明日は気温は20℃を超えるらしい。雨も東の海上に去る見込み。サクラはまだまだ蕾がたくさん残っているので、開花が進むと同時に、散るものも多くなりそう。ソメイヨシノも一気に明るく照るようになるかもしれない。
それにともない、花粉症の症状が多くの人を苦しめそうである。
COVID-19の陰に隠れたかのようにインフルエンザはほとんど患者が出なかったといわれる。外出自粛、あるいはマスク・うがい・3蜜回避が功を奏しているのか。それともCOVID-19に圧倒されて逼塞しているのだろうか。
COVID-19が抑え込まれたとき、果たして来年以降インフルエンザウィルスはどのような振る舞いをするのか、不安がふと私の頭を過った。
そんなことよりもまずは、ワクチンによるCOVID-19の抑え込みが国民にとっては最重要課題であろう。変異ウィルス対応のワクチン開発は、喫緊の課題であるが、まずは現在有効とされるワクチンの接種の率を上げるしか、対策はない。
日本ばかりが金にものを言わせて他国に優先させるわけにはいかないのも事実だが、一方で日本が遅れていることも事実である。しかも賛否は別として、オリンピック開催都市東京を抱える国である。当初の威勢のいいスケジュールとは裏腹に、その後のスケジュールは進展しないで止まったままである。
不安を構えたまま、第4波が来そうな様相である。
日本はCOVID-19に負けるのではなく、政治の劣化、経済の縮小によって「先進国」からまっしぐらに転げ落ちている。しかも人を大切にしない国として。ほとんどの国民はそれを感じていない、という悲劇の国ではないのか。自己認識の誤りが、常に破局への道である。