今、学校ではコロナ陽性で欠席する生徒は殆どいません。
それと同時に一時期に比べると、インフルエンザに感染して欠席する生徒も少なくなりました。
しかしながら、昨今の急激な気温変化により「体調不良」、「頭痛」を理由に欠席や遅刻をする生徒が多くなっています。
300人いると10人が欠席、加えて10人が遅刻という状況です。
さらに、明日、大学受験の日なので塾で指導を受けるので「欠席」。
インフルエンザの予防接種をするので「欠席」。
合格発表を家で確認したいので「休み」。
このように簡単に学校を休む傾向が以前にも増して強くなっているようです。
これは、はたして私の勤務校だけの現象なのでしょうか?
それとも、コロナを経験してきた世代の問題なのでしょうか?
調べてみたいと思っている私です。
これはあくまで仮説ですが、コロナ禍に長期に渡る自宅学習を経験した生徒たちは、抵抗なく学校を休むのかもしれません。
あるいはコロナを経験した生徒たちの一定数には病気に対しての抵抗力がコロナ以前と比べて弱い生徒がいるのかもしれません。
対人能力にも弱く、精神的、身体的耐性も弱いのです。
さらに、保護者も、子どもたちが、体調が優れないので休みたいと言えば、それに簡単に同意してくれることも多いようです。
加えて、かつてのように欠席する場合には朝の指定時間(例えば8時から8時10分)に学校に欠席の連絡をするシステムをとる学校も少なくなりました。
今では、ベネッセのクラッシーのようなシステムを利用しての「欠席連絡」。
それはクラウドを利用してメールを送るようなシステムです。
生徒の中には必ず悪知恵の効く生徒も存在しています。
保護者のIDとパスワードを盗み見て、親になりすまして欠席連絡を入れてくるのです。
あまりにも欠席が続く場合には、保護者の携帯電話に連絡をいれる私です。
体調不良にも関わらずに無理をしてまで登校する必要はもちろんありません。
私が心配しているのは、彼らが高校を卒業して大学に進学してからです。
少なくとも、大学では15回の授業で5回休んだら単位を出さないということをシラバスに明記している学校は多々あります。
大学進学後に欠席が多く、単位を落として留年してしまうのではないか、簡単に退学してしまうのではないかと心配している私なのです。
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