40分ほどの夜のウォーキング。雲が妙に白く空に浮かんでいた。
孤立しながら存在感を示している雲、周囲から何かを巻き込むように自己主張している雲‥さまざま。
雲というのは、見ていて飽きることがない。首が痛くなるほど眺めるのもまた楽しい。快晴の空はつまらないものである。
人はなにごとにも人の感情を投影しながらものを見てしまう。私もそれからは自由ではない。雲にまで人の性格を反映してみてしまう。
雲を見つけたのは、いつもの夜のウォーキングコースから30秒ほど離れた地点。高台になっていて北の方向の見晴らしがとてもいいところがある。川崎市中心部、大田区方向が遠望できる。昼も夜もなかなかいい景色である。
ただし夜は住宅地の中なので、あまり長く留まっていると怪しまれる。夜遅くまで開店しているドラッグストアを目当てに人が通るが、景色や月や星を見ていると胡散臭そうに見られてしまう。