鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

大浪池登山

2007-03-21 | 風景
本日、大浪池登山に行ってきました。


登山口からしばらくは、石畳できれいに整備された登山道が続き、アカマツ、クロマツなどの林が広がる。


3月下旬だというのに、数日前の寒波で降った雪が登山道に残っていた。


ゆっくり歩いて40分くらいで、火口壁に取り付く。
ここから、大浪池と正面に韓国岳(1700m)が望める。
大浪池は、直径650m、湖面標高1239m、水深12mで、湖面の高さが日本一の火口湖である。
韓国岳は冠雪が残っていた。


登山道は右回りと左回りがあるが、右回りを選んだ。
火口壁の頂上で標高1412m。左は絶壁となって大浪池に落ちている。


頂上から眺めた美しい雪化粧の高千穂峰(1574m)。

頂上に行くまでの道にマンサクが咲き誇っていましたが、それは明日紹介します。
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桜島の噴火

2007-03-20 | 風景
明日から3月も下旬だというのに、桜島の山頂付近は薄く冠雪しています。
数日来の寒波で雪が積もったのです。
霧島も雪化粧だそうです。

今日、午後3時半ころ桜島が噴火しました。
その時、皇徳寺台を車で走っていたので、早速写真を撮りました。
噴煙の高さ2700mで、今年に入って5回目の噴火だそうです。
最近の桜島はおとなしく、鹿児島市に灰が降ることも少なくなっています。
この灰も大隅半島へ流れていきました。


手前は桜ヶ丘のシラス台地
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五ヶ別府の山桜

2007-03-19 | 巨樹・古木
鹿児島では山桜が咲き始めました。
今まで緑だった山肌が、そこだけぼおっと霞んだように明るくなって、存在を主張しています。
ソメイヨシノもいいですが、日本人の感性には山桜が一番合っているような気がします。国花だけのことはあります。

鹿児島市五ヶ別府の山桜を見に行ってきました。
皇徳寺台団地の南に山之田川が流れており、皇徳寺から少し上流に行くと集落があり、左の民家の庭にこの山桜があります。


樹齢約100年、樹高21m、幹回り2.3mの山桜です。
鹿児島市の保存樹に指定されています。

訪ねたのは昨日(3月18日)でしたが、ちょうど満開で、木の下では20人ほどが花見の宴をしている最中でした。
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ハマエンドウ

2007-03-18 | 植物
喜入町の砂浜にハマエンドウが咲いていました。
ハマエンドウは海岸に育つマメ科の植物で、浜のエンドウ(豌豆)というわけです。
2cm位のマメ科独特のかわいらしい花で、スイトピーを小さくしたような花です。
赤紫から青紫に変化しますが、これは青紫色をしていました。
春の陽光を浴びて浜辺に可憐に咲いています。

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鳴野原台地

2007-03-17 | 風景
昨日、川辺町の清水の湧水を紹介しましたが、その豊かな水はどこから供給されているのでしょうか。
湧水はシラスの崖下から湧いていますが、崖の上に登ると一面の平らな台地の上に出ます。
鳴野原台地です。


台地は、まるで造成したように平坦面で、茶畑、芝生畑などが広がっており、その周囲に山があります。
たくさん見える電柱は、茶畑の防霜用のファンです。

周囲の山やこの台地に降った雨が地下に浸透し、シラスの中を通って湧水地点に湧き出しているのです。
あれだけ大量の水が湧いているので、地下に、水の通りやすい水みちが湧水地点まで通じているものと思われます。
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清水の湧水

2007-03-16 | 水辺の風景
川辺町に清水(きよみず)の湧水があります。
日本名水百選に選ばれている湧水です。
3月14日に紹介した岩屋公園から万之瀬川を少し下ると清水小学校があり、その近くの崖の下にあります。


シラス台地の崖下から清冽で豊かな水が湧いています。
湧水箇所は、いたずら防止から壁と石垣で覆われていて見えませんが、石垣の下からこんこんと湧き出しています。
湧水量は日量6000tで、そのうち3000tが川辺町の上水道水源になっているそうです。


湧水個所の隣にある水元神社
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川辺の大クス

2007-03-15 | 巨樹・古木
川辺町の飯倉神社に大クスがあります。
川辺町の中心地(役場付近)から、県道霜出川辺線を南に行くと麓川がありますので、川を渡ってすぐ左に折れると左側にあります。


飯倉神社。大クスは入口の右側にあります。


大クスの全容。
樹齢約1200年、樹高25m、幹回り(地上1.3m)16mの大クスです。
鹿児島県では、蒲生の大クス、志布志市安楽の大クスに次いで3番目に大きなクスノキです。


大クスの根元。
落雷で幹が3つに裂け、一つは枯死したため2本の木のように見えます。
裂け目が多く、つっかい棒に支えられて痛々しい姿をしています。
中には6畳ほどの空洞があります。

鹿児島県指定文化財(天然記念物)に指定されています。
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清水岩屋公園

2007-03-14 | 風景
昨日紹介した、川辺町の清水(きよみず)磨崖仏のあるところは、岩屋公園になっています。
清流が流れる万之瀬川の右岸沿いにあり、磨崖仏郡に隣接しています。
芝生広場、自然の川を利用した流水プール、キャンプ場などの施設が整っており、1年中訪れる人が多いところです。
春は桜の名所となり、11月には磨崖仏祭りが開催されます。


池のほとりにある桜の屋形


2連水車


下流には2連アーチの石橋がかかっています。
これは数年前に作られた新しい石橋です。
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清水磨崖仏

2007-03-13 | 史跡
鹿児島県に磨崖仏はたくさんありますが、最も有名で規模が大きいものが、川辺町清水(きよみず)にある清水磨崖仏群です。


万之瀬川の右岸に、高さ20mの崖が延長400mに渡って続き、ここに200基の磨崖仏が彫られています。
崖はほぼ垂直で、岩は石橋と同じ材料の溶結凝灰岩です。

古くは平安時代末期から、鎌倉、室町、明治の各時代に彫られたものです。
他に例を見ない大規模なもので、歴史的にも仏教的にも価値の高いものです。
壇ノ浦の戦いで敗れた平家の落人が、先祖の霊をなぐさめるために刻んだと伝えられています。
鹿児島県指定文化財に指定されています。


線で彫った線刻が多いのが特徴です。

     
大五輪塔。
五輪塔は先祖の霊を供養するためのもので、これは日本一の大きさです。

周辺は岩屋公園として整備されています。
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ホトケノザ

2007-03-12 | 植物
今の時期、道端や田畑のあぜにホトケノザがたくさん咲いています。
赤紫の細長い花で、よく見ればなかなかきれいな花なのですが、繁殖力旺盛で畑に雑草として侵入してくるので嫌われる存在かもしれません。


漢字で、仏の座と書きますが、花の下にある葉が茎を包み込むようになっており、これを仏の蓮華座に見立てたものです。
春の七草にホトケノザがありますが、タビラコ(田平子)のことで、これとは別の種類です。
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