芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

「缶」と"CAN"

2008-11-05 21:55:21 | Weblog
 前回のスタバ缶に書き忘れたことをまず本日の始めとしたい。
それは、スタバのコーヒー缶でどうしても見つけられないマークがあったことだ。
通常、飲料缶始め、缶詰めの缶にも製缶会社の会社のロゴが小さく入っている。
日本で一番大きなシェアをもつ東洋製罐のマークは○の中に"CAN"と入っている。
二番手のシェアをもつ大和製缶の場合は、朝日を象徴としたマークだ。
ちなみに東洋製罐と大和製缶の二社で日本国内の80%以上の缶を製造している。
今までどの缶でも見つけられたのにどうしてだろうかという疑問が今でも残っている。
 さて、本日は東洋製罐でのアルバイトの話を中心に話を展開してみたい。
学生時代のバイトであり、
今から25年以上昔の話なのでかなり機械化されているとは思うことを前置きしておきたい。
 私の仕事は、缶コーヒーが出来上がる過程で、
プルトップ付の丸いアルミの蓋をラインに流す仕事だった。
30センチ位の長さに整然と並べられてダンボール箱に入っているアルミ製の蓋。
それらの両端に小指を掛け、親指も目いっぱい広げる。
それは、まさにマージャンパイを並べるような仕事だ。
8時間も連続してマージャンパイを並べることを想像してみてください。
それは、辛い仕事だった。
しかも、工場の中は金属がぶつかり合う轟音で会話が出来ないほどの煩さの中。
 疲れたからといって、少しでも休むようなことがあると全体のラインの動きが止まってしまう。
 その仕事に主に従事していたのはパートのおばさんたち。
 今も同様の仕事をパートや派遣従業員の人たちが行なっているのではないかと思います。
ベルトコンベアー式の流れ作業を中心としている工場は一度動かすと、
ずっと動かしていないと効率がわるい。
そのために、特に地方に点在している大企業の工場は24時間稼動している。
 24時間稼動している工場で勤務している労働者は一般的に3交代での勤務となっている。
 つまり8時間×3回転だ。
 一日の労働時間が8時間というのは、いったいどの様な根拠からそのように決まったのだろう?
 4回転で一日6時間労働も考えられそうな気もする。
 渡辺先生に紹介していただいたポール・ラファルグの「怠ける権利」を読んでみた。
 「働かざる者食うべからず」に同意するかどうかと問われるとそれに賛成してしまうが、
日本の産業が登り坂の時にひっきりなしに唱えられた言葉の背後にあったのは産業中心のイデオロギーであったのかもしれない。
 仮に日本で働いている労働者の総労働時間を大幅に減少させたら、
それはそれで世の中がうまく回るのかもしれない。
 居住地区を中心とする地域社会の活性化はシャッター銀座の復興だけではない。
 アメリカのカリフォルニアのサンラファエルという町で木曜の夜に行なわれるファーマーズマーケット。
 地域の農家の皆さんと住民との交流。
 オーストラリアのメルボルンへの留学生が口ぐちに語った、
 学校から帰った後の時間の長さと家族で過ごす地域。
 様々なことが結びついているような気がする。

 

 
 
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