期待通りに面白い映画であった。特に1950年代、ドイツが復興に力を注いでいた時期はドイツの上層部ではナチスの残党がまだ勢いを持っていたということはあまり知られていない。この映画は一人の検事と彼らとの血みどろの闘いを描いたものである。
だから単純にサスペンス映画ごとくアイヒマンの追跡物語ではないのである。彼はドイツを頼りにできず、モサド(イスラエル諜報機関)経由でアイヒマンを追い詰めなければならな . . . 本文を読む
やはり短編の名手なんだろうなあ。医学を志す人たちが実際こんなものではないことを私たちは知りつつ、この本を読む。その醍醐味。やはり200ページぐらいでぐんと短い短編集だが、貴重である。そこには人生の儚さ、哀しさが前面に強く出る。長岡ってこうだったか?
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よく聞いてはいたが、初めてのテーブル席で酒を飲みながらの演劇である。このゴージャス感。やはりたまらない。そして目を向ければ、舞台は丸いテーブルにマティーニが並んでいる。客席と同じくバーである。
都会的な仕上がりの演劇である。ある夫婦と数年後の恋人二人。何故か女性が同一人物。そして男二人から「あなたは誰に殺されたの」と問われる、、。
会話が通常の日常語で話されるので親近感がある。何気ない普通の会 . . . 本文を読む
タッチがホン・サンス風と思ったのは僕だけ?
「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィク、イメージをそのまま引きずって、この映画に乗り込み。演技派イーサン・ホークとジュリアン・ムーアに割って入るも、力負けした感。あなたはそよ風なんだもんね。でもドロドロ感にはならなかったのはさすが。 . . . 本文を読む