鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

キビナゴ

2006-09-16 | 食べ物
キビナゴのシーズンがやってきました。
キビナゴは、体長10cm足らずのニシン科の魚で、夏の終わりから秋がシーズンです。
九州以外でも捕れますが、郷土料理にしている点で鹿児島を代表する魚といっていいでしょう。

鹿児島では、種子島や甑島近海で漁が行われ、海のしずくとも呼ばれています。
種子島ではザコ(雑魚)と呼ばれて親しまれています。
値段も安く、生でよし、煮てよし、焼いてよしの大衆魚です。


食べ方はいろいろありますが、いくつか紹介します。
・刺身(頭、内臓、骨を取り、酢味噌やポン酢で食べる。皮のほうを上にして菊の
花のように丸く並べた刺身が、薩摩料理の店でよく出される)
・刺身のぬた和え(ぬたと刺身を和える)
・煮物(醤油味で煮付ける。生姜の千切りを加えるとよい)
・味噌汁の具として用いる。
・天ぷら(丸ごと天ぷらにし骨ごと食べる)
・天日干ししたものを、焼いてから骨ごと食べる。干しキビナゴは種子島の土産物屋で
売っている。

我が家ではキビナゴのナマス和えを作りました。


・刺身と同じように、頭、内臓、骨を取る。小さな魚なのでこれが面倒くさい。
・大根、にんじんのナマスを作る。酢はカボスを絞って天然の酢を作りました。
・ナマスと刺身を和える。
・カボスの皮を小さく刻んで上に散らす。

ナマスと和えることにより、生臭さがなくなりおいしく食べられます。

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