いい映画です。こういう映画は見る方が気持ちをしゃんとして、少々余裕のある時に見たほうがいいと思えます。映像から何か、映画愛を感じるようなそんな素晴らしい映画です。
妻と子供を亡くした料理人と夫と死別後娘を連れて金沢に生き延びてきた女。そんな二人が料理を通じて心の交流を進めていく。そこには恋愛も、事業も、採算も、世の中の不景気も何もありませんが、本当の人間同士の交流があります。
この映画は金沢の . . . 本文を読む
ヤクザだって家族のことを一番思っているよ、という一筋のテーマが光り、哀しく、そしておかしくどこにでもいる男の日常をぐさりとさらけ出す。
このハナシって、就職先がヤクザでなければ全く平均サラリーマンに通じるハナシであります。会社では上司に叱咤され、部下から突き上げを食う。家に帰っても、妻、子供たちから足蹴にされ部屋の居場所もない。そんな、中間管理職の生きている生活そのものをつぶさに描いているかのよ . . . 本文を読む
導入部が新婚らしい夫婦喧嘩。やっと仲直りして次のカットは、と、、。夫の死後何回目かの偲ぶパーティ。この展開は切れていてうまい。通常のドラマであれば新婚の夫婦喧嘩をするまでで1本の映画と成すが、その後から始まるのがいい。うまい。
この出だしで今までの既成の映画ではございません、とぶち上げたわけだが、その後は、ではいかがか、、。
不思議なことに死後に夫から手紙が来るのである。僕らは闘病中の夫を映像 . . . 本文を読む