甑岳
2006-09-24 | 風景
霧島連山の甑岳に登ってきました。
甑岳は標高1301.4m。霧島連山の中でもあまり登る人の少ない隠れた秘境といった
山である。
写真は池めぐりコースの白鳥山から眺めた甑岳で、手前は六観音御池。
このように、頂上付近がスパッと水平に切れた台形状をしている。
甑岳という名前は、昔、飯などを蒸すのに使用した甑という土器に形が似ている
ことから名づけられたものだろう。
不動池の近くの県道から池めぐりコースを六観音御池に向かって歩く。
途中から右に入る道があり、甑岳に向かう。しばらくはアカマツ林の平坦な道が続く。
やがて甑岳の麓に取り付き、ここから斜面を登るのだが、ほぼまっすぐに登るので
傾斜が相当きつい。
斜面を登る時間は30~40分程度と長くはないが、頂上に着くときは息が上がっていた。
頂上から火口を見下ろす。浅い皿状の火口で、一面の湿原になっている。
まわりの松の緑と色合いが異なっている。
中心部で光っているのは池である。この池をめざして歩く。
他の登山者は1~2組程度でひっそりしている。湿原といっても歩道は乾いており、
木橋がなくても歩ける。
池は水深10cm程度の浅い池である。池や湿地には水中植物が生えている。
水中動物もいることだろう。
近くにはヤマラッキョウなどの可憐な花が咲いている。
周囲はススキが揺れ、秋の気配が濃厚だ。
下界の様相と異なる天上の別世界といった趣がある。
コナン・ドイルの「失われた世界」という小説を思い出した(彼はホームズ全集
だけでなく、SF小説も何冊か書いている)。
南米のギアナ高地にあるテーブルマウンテンがモデルで、下界と隔絶して古代の
恐竜が生き残っているというストーリーである。
もちろんテーブルマウンテンのようなスケールはないが、急峻な山の上に別の
生物相を形成していることが似ていると感じた。
甑岳は標高1301.4m。霧島連山の中でもあまり登る人の少ない隠れた秘境といった
山である。
写真は池めぐりコースの白鳥山から眺めた甑岳で、手前は六観音御池。
このように、頂上付近がスパッと水平に切れた台形状をしている。
甑岳という名前は、昔、飯などを蒸すのに使用した甑という土器に形が似ている
ことから名づけられたものだろう。
不動池の近くの県道から池めぐりコースを六観音御池に向かって歩く。
途中から右に入る道があり、甑岳に向かう。しばらくはアカマツ林の平坦な道が続く。
やがて甑岳の麓に取り付き、ここから斜面を登るのだが、ほぼまっすぐに登るので
傾斜が相当きつい。
斜面を登る時間は30~40分程度と長くはないが、頂上に着くときは息が上がっていた。
頂上から火口を見下ろす。浅い皿状の火口で、一面の湿原になっている。
まわりの松の緑と色合いが異なっている。
中心部で光っているのは池である。この池をめざして歩く。
他の登山者は1~2組程度でひっそりしている。湿原といっても歩道は乾いており、
木橋がなくても歩ける。
池は水深10cm程度の浅い池である。池や湿地には水中植物が生えている。
水中動物もいることだろう。
近くにはヤマラッキョウなどの可憐な花が咲いている。
周囲はススキが揺れ、秋の気配が濃厚だ。
下界の様相と異なる天上の別世界といった趣がある。
コナン・ドイルの「失われた世界」という小説を思い出した(彼はホームズ全集
だけでなく、SF小説も何冊か書いている)。
南米のギアナ高地にあるテーブルマウンテンがモデルで、下界と隔絶して古代の
恐竜が生き残っているというストーリーである。
もちろんテーブルマウンテンのようなスケールはないが、急峻な山の上に別の
生物相を形成していることが似ていると感じた。