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『大学推薦入試の小論文と作文指導』

2022-11-22 07:07:07 | Weblog

今の時期は推薦入試の真最中です。

私の勤務する高校では、推薦入学試験希望者を全教員に割り振っての個別指導をしています。

私も今年度は2名の高3生の受験指導や相談を行ってきました。

D大学の学校推薦を受験するKさんへの指導もこの1ヶ月程実施。

具体的にはメールのやり取りで志望理由書の添削と面接による指導です。

試験当日行われる面接以外の「小論文」についてはわずか800字程度。

試験当日は言いたいことのキーワードをいくつか用意してそれを文章にすれば良いのではとの助言のみしてきました。

そんなKさんから、数日前に小論文についての相談がありました。

大学ホームページにある小論文を受けるにあたってのユーチューブ映像を見ると、経済学部の場合には小論文ではなく作文するようにと助言されていたとの悩みでした。

半信半疑で、私もホームページにある大手予備校講師による助言映像を見てみました。

確かに、経験を書きなさい、独自性を出しなさい、そして作文しなさいとの内容でした。

 

以下は、その大学の昨年度の経済学部推薦入試小論文問題です。

 

「世の中には同じ種類の商品でもさまざまなものがある。それらの商品は、それぞれ異なるプロセスを経て、すなわち異なる環境の下で多くの人の手によって製造され、流通し、店頭に並んでいる。こうしたプロセスに注目しつつ商品を購入するときに考慮すべき点とその理由を述べなさい。」

 

私の助言は2つです。

1つは「トレーサビリティー」を安心と責任を入れて文章を書いてみてはどうかということ。

もう1つは生産者も消費者もハッピー、ハッピーという話。

具体的には、今流行りの道の駅での野菜販売について。

曲がっていても、サイズが不揃いでも廃棄せずに、一袋に入れて格安で販売する方法。

野菜購入者は朝どれの新鮮な野菜を安く買えてハッピー。

農家は今まで廃棄していた野菜が、自分の希望価格で販売できてハッピー。

ウインウイン、ハッピーハッピーがキーワードですと助言した次第です。

私の助言が作文を作成するにあたっての指導となっているのか、どうかはわかりません。

問題点をあげて、具体的な事例をあげて、自らが考える解決策を提示することは小論文。

この過去問題の題材は小論文の方が書きやすいと思っています。

予備校講師が、学部によって小論文ではなく、作文とする方が良いとした理由がいまだに分からない私です。

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