ち合わせではないこともあり、気分は楽であった。特に疲れたり、頭が混乱したりということはなく、無事最後まで聞くことが出来た。

 会場ではカメラマン役、といってもわが退職者会の会員のためのカメラマンなので、さらに気分は楽ちん。終了後、1分ほどの打合せですぐに帰ってきた。他のメンバーはいつものようにどこかに向ったようだ。不思議とうしろ髪をひかれるような気分にはならずに、帰ることが出来た。これが当たり前と云えば当たり前である。

 さっそく明日、本日の集会の記事と写真を退職者会ニュースに載せることになる。これで85%が埋まることになる。編集作業の終りが見えてきた。

夜のウォーキング再開

2018年10月29日 11時03分36秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨晩遅く、4000歩ほどのウォーキングを行った。約2カ月ぶりのウォーキングである。ウォーキングといっても入院前のような速足ではなく、汗をかかずにゆっくりと45分歩いた。バスが通らなくなった夜の尾根道、日曜日なので仕事帰りのサラリーマンや千鳥足の人もいないので、気分ものんびりとなった。
 歩いた結果は上々。ふらついたり、蹴躓いたり、息切れがしたりということはなく、ほっとした。帰宅したのが23時45分、日付がかわる真際になってしまった。今度歩くときはもう少し早めにした方がいいと思った。

 本日は18時からの集会に出てみることにした。退職者会ニュースの記事も少なめなので、取材に行かないと埋まらない。夜の会議、打合せ、集会は8月13日以来。お酒は飲んではいけないので、夕食をどこでつつましく摂るか、悩んでいる。