芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

スターバックスコーヒー缶

2008-10-29 21:43:07 | Weblog
オーストラリアのメルボルンに今年の夏に行った時に気づいたことの一つは
スターバックスコーヒー店の増加だ。
地元のカフェ“Gloria Jeans Coffees”が町のあちらこちらにあったが、
それと対抗するようにマクドナルドとスタバが増えている。
1990年代初頭にビックマックインデックスという用語が頻繁に使用された。
貨幣価値を比べるのにビックマックの値段を比較することで、
その国の貨幣価値がわかるというものだ。
今やスタバインデックスが成り立ちそうな勢いで世界中に展開されている。
オーストラリアのスタバの価格は間違いなく日本よりも高かった。
これも昨今の国力のあらわれであろうか。
さて、今から7~8年位前にアメリカに行った時に、
○○ジョーンズという庶民的なスーパーマーケットで
スターバックスの瓶入りコーヒーを購入したことがある。
それは、日本の銭湯で売られているようなコーヒー牛乳と同じような瓶に入った、
甘ったるいコーヒー飲料だった。
味はともかく、
日本でもコンビニでこのようなスタバのコーヒーを販売すれば絶対に当たるとかねてより思っていたが、
10月中旬からコンビニ限定でスタバのエスプレッソが販売されている。
コーヒーの香りや後味もよく、
値段も170円程度とチョットだけ高級感をだしていて消費者の心を揺さぶる微妙な設定だ。
本を購入した際には、必ず奥付から読み始める私。
(ちなみに奥付とは、作者、著者について、出版社、出版年などだ。)
このスタバの缶コーヒーも購入して、
じっくり表面に印刷されている文字も読んでみた。
私にとっての驚きはその文言の多さとその内容だ。

「サントリーフーズ」・・・東京にある販売元
「丸善食品工業」・・長野県にある製造元
「国産」
「スチール」
「090705」・・・カン底に表記された賞味期限?

ここからが始まりだ!
「タブをおこす⇒ タブをもどす←」・・・上蓋のプルトップに表記
「よく振ってお飲み下さい」
「飲んだあとはリサイクルへ」
「あき缶は投げすてないようにご協力ください」
コンビニの冷蔵ケースに並ぶ缶コーヒー。
スタバコーヒー缶の缶の半分はスタバのマークだけであることを勘案すると
その裏面の文字の多さは想像がつくのではないだろうか。

これはクレーム社会における企業責任の転嫁、企業防衛。
そして消費者への注意のお仕着せはまさに過干渉である。

コーヒーを飲みながらふと駅舎の放送を思い出した。
「まもなく、電車がまいります。白線まで下がってお待ちください。」
⇒(私の心の言葉)私は白線の内側にいます!!
「無理な駆け込み乗車はお止めください。」
⇒(私の心の言葉)私は余裕をもって乗車しています!!
  駆け込んだのはあの赤いシャツを着た眼鏡をかけた中年男性だ!
  車内放送ではピンポイントで注意してくれ。3両目の赤シャツのあなたです。

誓いの言葉。
・「缶コーヒーを飲む前には必ず振ることを約束します。」
・「けっして空き缶は投げすてません。」
過剰な注意書きや放送は善良な市民のストレスを増長させるだけだと思います。
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