鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

三重野観音他

2020-05-03 | 史跡

鹿児島市五ヶ別府町の三重野(みしげの)観音を紹介します。

 

三重野集落内の案内板に従って行き、この階段を上がります。

 

階段を登っていきます。

 

正面にクスノキの巨木があり、根元の岩に洞穴があります。

 

クスノキの根元と洞穴。

薩摩藩では一向宗(浄土真宗)が禁じられており、山中の洞穴で仏像を拝んで念仏を唱えたところがあります。ここもその一つです。

 

洞穴は高さ2m、奥行き1.5mです。

 

洞穴内の岩に彫られた観音像。歯の神様としてお参りする人が多いそうです。

 

近くに、三条小鍛冶宗近遺跡の案内板があります。

 

ここを入ります。

 

三条小鍛冶宗近は、平安時代の京都の役人でしたが、979年、人を殺そうとして薩摩へ流され、刀匠橋口正国の弟子となってここに住み着きました。

ここは、泉があり、木炭を作る木も多く、刀鍛冶に適した地でした。今でも地中から鉄くずが出るそうです。

 

三条小鍛冶宗近遺跡の碑。宗近は、989年、赦されて京都へ戻り、刀匠として有名になりました。

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