喫茶店でも、家でも、お風呂でも短時間寝ることはよくある。だいたい10~15分位。特に現在目の治療中なので、目が疲れて一瞬寝てしまうことが喫茶店でもよくある。我が家のお風呂でも寝てしまう。読書に疲れて家のベッドで横になって寝てしまうこともある。
いづれのときも、目が覚めて今どこなのか5秒ほどは思い出せないで考え込む。風呂は38℃くらいのぬるい温度で、しかも足を完全には伸ばせない窮屈な浴槽なので、特に危険ではないが、10分ほどで体温よりも湯温が下がり目が覚める。その時に自分が何処にいるのか、目覚めとともに思い出せない。
50代までの頃とは違うと思うのは、目が覚めたときに今自分が何処にいるのか、何をしていたのか、それが目覚めとともに思い出せないことである。
毎日朝、目が覚めるときには、ちゃんと朝になって目が覚めたのだということがわかる。睡眠中に便所に行きたくなって起きるときも場所と状況は自覚している。これは徐々に便所に行きたくなっているので頭のどこかで準備をしているのであろう。
実はかかりつけの眼科で一年前に視野検査を実施したとき、検査を受けながらふと意識がなくなり寝てしまった。この結果視野の欠損が大きく広がり、医師を慌てさせてしまったことがある。そのときも自分が検査を受けている、という自覚が戻ったのが目覚めてから数秒してからであった。寝入った時間は15秒もなかったかもしれない。
それで目覚めてから自分の状態を自覚するまで5秒かかったとして、回復までの時間が寝入った時間に対して長すぎるように思えた。
寝入ったことよりもこちらの方が気になっている。
目が覚めても今自分がどういう状態にあるのか、理解するまでの時間が長いというのは年齢や老いと関係があるのだろうか。そしてその時間が長くなる傾向というのは一般的なことなのだろうか。
それとも年齢とは無関係なことなのだろうか。