垂水市軽砂にある切目王子神社のアコウを紹介します。
神社の前にあるアコウの全容。
斜めになったアコウです。
正面(鳥居)から見る。
階段より見る。
気根が支えになっています。
アコウの下から錦江湾を望む。写真ではわかりませんが、開聞岳が見えます。
下部。
神社側より見る。
上部。
社殿。ここには次の伝説があります。
ここ軽砂で生まれた美女大宮姫は朝廷に仕え、中大兄皇子の妾后姫(きさき)になりました。切目王子が生まれましたが、他氏族の妬みを買い、迫害の手が追ってきたので親子は軽砂に身を隠しました。
645年、中大兄皇子は中臣鎌足と一緒に曽我一族を滅ぼし、天智天皇となりました(大化の改新)。切目王子親子は再び朝廷に呼び戻されました。
隣の祠。
天智天皇が崩御すると、弟の大海人皇子は天智天皇の子大友皇子一族を滅ぼし、天武天皇となりました(壬申の乱)。天智天皇勢力の切目王子親子は再び軽砂に帰ってきました。親子の不運を悲しんだ村人が神社を建て、御霊を祭ってきました。