★朝の柿潮の如く朱が満ち来 加藤楸邨
★山柿や五六顆おもき枝の先 飯田蛇笏
果物には眼の無いわたしであるが、特に柿が好みである。それも柔らかいもの。硬い柿を好む人が多いようだが、私はどうしても柔らかいものがいい。こればかりは妻とは意見が合わない。妻に言わせると剥くときに面倒極まりないという。私はその面倒が食べる楽しみを倍加させるという。いつまでたっても平行線である。これを40年続けている。
あまり私が柔らかいものをリクエストするので、とうとうスプーンでないと食べられないような柿を買ってきたことがある。それを食べて私はさらに柔らかい柿が好きになった。
さらに干柿も好きである。これも妻とは意見が違う。
葡萄や梨など他の果物については意見は違わないのだが、柿ばかりはお互いに譲ることがない。
★山柿や五六顆おもき枝の先 飯田蛇笏
果物には眼の無いわたしであるが、特に柿が好みである。それも柔らかいもの。硬い柿を好む人が多いようだが、私はどうしても柔らかいものがいい。こればかりは妻とは意見が合わない。妻に言わせると剥くときに面倒極まりないという。私はその面倒が食べる楽しみを倍加させるという。いつまでたっても平行線である。これを40年続けている。
あまり私が柔らかいものをリクエストするので、とうとうスプーンでないと食べられないような柿を買ってきたことがある。それを食べて私はさらに柔らかい柿が好きになった。
さらに干柿も好きである。これも妻とは意見が違う。
葡萄や梨など他の果物については意見は違わないのだが、柿ばかりはお互いに譲ることがない。