Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

日盛り 2

2019年08月03日 23時41分02秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 夜は可なり涼く感じた。夕方帰宅時には西の空に三日月を見ながらのんびり歩き、夜には木星・アンタレス・土星を見ながらウォーキング。

★日盛のシャワー痩躯を荘厳す     石田波郷
★日ざかりや青杉こぞる山の峡     芥川龍之介
★たのもしく松風立つや日の盛     日野草城

 日盛りの句を探したが、いくつか追加。
 石田波郷は、結核の療養とは切り離せない俳人。日の盛りに身体を太陽にさらすことは決して良くないはずなのだが、あえて身を太陽光線にさらしている。生気をむさぼるように。しかし荘厳は仏の世界を飾ること。生死の狭間を行き来する思いを感じ取った。
 日盛りに松の風、具体的な体験はないのだが、とても懐かしい思いがある。思い出せずもどかしい思いをしている。


日盛り・冷房

2019年08月03日 20時55分28秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 横浜駅の地下街は多くの人が出ていた。買い物よりも涼みに来ているような雰囲気である。家の近くの美味しいコーヒーを淹れる喫茶店も満席であった。クーラーのシェアといったところである。わたしが家を出たのは14時半頃、横浜では一番暑かったのは13時過ぎの33.7℃であったが、ほとんど変わらない暑さだったと思う。
 家電量販店では、エアコンと扇風機の売り場が一番混雑していた。購入手続き、設置の説明などであわただしい雰囲気である。
 肝心のエアコンの値段は、9万円台はあまり機能が付いていなかった。クリーニング機能などがついていると設置費用込みで10~14万円。節電効果の高いものであると20万円台に跳ね上がる。候補としては11万円ほどのものと12万円ほどのものを選んだ。
 しかし購入は来週半ばあたりになる予定。値段などが手ごろなものは月末配送というものもあった。

 喫茶店も座る席がないので、喫茶店を併設している書店でごく安いコーヒーで一服して帰宅。

★冷房の大スーパーに恩師老ゆ       林 朋子
★佃煮の暗きを含み日のさかり       岡本 眸
★日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり      松瀬青々
★日盛や松脂匂ふ松林           芥川龍之介

 第1句、どこか身につまされる句である。恩師にかぎらず、職場の先輩だった方にクーラーの効いたスーパーという生活の匂いが濃い場所で会うと、ハッとする。しかも「老いたなぁ」と思わず口に出てしまう身なりでの遭遇。そんな時はなかなか声をかけられない。
 家族はどうしたのか、一人での生活なのか、あるいは孤独の思いで人混みにまじっているのか、生気があまり感じられないとさらに声をかけられない。翻って自分はどうみられているのだろうか、そんなことまで考え込んでしまう。

 第2句、私などが10代前半の頃の商店街の風景であろうか。アーケードなどなく午後も遅い、傾きかけた日が商店街を照らしている。店の中ではさまざまな商品が硝子ケースの中にあるが、つくだ煮も日に照らされて販売していた。
 あの黒や茶色にひかる色の微妙な差で、おなじ佃煮でも少しずつ味が違う。明るい日の盛りであるが、つくだ煮は暗く目立たずに、鈍く光を放つ。同じ日に照らされながら、つくだ煮以外は明るく輝く。不思議な世界でもある。

 第3句、第4句、ともに幻想の音と匂いであると思う。蝶の触れ合う音も、松脂の匂いも実際は認知していないと思う。しかし音が聞こえたり、匂ったりしたというのは、とても鋭敏な感覚である。とくに匂いを感知しない私にはとても不思議である。
 ともに日盛りならではの柔らかい音なり、そっと包み込むような匂いなのだろうと思う。

 


クーラーの買換えか

2019年08月03日 12時08分05秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 親の家のエアコンが冷房とならないので点検してもらった。室外機の取り換えが必要とのことで、修理代に7万円前後かかるとのこと。既に製造から10年の製品で修理代がかさむらしい。新規に購入しても9万円前後のようである。
 やむなく新規購入の方向で検討することにした。午後に家電量販店で値段の調査。入院中の本人と相談の上、決定する予定。
 お金がかかる時は一度にいろいろと発生する。なかなかつらいものがある。しかしクーラーなしではたまらない。退院は9月過ぎになるであろうが、それでも時々は必要である。

 なかなか慌ただしい。


久しぶりに生ビール

2019年08月03日 01時48分09秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 昨日は喫茶店での読書タイムを終えて、帰宅しようとしたら退職者会の先輩二人に遭遇。そのまま生ビールを飲みに行ってしまった。
 夕食を用意している妻には慌てて電話で「お許し」を得てから店に入った。そのまま生ビール2杯とハイボール1杯、軽いツマミを少々。実に久しぶりに楽しく飲んだ。

 帰宅後は夕食を摂って、そのままベッドで日付が変わるまで寝てしまった。目が覚めたとき、もう朝かとぼんやりしていたが、カーテン越しでも外が暗い。しばらくボーっとしているうちにようやく夜が明ける時間ではないことを自覚。リビングルームでは妻がテレビのニュースを見ていた。
 妻と会話しながら、昨日行った親のリハビリの病院の様子を思い出しながら伝えた。頭の切り替えにすくなくとも30分ほどかかってしまった。
 お酒を飲んで記憶をなくす寸前のようでもあり、じつに情けなかった。

 出がらしのうすいウーロン茶を先ほどからだいぶ飲んで、水分補給。お茶は利尿作用があるので、体内の水分の補給には、お茶ではなく水の方が良いらしい。だが、どうしても私はウーロン茶の味というか、刺激がないと喉を通らない。